ウエディングケーキが三段あるのはなぜ? その由来と歴史とは
2025/03/27 更新
結婚式の象徴ともいえるウエディングケーキ。その中でも、華やかで美しい三段のウエディングケーキには、実は深い歴史と意味が込められています。今回は、ウエディングケーキが三段である理由や、現代で人気のウエディングケーキの種類や演出についてご紹介します。
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ウエディングケーキが三段になった理由

その後、イギリスのヴィクトリア女王の結婚式で三段重ねのケーキが登場。これが、現代の三段スタイルにつながったウエディングケーキの始まりとされています。
日本では、西洋文化が普及した昭和初期にウエディングケーキが登場。有名人などが豪華なウエディングケーキを取り入れるようになったことから、一般的にも三段のウエディングケーキが広まるきっかけとなりました。
一段ずつに込められた意味
三段のウエディングケーキには、それぞれ異なる意味が込められています。・一段目…結婚式に参列したゲスト全員と食べる
・二段目…欠席したゲストに配るため
・三段目…これから生まれてくる子どもや結婚記念日など特別な日に食べる
18世紀のイギリスではシュガーケーキといって、ドライフルーツの入ったケーキを砂糖、ゼラチン、水飴を使用して作られたシュガーペーストでコーティングするケーキが主流でした。二段目や三段目に込められた意味は、長期保存できるシュガーケーキならではの習わしといえそうです。
現代の結婚式でウエディングケーキの種類

フレッシュケーキ
スポンジケーキをベースに、生クリームやフルーツを使った軽やかで爽やかなケーキ。季節の果物を使ったデコレーションのほか、ふたりの結婚式のテーマにあわせてアレンジできるのがポイント。イミテーションケーキ
ケーキの一部だけが本物で、残りは作り物でできたケーキ。見た目は本物そっくりで、ケーキ入刀できる部分だけ本物が使われることが多いタイプです。段を重ねた高さのあるケーキのほか、繊細なデザインを取り入れられるのが特徴です。クロカンブッシュ
フランス発祥の伝統的なケーキで、シュークリームを円錐状に積み上げ、キャラメルやチョコレートでコーティングしたもの。シューはフランス語でキャベツを意味するそうで、ヨーロッパには“キャベツ畑から赤ちゃんが生まれる”という言い伝えがあり、ふたりの子孫繁栄と幸せを願い高く積み上げたのがはじまりだといわれています。ウエディングケーキを使った演出アイデア

ケーキ入刀
新郎新婦が一緒にウエディングケーキにナイフを入れる、結婚式の定番演出。初めての共同作業ともいわれ「これからの人生をともに歩む」という誓いが込められ、ゲストの祝福を受けながら華やかに行われます。写真映えも抜群で、幸せな雰囲気を盛り上げます。ファーストバイト
ケーキ入刀の後、新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合う演出。新郎から新婦へは“一生食べるものに困らせない”、新婦から新郎へは“おいしいご飯を作ります”という意味が込められています。サンクスバイト
それぞれの親やお世話になった人へ、感謝を表現するため新郎新婦がケーキを食べさせる演出です。「今までありがとう、これからもよろしくお願いします」の気持ちを込めて行われ、感動的なひとときになります。ラストバイト
新郎新婦が親から最後のひと口を食べさせてもらう演出。「これが最後のひと口、ここからはふたりで人生を歩んでいく」という意味があり、親にとっては子育ての卒業を実感する瞬間でもあります。感動的なシーンに思わず、花嫁やゲストが涙を流してしまうことも。カラードリップケーキ
真っ白なケーキの上からカラフルなソースを新郎新婦がかける、おしゃれでトレンド感のある演出。チョコやフルーツーソースを流し、世界に一つだけのケーキを仕上げます。ゲストもワクワクできる楽しい演出です。ふたりもゲストも幸せになれるふたりらしいウエディングケーキを!

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