子どもが結婚したときに親が読むべき本11選+おまけ1選

おやくだち 結婚式準備

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「紹介したい人がいるの」

その日は突然やってきます。自分たちが結婚した経験があっても、子どもの結婚式となると話は別。結婚にあたっての親としての役割や、昔とは変わってしまった最新結婚式事情など、不安に思うことがあるのではないでしょうか。

そこで今回は、悩める親御さんのために、子どもが結婚したときに読むべき本をピックアップしてみました。



1.きちんと知っておきたい 本人・両親 結婚のしきたりとマナー新辞典/ひぐちまり(監修)

きちんと知っておきたい 本人・両親 結婚のしきたりとマナー新事典

きちんと知っておきたい 本人・両親 結婚のしきたりとマナー新事典

「わからないことが出てきたときに、さっと調べられるような本が欲しい」という方には、ひぐちまりさん監修の「結婚のしきたりとマナー新辞典」がオススメです。辞典というだけあって情報量が多く、目次からの索引もしやすくなっています。

親御さんだけでなく、結婚する本人たちも使える万能な本ですが、ページ右上に「本人」、「両親」と対象がきちんと示されているので、それぞれが必要な情報だけを得られるのも実用的な点の1つと言えそう。

そのほかにも、見開き1ページ1テーマ構成で、ほとんどがイラスト付きのフルカラーページというところも見やすいポイント。子どもの結婚が決まったら、真っ先に買っておきたいお守りのような1冊です。



2.親が読む、子どもの結婚の本/岩下宜子(監修)

親が読む、子どもの結婚の本―これ一冊で、子どもの結婚の進め方が全部わかる!

親が読む、子どもの結婚の本―これ一冊で、子どもの結婚の進め方が全部わかる!

「結婚する子どもの気持ちにできるだけ寄り添いたい」と願う方は、「親が読む、子どもの結婚の本」を読まれると良いでしょう。

2015年5月と、今年発行されたばかりのこの本は、「結婚の今昔」や「子どもの気持ちを受け入れて話しやすい雰囲気作りをするにはどうしたら良いか」といった、親子間での感覚のギャップを埋めることに重きを置いています。

マナーや服装などの知識もしっかりと書かれていますが、「同居の場合の付き合い方は?」、「別れたいと言ったら?」など、結婚式が終わった後に出てくる悩みまでカバーしてくれているところもうれしいですよね。ちなみに、監修している岩下宣子さんは、自身も子どもの結婚を経験している、いわば人生の先輩。不安を抱えている親御さんの気持ちにぴったりと寄り添ってくれる、頼りがいのある本だと言えそうです。


3.子どもが結婚を決めたら親が読む本/清水勝美(監修)

子どもが結婚を決めたら親が読む本

子どもが結婚を決めたら親が読む本

「活字を読むのは苦手」という方は、「子どもが結婚を決めたら親が読む本」が最適だと思います。子どもの意見やお付き合いポイントのほか、親のトーク技、お財布ポイントなどのコーナーがあるので、押さえるべき点がわかりやすく、子どもの結婚式に関する知識を要領良く学ぶことができます。

また、両家で話し合うことチェックポイントなど、至るところにチェック表があるので抜け漏れなく、効率的に全体を網羅することができます。

そのほか、「披露宴の進行と親の役割」が順序立ててイラストで示されているところも、文章を読むのが苦手という方にはありがたいですよね。また、「親のリアルな悩み相談」のページもあり、色々なパターンの質問に対して、回答が2パターンずつ用意されているなど、親身な内容になっています。


4.子どもの結婚 親の役割がすべてわかる本/ひぐちまり

子どもの結婚親の役割がすべてわかる本

子どもの結婚親の役割がすべてわかる本

「子どもの結婚に関する手続きに関しても、しっかり把握しておきたい」という親御さんは「子どもの結婚 親の役割がすべてわかる本」を読まれると良いでしょう。

同じ系統の本だと、マナーや心構えといった内容のものが多い中で、法律や手続きに関しても、わかりやすく整理されて書かれています。

また、海外挙式の実施状況や、二次会の実施状況などがデータで書かれているため、結婚式のトレンドを知りたい方にもオススメ。要所要所に「ここで差がつく親力」と題したコーナーがあり、「ハネムーン土産はこんなものがいいですよ」というアドバイスをしてくれているなど、きめ細やかな配慮が行き届いています。親の責務を完璧に全うしたいという責任感の強い親御さんにぜひ読んでいただきたい本です。


5.最新版 子どもの結婚式 知っておくべき親の役割とあいさつ/清水勝美(監修)

最新版 子どもの結婚式 知っておくべき 親の役割とあいさつ (学研実用BEST―暮らしのきほんBOOKS)

最新版 子どもの結婚式 知っておくべき 親の役割とあいさつ (学研実用BEST―暮らしのきほんBOOKS)

「最低限のことをまんべんなく知りたい」という親御さんには、「最新版 子どもの結婚式知っておくべき親の役割とあいさつ」が良いかと思います。薄く、持ち運びにも便利なサイズ感ですが、スケジュールや各段階での親としての関わり方など、要点はきちんと押さえられているので安心です。

また、マナーや服装など、結婚式にまつわる全てのことを網羅している本には珍しく、あいさつ文例がかなり豊富。「あいさつ本を買うほどではないけれど、スピーチを一から作るのはちょっと自信が無い......」という方は重宝することでしょう。

本自体の作りに関しても工夫が見られ、特殊製本によって通常の本よりも開きやすくなっているので、実用性もバッチリ。特に節約するようなところでもないですが、価格も1000円と、手に取りやすくなっているところもうれしいポイントですね。


6.話し方・マナー・演出のコツがわかる 結婚式 親の役割とあいさつ/高橋書店編集部

話し方・マナー・演出のコツがわかる 結婚式 親の役割とあいさつ (話し方・マナー・演出のコツがわかるシリーズ)

話し方・マナー・演出のコツがわかる 結婚式 親の役割とあいさつ (話し方・マナー・演出のコツがわかるシリーズ)

「できるだけ文字を読まずに、最低限の知識を身に付けたい」という方には、とにかくわかりやすい「結婚式 親の役割とあいさつ」をオススメします。

先の「子どもの結婚式知っておくべき親の役割とあいさつ」に内容が似ていますが、情報量がやや減るものの、文字が大きくて図が多いなど、見やすい印象がありました。また、各セクションの右側のページ右上には「準備」、「当日」、「あいさつ」と項目が書かれているので、使いやすいかと思います。

白い表紙や帯の紙の質感に高級感が感じられ、水引のモチーフも縁起が良さそうな印象。式当日まで、何度も手にとるものなので、似たような内容であれば、気に入った装丁で選んでしまうというのも1つの手かもしれませんね。


7.きちんと伝える 結婚披露宴 両親・親族・本人のあいさつ/紫倉轍

きちんと伝える 結婚披露宴 両親・親族・本人のあいさつ

きちんと伝える 結婚披露宴 両親・親族・本人のあいさつ

「あいさつを自分で考えるのは、どうも自信がない」という方には、「きちんと伝える 結婚披露宴 両親・親族・本人のあいさつ」がオススメです。

実例が豊富で、新郎父が読む場合、新婦母が読む場合、新婦が再婚で子がある場合、当初、結婚に反対していた場合など、用意されたパターンもかなりバラエティに富んでいます。自分の置かれた状況にピッタリくるものが見つかるため、ほとんど内容を変えることなく、あいさつの定型文をそのまま使えてしまうというのが、この本最大の強み。

もちろん、応用できる表現、まとめ方のポイントなども解説してくれているので、「テンプレートをそのまま使うのはちょっと......」という方でも安心して使えます。両親の挨拶に比べるとかなりボリュームは少ないですが、親族、本人のあいさつも載っているところもうれしいポイントですね。


8.感謝と慶びを伝える両親・親族のあいさつ/岩下宣子(監修)

両親・親族のあいさつ―感謝と慶びを伝える

両親・親族のあいさつ―感謝と慶びを伝える

「テンプレを使うのは気が引けるけれど、自分でゼロからあいさつを考えるのは不安だ」という方には、「感謝と慶びを伝える両親・親族のあいさつ」というあいさつ本が良いかと思います。

他のあいさつ本と比べて実例は少ないのですが、その分、「祝辞・余興へのお礼の文例集」、「親としての心情の文例集」など、文例集のボリュームがあり、パターンも多いのが特徴。文例集に載っている「パーツ」を組み合わせて、自分の言いたいことに限りなく近い文章を簡単に作ることができます。

出来合いの文章をそのまま使うわけではないので、「手をかけてあげられた」という満足感も得られること必至。あいさつの他、披露宴の流れやマナーなども若干掲載されているので、当日会場に持ち込んで、直前に参照するにも良さそうです。


9.心に残る両親・親族・本人披露宴のあいさつ/立山章雄

心に残る両親・親族・本人 披露宴のあいさつ

心に残る両親・親族・本人 披露宴のあいさつ

「自分の力でゼロからスピーチを考えたい」という方には、「心に残る両親・親族・本人披露宴のあいさつ」にチャレンジしてほしいと思います。「あいさつの基本とマナー」、「両親のあいさつ基本編」、「両親のあいさつ応用編」とスモールステップで学んで行ける構成なので、付け焼刃ではないスピーチの組み立て方が身につけられそうです。

ところどころの注釈やNG言葉、どんな内容が良いかという「本論のツボ」など、懇切丁寧に解説がなされている分、全てをものにするのはかなり骨が折れます。しかし、これをこなすことができれば披露宴でのあいさつはもちろん、他の席でのスピーチをも組み立てられる能力がつくこと必至です。

その他、「すぐに役立つシーン別あいさつと便利な言葉」、「スピーチの極意」などのコーナーもあり、盛りだくさんな1冊。細かいアドバイスまで読みとげられる根性がある方にとっては、これ以上にない良書と言えるでしょう。


10.子どもの結婚 親の役割とあいさつ/岩下宣子(監修)

子どもの結婚 親の役割とあいさつ (Perfect Wedding)

子どもの結婚 親の役割とあいさつ (Perfect Wedding)

自分でスケジューリングを組むのが苦手な方にオススメなのが、「子どもの結婚 親の役割とあいさつ」。タイトルにあいさつと入っているので、いわゆる普通のあいさつ本かと思ってしまうのですが、この本のすごいところは、結婚式の前からのスケジュールをきっちり管理できるところにあります。

6カ月前からカウントダウンし、「180~150日前 子どもから結婚についての話を聞く」など、具体的な事項と、そのタイミングが示されており、余裕を持って準備をすることができます。また、チェックポイントも書かれているので、1つずつ確認をしていけば抜け漏れの心配もありません。

あいさつに重点を置きたい方は、別の本を買われた方が良いかもしれませんが、スケジュール管理ができるという利点だけを考えても、買っておいて損はない本だと思います。


11.新郎新婦 両親 結婚の今どき常識&マナー/粂美奈子(監修)

新郎新婦・両親 結婚の今どき常識&マナー

新郎新婦・両親 結婚の今どき常識&マナー

「最近の結婚式は昔と違うから......」と不安げになっている親御さんにオススメしたいのが、「新郎新婦 両親 結婚の今どき常識&マナー」。人気ランキングや、口コミなどが随所に散りばめられています。

2012年発行とはいえ、今どきの結婚の常識やマナーのほか、流行の結婚式スタイルなんかも知ることができるので、自分達のころと比べながら見るのも楽しいかもしれません。コラムでは、「なし婚派に人気のフォトウエディング」、「ゲストを飽きさせない席次表・プロフィール表」などのトレンド情報と合わせて、オススメの業者のURLが記してあるなど、実用的な一面も。

写真も豊富で、実際のイメージがつきやすくなるこの本。本人たちと一緒に結婚式をワクワクして待つ気持ちを共有できそうです。



【おまけ】100人の嫁入り道具

100人の嫁入り道具―ハッピーな結婚生活は、モノ選びから始まる!

100人の嫁入り道具―ハッピーな結婚生活は、モノ選びから始まる!

子どもが結婚したときに読む本として、マナーやあいさつの本をご紹介してきましたが、娘の人生の門出に何をあげたら良いかわからないという親御さんには、「100人の嫁入り道具」という本をオススメします。

インテリア、デザイン、料理、おしゃれ暮らしのプロが、今どきの嫁入り道具について、思い出話を照らし合わせながら紹介してくれている、この本。ビジュアルが綺麗なので、眺めているだけでも楽しいコンテンツに、思わず目を細めてしまうこと必至です。

「嫁入り道具」とは銘打っていますが、サーブルのカトラリーやプジョーのソルトアンドペッパーミルなど、2人の生活に使えるものも数多く紹介されているので、結婚される息子さんへのプレゼント選びにも役立ちそう。本を見て「どれがいい?」と聞きながら、結婚前の親子の時間を共にしてみるのも良いかもしれませんね。

以上、「子どもが結婚したときに親が読むべき本11選+おまけ1選」をお届けしました!

思い入れが強くなってしまうだけに気を揉むことも多い子どもの結婚式ですが、きちんと準備をすれば大丈夫。不安に寄り添ってくれる味方の本を携えて、結婚式までの親子、ひいては両家の2人3脚を無事完走し、最高の日を迎えてくださいね!





■子どもが結婚すると決まったら、心構えを。


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