人生の一大イベントといえば結婚式ですが、いかんせん「新婦が主役」とされるシーンが多いあまり、とくに男性陣は、準備に気合いが入らない方も多いイメージがあります。
そこで今回は、112名の男性マイナビニュース会員に、「結婚式の準備で新郎が面倒だと思っていること」を尋ねてみました。
まず、「結婚式準備がイヤだ、面倒だと思ったことがあるか」を聞いてみたところ、
約30%の人が「ある」と回答しました。
正直もっといるかと思ったのですが、ムダに見栄を張ってしまった方もいるのかもしれませんね。なんて小さな男なのでしょうか。
続いて、「ある」と回答した方に、具体的にイヤだったものが何かを聞いてみました。すると、以下のような結果に!!!!!!
1位は「誰を招待するか決めること」(9名)。2位は「式場を決めること」(7名)。3位は同着で「席次を決めること」「新郎の挨拶を考えること」(以上5名)という結果に。
なぜその回答を選んだのでしょうか、詳細を聞いてみます。
1.誰を招待するか決めること
栄えある1位に輝いたのは、「誰を招待するか決めること」でした!
「上司は呼ばなきゃ後々やりづらいし、親戚もやたらと来るし、すると友だちとか誰呼べばいいんだよー......半端な数すぎて決められねーよこんなのー......」と嘆く新郎の姿が目に浮かびますが、具体的にはこんな声が挙がっていました。
「誰を呼ぶかは式場の人にお任せできないことなので。人数や新婦側の友人とのバランスなど、考えることがたくさんあって疲れた」(28歳/金融)
挙式準備のすべてを式場任せにしようとしても、新郎新婦の友人をプランナーが知ってるはずないですからね。むしろ知ってたらこわいです。
「今後のサラリーマン人生を考えて、誰に仲人を頼むかや、挨拶を誰に頼むかとかいろいろ悩まされた」(31歳/日用品)
会社勤めをしていると、気付けば社内政治に巻き込まれている可能性も......。それを嫌がってか「会社の上司は誰も呼ばない」と強く決意する新郎もたまに見かけます。
2.式場を決めること
新婦 「式場なんだけど、コレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレとコレだったらどれがいい? だいぶ絞られてきたでしょ??」
新郎 (死ぬ......)
新郎にとっては地獄絵図。新婦が持ってくる会場候補は、新郎の目にはすべて同じものに映っているようです。いっそ2択ぐらいまで絞ってあげたほうが、新郎も楽かもしれませんね。
ほかにもこんな意見が出ていました。
「親戚から見て便利な場所か、職場の友人から見て便利な場所かで悩んだ」(26歳/自動車)
会場の立地は確かに悩ましい選択肢。「装飾がキレイ」とか「食事がおいしい」といったわかりやすいポイントだけにとらわれず、できるだけ「みんなが納得できる場所」を選ぶことも、大事なおもてなしの要素のひとつかも。
「海外で挙式したが、予算に合うところを探すのが大変」(34歳/印刷)
海外の式場も数はたくさんありますが、今度は予算の壁が立ちはだかります。選択肢はありすぎても困りますが、まったくなさすぎるのもまた悩みの種ですね......。
3.席次を決めること
新婦「この子は高校の友人だけど、この子の隣だとぜったいケンカするんだよな......いや、でもこっちの席だとさすがにアウェイすぎるし......でもAちゃんとBちゃんの組み合わせだとナンパとかし始める可能性あるからなーえーどうしよー!」
新郎「......あみだくじでよくない......?」
「友人」と一言で言っても、さまざまなコミュニティの友人たちが一同に集まる結婚式では、席次ひとつをとってもなかなか決めるのが難しい。できるだけ多くの人が安心して披露宴を楽しめるように配慮したいものですね。
ほかにもこんな声が......。
「同じ会社で別々の支店に勤務しており、互いの支店長はライバル同士。席次一つで1ランク降格なんて、ざらにある話」(26歳/金融)
きっつい! 社内政治きっつい! こういうのがあるから結婚式に職場の人間を呼びたくないと考える新郎は多そうですね......。
「親が意見を出してまとまらなくなった」(25歳/出版)
会社だけでなく親戚間でも政治があるようです。なんだか苦労ばかり増えていく気がしますが、それでもこれらをうまくとりまとめて当日を迎えたとき、きっと幸せな日が来たと思えるはずなので、頑張って。
4.新郎の挨拶を考えること
新郎「無理、ぜんぜん足ふるえちゃってる......」
新婦「まだ本番まで3週間あるんですが」
人前で話すのが苦手な人にとって、新郎挨拶は苦行でしかないかもしれませんね......。筆者は以前結婚式に参列したら、新郎がマイクを持ってから喋りだすまでに2分かかるという放送事故のような出来事がありました。
5.BGMを選ぶこと
新婦「いい、イメージして? オープニングムービーが終わりました。会場は真っ暗です。そこにイントロが流れてきて、扉が開いて新郎新婦が入場でーす! はい、何の曲が浮かんだ?」
新郎「サライ」
新婦「よし、もう一回イメージしてみよう」
式場によっては披露宴の最初から最後まで、すべての音楽を自分たちで手配することもあります。また、すべてを選曲しなかったとしても、「ケーキカットや入場、退場の音楽だけでも......」と、新郎新婦の選曲センスを試されることも。
「音楽あまり聞かないし、何を選曲していいかよく分からなかったから」(29歳/家電)
という意見もやはりありました。前に参列した結婚式では失恋ソングがガンガン流れるという一風変わった結婚式もあったのですが、せめてゲストが不安にならないような式にしてほしいなと心から思います。
6.招待状を作成すること
新婦「はぁ...まさか招待状の文章考えるのに2日もかかるなんて......」
新郎「まあ決まってよかったよ。プリンタでの印刷も順調そうだし」
新婦「うん、そうだね...ってアレ? これ前後逆じゃない!? ちょっとやだ! 信じらんない! もう70枚くらい刷っちゃったんだけど!!!!!?」
自宅で印刷まですると費用はグッと安くなりますが、でも機械のトラブルやクオリティが下がる可能性があって、それはそれで困りもの。面倒だと思ったり、印刷に自信がない方は素直にお金を払って外注してもよいかもしれません。
7.余興する人を決めること
新郎「あのさ、余興をお願いしたいんだけど」
友人A「ごめんムリ」
新郎「余興をね......」
友人B「向いてない」
新郎「余興......」
友人C「ほかに言って」
人生で一度の大舞台で余興をするっていうのは非常に緊張するし、大変なことです。
準備にも時間がかかりますので、もしもお願いするのであれば、できるだけ早めに教えてあげてください。でないと「友人たちが一気飲みするだけ」といった、明らかに準備いらずの余興のオンパレードになる可能性があります。
8.食事のコースを決めること
新郎「安くてもわかんないよね......?」
プランナー「わかる人にはわかります。おもてなしの大事な部分ですから」
新郎「またまた......」
新婦「じゃあ一番高いやつでお願いします」
新郎「ファッ!?」
食事のコースにもさまざまな種類があります。ゲストには新郎新婦のおじいちゃんやおばあちゃんまで参列されるでしょうから、子どもからお年寄りまで楽しめる食事を提供したいところですね。
また、「親族のみで海外挙式をしたが、その国の郷土料理をメインにしたコースを頼んだら料理が得体の知れないものばかりでてきて困った。冒険せずに王道のフレンチを頼めばよかった」(34歳/商社)と言った意見もありました。「パクチーが苦手なのに、料理に全部パクチーが入っていた」とかの悲劇もありそうですよね......。
9.ムービー作成
新郎「ムービーは全部結婚式場に任せていいよね?」
新婦「え、いやいや全部オリジナルでしょ」
新郎「え、誰がつくるの?」
新婦「なんのためにパソコン持ってるの」
新郎「まじか」
ムー ビー作りは慣れていないとクオリティも大して上がらず、結果的に誰も喜べないかたちになる可能性もあります。会場が真っ暗になって、いよいよ始まる!ってときに画面中央にうす~く「SAMPLE」って表示されたまま2分のムービーを見ることになったときはさすがに泣きたくなりました。
また、「自分の過去を紹介するのが恥ずかしいから」というそもそも論な意見も。せっかくの結婚式なので、お互いの人生を振り返るいい機会だと思ってもらいたいものですね。
10.その他
「引き出物を選ぶとき」(26歳/アパレル)
引き出物も、数えきれない量の商品から一品を選ぶことになります。
「もう持ってるんじゃないかな......」「デザインが好き嫌いあるかも......」など、ゲストのことを想像しながら商品を選ぶのは、楽しくもあるけど面倒な面も多そうです。
「教会で説教を受けるとき」(28歳/商社)
きちんとした教会で結婚式をすると、挙式の前に牧師先生のカウンセリングを受けることがあります。このカウンセリングによって、当日はオリジナルのお祝いメッセージを贈ってもらえるのですが、男性にとってはカウンセリングの時間を退屈に感じる方もいるようです。いっそ牧師先生と飲み友達になる勢いで、どんどん絡んでいっちゃえばいいのかもしれませんね。
以上、結婚式の準備で新郎が面倒だと思っている10のことをお届けしました!
意外にも「前撮り」や「新婦の衣装決め」、「ウェルカムボード作成」は0票ということで、あまり面倒に感じていないこともわかりました。
これから結婚しようとしている女性の皆さん、今回の結果を参考に、旦那さんのモチベーションアップを図ってみてください!
それでは、すてきな結婚式を!
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