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NY発 ウェルカムドリンクの演出アイデア6選! ストローやボトルでクールにアレンジ

結婚式、披露宴、パーティでゲストへのおもてなしとして欠かせないのがウェルカムドリンクやカクテルタイムのドリンク。日本の披露宴ではシャンパンやワイン、ビールなどの飲物が主流ですが、ニューヨークでは、より工夫を凝らしたスタイリッシュなドリンク・プレゼンテーションが流行しています。そこには、花嫁や花婿の独自の美的感覚やクリエイティブなアイデアが結婚式で活かされ、遊び心もたっぷり。そこで、日本の披露宴でも取り入れられそうで、ゲストも思わず笑顔になってしまう「アウト・オブ・ボックス(常識破りで独創的)」なニューヨークで流行中のドリンクアイデアを紹介します。



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パーティのワイン・セレクションにピンクの「ロゼ」を取り入れて

あのアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットが、かつてフランスのワイナリーで結婚式を挙げ、ロゼで乾杯をしたことも契機となり“甘すぎて女性っぽいワイン”として敬遠されがちだったロゼのワインやシャンパンがジワジワと人気に。特にビーチやガーデンなどでの結婚式には、ロゼの華やかな色合いと軽めのテイストがぴったり。料理とも合わせやすいので、ウェルカムドリンクとしても、ウエディングのドリンクとしての地位を確実にしつつあります。

「白ワインの飲み心地をキープしながら、赤ワインの豊かなフレーバーをプラスしたロゼ。牡蠣、メロン、ハム、チーズなど、フードとのペアリングもしやすく、ロマンチックな食前酒として、結婚式のウェルカムドリンクにも最適です」と絶賛するのは、ウエディングパーティでもロゼのシャンパンやワインを取り入れているという、ニューヨークの『The NoMad Hotel(ザ・ノマド・ホテル)』のワイン・ディレクター、トーマス・パスツァック氏。彼によると、ロゼは爽やかで新鮮な味わいでありながら、ヴィンテージ風の味わいもあり、価格もお手頃。甘みを抑えた銘柄もあるため、料理との相性もバッチリ。結婚式のドリンクとしても今後さらに注目されるだろう、とのこと。

The Knotさん(@theknot)が投稿した写真 -




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また、結婚式のウェルカムドリンクや料理に合わせるドリンクに新郎新婦の出身地産のワインを取り入れて、アットホームな雰囲気を演出するケースも増えてきています。たとえば、ロゼの産地なら、フランス・プロヴァンス地方が有名。ところが、フランスに負けないほどの、ハイクオリティなロゼワインを造ることで知られているのが、ロングアイランド島に位置するワイナリー『CROTEAUX VINEYARDS(クロトー・ヴィンヤーズ)』

ニューヨーク郊外のロングアイランドといえば、セレブのリゾート地・ハンプトンが有名ですが、実はワイナリーも充実しているんです。特に『CROTEAUX VINEYARDS』はロゼワインのみを生産するという“こだわり”が人気を集め、敢えてここのリーズナブルなロゼを、結婚式でチョイスするロングアイランド出身の花嫁も数なくないとか。



ボトルもオシャレ!『CROTEAUX VINEYARDS(クロトー・ヴィンヤーズ)』のロゼ。

キュートなストロー使いで遊び心をくすぐって!


ピンクのストローにサンキューのメッセージで華やかさをプラス♪(画像提供:ALTAVISTA GARDEN(アルタビスタガーデン)/大宮駅)

華やかなストローを差すだけで、結婚式やパーティのカクテルやウェルカムドリンクもパッと映えるもの。ストライプや水玉など、カラフルなデザインならフォトジェニックなうえ、結婚式に来てくれたゲストも楽しい気分になれること間違いなし。アメリカン・スタイルのかわいいストロー使いテク、ウエディングでぜひ取り入れてみて!

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一方、“ストローは使い捨て”という概念を覆したのが、キラキラなクリスタルの飾りが特徴的な『straw envy(ストロー・エンビー)』のストロー。冷たい飲物はもちろん、温かい飲物にも使え、食器洗浄機もOK。BPA(人体への悪影響が指摘される化学物質)フリーで、もちろん何度も使えるエコフレンドリーなストローがMTVやリアリティTVなどで紹介され、ちょっとした話題になったのは最近のこと。専用ケースなども販売され、日本の“マイ箸”のような存在になりつつあり人気上昇中です。そんな『straw envy(ストロー・エンビー)』はウエディングにもピッタリ! 結婚式のウェルカムドリンク用に使った後は、プチギフトとしてゲストにそのままお持ち帰りしてもらう、というカップルも。世界的にプラスチック製のストローを見直す動きが出ている現在、環境にやさしいだけでなく、オシャレで実用的というのもうれしいかぎり。







テキーラのカクテル・マルガリータを『PATRON』のボトルでサーブ




ニューヨークにあるニューラテン・キュイジーヌのレストラン『El PATRON(エル・パトロン)』のオーナーであるレオナルド・ソラー氏が、フローズンマルガリータをサーブする際、縁に塩をつけたグラスではなく、『PATRON』(メキシコ産のテキーラ)のボトルに入れてサーブ。これが顧客に大ウケしたのが、“PATRONボトルブーム”の馴れ初めとか。

見た目もスマートでオシャレなので結婚式のウェルカムドリンクにもピッタリな『PATRON』のボトル。たとえば、フローズンマルガリータなら、ストロベリーやマンゴー、ザクロなど、使うフルーツを変えればよりカラフルに。コルクトップに穴を開けてストローをさせば、とってもオシャレに! パーティでのお料理もテキーラに合うものにすればよりGood。



ボトルのままゴクゴク……セレブ気分でクールに楽しむ

ナオミ・ワッツやクリッシー・テイゲンなどのハリウッドセレブが、レッド・カーペットでミニボトルから直接ゴクゴクと大胆にシャンパンを飲んでいるシーンをメディアで見かけた人もいるのでは? 「ボトルから直接飲む」というコンセプトを広めたのが、『モエ・エ・シャンドン』。

同銘柄が、「Toast for a Cause(チャリティ目的の乾杯)」をテーマにした慈善活動の一環として、ゴールデングローブ賞授賞式の場で、三角の飲み口をつけたミニボトルのシャンパンを提供したのがブームのはじまり。これをきっかけに、結婚式のウェルカムドリンクとして、シャンパンはもちろん、ビールやジュースなどクールなデザインのボトルに、メッセージ付きのタグをつけてドリンクのままサーブするというスタイルも登場。

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ドリンクの代わりにカラフルでナチュラルなアイスキャンディーを!

『People’s Pop(ピープルズ・ポップ)』 や『Pop Bar(ポップ・バー)』など、ニューヨークではカラフルで見た目がカワイイ、素材にこだわったナチュラル志向のアイスキャンディーショップが大人気。そんな、カラフルなアイスキャンディーを結婚式やパーティに取り入れるカップルも増えてきています。

フルーツやハーブ、お花などを入れたナチュラルなアイスキャンディーを、ヴィンテージ風のメタルバケツに差したり、お花と一緒にキレイに並べたり、ワイングラスに入れたり……。結婚式でのユニークな演出のアイデアが満載! ガーデンウエディングや立食パーティなら、デザートや料理の口直しとして手軽に食べられるという点も◎。









ノンアルコールドリンク+スイーツで、スマートなデザートタイム

ミルクとクッキー、アイスコーヒーとミニドーナツ……。アルコールは苦手というゲストも喜びそうな、ノンアルコールのドリンク+スイーツが一体化したプレゼンテーションを結婚式に取り入れてみてはいかが? 

これはNYのホームパーティでデザートタイムに流行しつつある演出のひとつで、色々な飲物とスイーツの組み合わせが楽しめて、見た目もラブリー。コンパクトに持ち運べるのに、ボリュームもたっぷりで、ゲストも大満足だとか。ゲスト同士、新郎新婦とも会話を楽しみたい結婚式でもオススメのアイデアです。




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日本のウエディングでも気軽に取り入れてみて

ここで挙げたNYのドリンクアイデアは、日本の結婚式、披露宴やパーティでも簡単に取り入れられそうなものばかり。地元にワイナリーが無い……なんて人も、たとえば岡山県出身だったらマスカットや桃、広島県ならレモン、青森県ならりんごなど、地元で生産しているフルーツをシャンパンと合わせたり、フルーツを使ったカクテルを振る舞えば、結婚式で“その土地ならでは”感が演出できますよね。

飲物とスイーツを一体化させるアイデアは、料理のお皿とドリンクを両方持たなくて済むので立食パーティにオススメ。ウェルカムドリンクにシャンパンをボトルごと振る舞うアイデアや、ストローでオリジナリティを演出するのはすぐにでも実践できそう。エコフレンドリーなストローは披露宴のプチギフトとしても活用できそう。スタイリッシュなデザインが施されたアルコールのボトルを見つけたら、カクテルのグラス代わりに取り入れてみるのもオシャレですよね。

<取材協力>
The NoMad Hotel(ザ・ノマド・ホテル)
1170 BROADWAY & 28TH STREET
NEW YORK, NY 10001
TEL:(010)1-212-796-1500
https://www.thenomadhotel.com/


<筆者プロフィール>
吉藤美智子(よしふじ みちこ)
ニューヨークを拠点に、ウェルネスや美容、健康などの分野を中心に活躍するライター&翻訳家。著書に「ニューヨーク・シェアハウスの大人の部屋」などがある。
michiko@bjourney.com


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