結婚式当日もできる！　顔をさわらずキュッと小顔エクササイズ

顔を大きく見せる原因はめぐりの悪さにあり

はじめまして！　お顔のマジシャンさおりです。私は10年前にあらゆる小顔ケアを学び、オリジナルの小顔メソッドを開発しました。
今回2つのエクササイズを紹介しますが、まずは、顔を大きく見せている原因を簡単に説明しますね。

原因１．筋肉のハリ
顔には表情筋という筋肉があり、使いすぎると緊張してカチコチになり、時には肥大することも。逆に、使わなければ弾力がなくなりたるみに変わってしまいます。

原因２．めぐりの悪さ
冷えや運動不足などによって血液やリンパの流れが悪くなると、顔がむくんで大きく見えます。

原因３．姿勢の悪さ
猫背や巻き肩、反り腰など姿勢が悪いと筋肉が正しく使われず、肩・首コリに。筋肉がはってめぐりが悪くなり、むくみにつながります。

原因４．脂肪
太ってしまうと顔にも脂肪はつきます。特に頰は脂肪がつきやすく落ちにくい場所です。

脂肪を落とすのは時間がかかりますが、むくみを解消するだけでも小顔効果は大きいのです。筋肉のコリをほぐし、めぐりをよくすることが、顔をスッキリ見せるための近道です。

小顔をキープするために一番大切なのは、365日ケアをすること。毎日動かしている場所なので、その日の疲れやむくみはその日のうちに解消することが重要なのです！
エステに通っても、日常生活の中で顔がむくんでしまえばせっかくの施術も台無し。イチからやり直しです。いいコンディションをキープするためにも、毎日ケアを続けてください。

顔はさわらず、耳まわしでむくみをスッキリ流す

お肌ケアをがんばっている結婚式準備中の女性にとって肌の摩擦は大敵。そこで、顔をさわらずできる小顔エクササイズを紹介します。
メイク崩れの心配もないから、仕事中や外出先でも“ながら”でできるのがいいところ。
私のメソッドの特徴は「適当でいい」ところです。いつやってもいいし、何回やってもいいんです。10回を目安として、自分が心地いい回数をやってみてください。何回と決めてしまうと、ノルマのように感じて「できなかった」と諦めてしまうことも多いので、気楽に行うことをオススメ！
体がポカポカしてきた、顔が軽くなったと感じればOK！　がんばりすぎると続かないので、気合いを入れすぎずにはじめてくださいね。

【むくみをほぐす小顔エクササイズ】

１．リンパが集中する鎖骨の下をなでる

デスクワークで前かがみの姿勢になっている人は、胸の筋肉がカチコチでリンパの流れが悪くなっています。鎖骨の下を手でやさしくなでてほぐしましょう。服の上からでも大丈夫。

２．耳を軽く引っ張りながらまわす

耳のまわりにもリンパと血管がたくさんあります。顔と頭をつなぐ部分なので、ココをほぐすと両方のめぐりがよくなります。
耳たぶを軽く引っ張り、後ろに向かってまわします。顔を引き上げるイメージで行って。

３．耳をはさんでさする

耳を軽く引っ張り、ピースの形にした反対の手で挟みます。上下にやさしくさするだけ。皮膚を強くこすらないように注意して。

食いしばりで張ったエラは、ほぐして改善

無意識のうちに奥歯をグッと噛みしめている人が多く、それが原因でエラが張ってくることも。ストレスがたまると食いしばりが強くなるので、注意しましょう。
「食いしばり筋」と呼ばれている「咬筋（こうきん）」をゆるめると、エラ張りだけでなく顔のたるみも改善できます。
今、自分の咬筋がどれくらいのかたさかをさわって確かめてから行うと効果が実感できますよ。

咬筋は頬骨から顎の骨についている筋肉。

【フェイスラインを整えるエラほぐし】

１．ほお骨とあごの角に指をあてる

筋肉は端と端をほぐすと効率よく全体がゆるむので、咬筋がついている骨のそばに指をあてて行います。人さし指を曲げて側面を頬骨、あごの角にあてましょう。


２．上下左右に動かしマッサージ

皮膚をこすらず、指の側面でとらえたまま上下10回、左右10回を目安に動かします。このとき、力を入れすぎたり食いしばったりすると効果が得られにくいので、リラックスして行って。

３．円を描くようにまわす

指の側面で筋肉をとらえたまま、円を描く。内まわし、外まわし、それぞれ10回を目安に行って。
どれくらいやわらいだかさわって確認しましょう。ふわっと軽くなっているはずですよ。


つい力が入ってしまう人は、呼吸を意識しましょう。ゆっくりと呼吸をするとリラックスできます。
結婚式が終わってもぜひ続けて、小顔をキープしてくださいね！


取材・文／岩淵美樹