ドレスが映える体作り！ 美しい鎖骨＆デコルテのための毎日エクササイズ

デコルテケアは肩甲骨をほぐすことから！

こんにちは！　お顔のマジシャンさおりです。セルフケアを極めたいと10年前からあらゆる小顔ケアを学び、独自のメソッドを開発しました。
実は、デコルテまわりのケアも小顔には欠かせないものなのです。今回は簡単にできるデコルテケアの方法を紹介しますね。

鎖骨が埋まっている感じできれいに見えない人や、首が短く見えがちな人、いらっしゃいますか？　そんな人の多くは、背中がこっているんです。このタイプは、肩甲骨も埋もれていることが多いのです。ぜひ背中もチェックしてみてください。

スマホやパソコンを長時間操作していると、気づかないうちに前かがみの姿勢になり胸の筋肉が縮こまります。そして、背中の筋肉は前に引っ張られ、どんどんかたくなっていくのです。これが、鎖骨がキレイに見えない背中のコリの原因。

鎖骨が出ているから大丈夫と安心している人も、その鎖骨の角度を見てください。逆「ハ」の字になっていませんか？　鎖骨が斜めになっている人は肩が盛り上がっていて、首が短く見えます。そのせいで顔も大きく見えてしまうのです。

デコルテを美しく見せるには、背中からほぐすことが大切です。背中のコリがほぐれると、正しい姿勢を保てるようになるので、ぜひトライしてください。


【美しいデコルテのためのエクササイズ】

１．胸を開き、肩甲骨を寄せる

縮こまった胸を開き、かたくなった肩甲骨を寄せて、ほぐしていきましょう。
肘を曲げ、手を軽く握った状態で腰にあてます。


背中を少し丸めるようにして肘をグーッと手前に持っていきます。


次に肘を後ろに引き、肩甲骨をギューッと中央に寄せます。肩が上がらないように注意しましょう。
前・後を繰り返し行ってください。10往復を目安に、コリがやわらいだと感じるまで行うといいでしょう。

２．鎖骨の上下をさする

鎖骨まわりはリンパが集中し、大きなリンパ節もある場所。指で鎖骨をはさんでさすり、流れを促します。外側をギューッと指で押すと、より流れがよくなります。
クリームをつけて行うとすべりがよくなり、摩擦が気になりません。

３．胸鎖乳突筋を上から下にさする

耳の後ろから鎖骨に向かってのびているのが胸鎖乳突筋です。顔を横に向けると浮き出る太い筋の部分です。頭を支えている大切な筋肉で、がんばりすぎるためかたくなっています。首もリンパが通っているので、胸鎖乳突筋のコリをほぐして流れをよくしましょう。
耳後ろから鎖骨に向かってやさしくなでます。
10回を目安に両側を行って。


3ステップを通して行うのが効率よくコリがほぐれて、デコルテまわりの悩みを改善できますが、時間がないときは1ステップだけでもOK。私は、お風呂で体を洗うときに鎖骨まわりと胸鎖乳突筋をほぐしています。
“ながら”でいいので、1日1回は行うこと。1カ所につき行う回数は何回でもOK。強いて言えば、コリがラクになった、体がポカポカしてきたなど自分で変化を感じるまでやるのがいいでしょう。がんばりすぎず、ラクな気持ちで続けてください。


取材・文／岩淵美樹