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スキンケア
ドレス映えのポイントは"背中"! 美容皮膚科医が教える背中ケアのコツ
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ウエディングドレスを美しく着こなすには、何よりも肌のお手入れが大切です。特に日頃、目に見えない背中はケアがおろそかになりがちなパーツなので、気をつけたいところ。
背中が気になってドレス選びの幅が狭まるのはもったいないですし、自信をもって晴れの舞台を迎えられるよう、結婚式の日取りが決まったらすぐに背中ケアに着手しましょう。
そこで、背中ケアで気をつけたいことを美容皮膚科医の山屋雅美医師に教えてもらいました。
自分の背中を知ることが第一歩。写真を撮ろう
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お風呂場の鏡や全身鏡を使えばなんとなく全体が見えますが、細部まで見るのは難しいものです。
「背中を触ればニキビができているのがわかりますが、シミには気づきにくいものです。下着が擦れて色素沈着が起こっていることもあります。背中は産毛の量も多い場所なので、意外と濃かったということも。細部まで確認するために写真を撮ることをオススメします。スマートフォンで撮れば拡大して見ることもできますから、細部までチェックできます。結婚式を挙げることが決まったら、まずは家族やパートナーに写真を撮ってもらいましょう。写真で自分の背中を客観的に見ることで、どんなケアが必要かわかってきますよ」
ゴシゴシ洗いは色素沈着のもと。ふわふわ泡をのせるだけでOK
背中は手が届きにくいためケアが十分にできず、肌トラブルが起こりやすいパーツです。つい、タオルでゴシゴシと洗ってしまう人も多いのではないでしょうか。
「背中は顔でいうTゾーンと同じくらい皮脂腺が多く、ニキビや毛穴詰まりが起こりやすい部位です。汚れが落ちているか不安になるため、力強く洗う人も多いんです。特にナイロンタオルでゴシゴシと洗い続けていると皮膚が黒ずんでしまいます。今では、摩擦黒皮症(ナイロンタオル黒皮症)と病名がつくほど。色素沈着はすぐに消えるものではなく、時間をかけて治療をしていきます。3カ月から半年はかかるので、早めに気づくことが大切です」
タオルを使わないと隅々まで洗えているのか不安になります……。
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背中のニキビが治りにくい? 実はそれ、カビが原因の皮膚炎かも!
背中に赤いポツポツができ、市販のニキビ薬を塗ってもよくならないという経験をした人がいるかもしれません。ニキビのようで、実はカビの一種が増殖した炎症の場合があるそう。「肌には常在菌が存在します。ニキビの原因となるアクネ菌もそのひとつです。もうひとつ、肌のトラブルを引き起こす常在菌のマラセチアという真菌(カビ)があります。このマラセチアは皮脂と高温多湿を好むので、衣類で蒸れやすい背中は繁殖しやすいのです。汗や皮脂が増える春から夏にかけて活発になるので注意しましょう。見た目はニキビのような赤いポツポツですが、マラセチア毛包炎はニキビと対処法が異なります。自己判断せず、皮膚科で検査をしてもらいましょう。ニキビであっても症状に合わせた適切な治療を受けられますから、まずは医療機関に相談することが大切です」
服を着ていても安心は禁物! 日焼け止めは広範囲に塗って
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「摩擦による色素沈着もシミの原因のひとつですが、紫外線ダメージによるものが大きいでしょう。通年UVケアをすることの大切さは広まってきましたが、肌が露出している部分しか日焼け止めを塗っていないのでは? 紫外線量が少ない時期はそれでいいのですが、夏は薄い素材の服なので紫外線を通してしまいます。紫外線が強くなる季節は隠れている部分にも日焼け止めを塗って予防をしましょう」
背中のムダ毛処理はプロの手に任せるのが安心
背中の写真を撮ってみて、体毛の濃さに驚いた人もいるかもしれませんね。薄くても毛があることは気になるもの。「背中を洗うのも手が届かず大変なのに、カミソリで自己処理をするのは危険を伴います。剃り残しもできますし、剃ることで毛の断面が黒くポツポツして目立ってしまうことも。皮膚を傷つけ、かゆみやヒリヒリなど炎症が起こるリスクも高くなります。背中のムダ毛処理はできるだけプロにお任せしましょう。毛の量、濃さには個人差があるため一概には言えませんが、キレイに処理をしたいのであれば医療脱毛で減らすことをオススメします。毛の成長サイクルにあわせて行うため、月1回の施術を5~10回受けるのが目安です。半年前からスタートしたほうがいいですね。同時にうなじの脱毛も行うと境界線がなくなり、後ろ姿に自信が持てるようになります」
インナーウエアによる乾燥や蒸れ、摩擦にも注意
「背中は皮脂腺だけでなく汗腺も多く、下着や衣類で覆われているため通気が悪く蒸れやすいので、ニキビができやすい部位。また、下着の摩擦で色素沈着も起こりやすいので、体形に合った下着選びもキレイな背中を保つためには大切です。近年、多いのが吸湿発熱素材を使ったインナーによる肌の乾燥です。体から出る汗を熱に変換するため、皮膚のうるおいが奪われやすく、肌が乾燥しやすくなっています。肌に直接触れるインナーは、通気性や吸水性に優れた天然素材を選ぶといいでしょう」背中ケアのポイントをまとめると……
① もこもこの泡でパックするように洗う
② 紫外線対策を怠らない
③ 衣類による擦れなど摩擦を避ける
④ 炎症に気づいたら適切な治療を受ける
ドレスの最終フィッティングで背中のニキビ跡やムダ毛にあわてることがないよう、コツコツとケアをして晴れの日を迎えましょう。
教えてくれた人
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副院長
山屋雅美医師
埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科、三井記念病院皮膚科勤務を経て、2011年美容皮膚科タカミクリニック入職。2021年に副院長に就任。ニキビ・毛穴などの美肌治療からシミ、しわなどのエイジング治療まで幅広く診療を行う。女性誌をはじめ、さまざまなメディアでスキンケアにまつわる記事の監修も行っている。
美容皮膚科タカミクリニック
https://takamiclinic.or.jp/
取材・文/岩淵美樹
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