心に残る結婚式の作り方 こだわり派編

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一生に一度の結婚式。自分たちできちんと考えてオリジナリティのある式にしたい。けれど、"らしさ"ってどう表現すればいいの?

そこでアドバイスをしてくれるのが、アニヴェルセル ヒルズ横浜でウエディングプランナーを務める増田彩花さん。「友達の結婚式を作り上げるつもりで親身にサポートをしていく」をモットーに、今まで約250組のカップルを最高の1日へ導いてきた彼女。そんな彼女が教えてくれる、"こだわり派ウエディング"の極意とは?

今回お話を聞いたのは……増田彩花さま(アニヴェルセルヒルズ 横浜 プロデューサー)

こだわりのタイプは2つ。新郎の意見も上手に引き出そう。

こだわり派ウエディングは、大きく分類すると2タイプになると話す増田さん。「ひとつは、シンプルな式でオリジナリティあるおもてなしをしたいというタイプ。もうひとつは、凝った演出で2人らしさを表現するタイプです。具体的に何をするのかを考える前に、まずは自分たちがどちらのタイプでどんなテーマの式にしたいのかを考えましょう」。

ここでポイントとなるのが、新郎の意見。新郎が口下手な場合でも、どんなこだわりがあるのかうまく彼の心中を引き出すコツを聞いてみると。「何も言わない新郎でも、無自覚なだけで心の中にイメージがあるものです。私が新郎から意見を引きだすときは、過去に出席した結婚式の感想を聞くようにしています。どんな式だったかを話すうちに、"自分はこういう式にしたいんだ""ここにはこだわりたい"と気付く新郎も多いですよ」。

シンプルな式にも"結婚式ならでは"を取り入れて。

どちらのタイプの式にするか決まったら、次は具体的に内容を考えましょうと増田さん。「シンプルな式の中に2人らしいおもてなしをする場合、料理にこだわることが多いですね。例えばドリンク類に出身地の銘柄のお酒を加えたり、ウエディングケーキのデザインや内容を特注したり。またBGMにこだわって、選曲だけでなく"この曲の何秒目からをこのタイミングでかける"など、目に見える形ではなくてもこだわりを出す方法はあるんですよ」。

しかし、「シンプルな式の場合でも、新郎新婦のケーキカットや親への花束贈呈・手紙などはゲストが楽しみにしているので行った方がいい。会食ではなく結婚式に参加しに来てくれているということを忘れてはいけません」。

ゲストの目線でやりたいことに優先順位をつける。

一方、凝った演出を考えている場合は、プランナーのアドバイスが特に重要です。「演出は、2時間半という限られた時間の中で、ある程度決められた流れに組み込んでいきます。そのため、複数のアイデアがある場合は優先順位が必要。プランナーは時間配分やゲストの心証を過去の経験でイメージできるので、ぜひ相談をしてみてください。

また、こんなアドバイスも。「演出内容を考える過程で、いつの間にか新郎新婦の間でだけで盛り上がってしまうことも。ゲストの気持ちが置き去りにされていないかという視点は忘れずに。たとえば、斬新な演出をするときは事前に両家に了承を取ったり、披露宴の中で親に話を伺う機会を設けるなど、親族も演出に参加していただくことで親の気持ちをフォローしては?」。ちなみに、結婚式のために作られた施設はいろいろな演出を実現しやすく、こだわり派にオススメの会場なのだそう。

花嫁こだわりの外国のウエディングケーキを再現

結婚式を考える上で外せないのが、予算の問題。こだわりを表現するにはお金がかかりそうですが......。「いいえ。映像やウエルカムボードなどの装飾、紙類などをこだわりのために手作りする人も多く、これはコストダウンになります。また、1つのポイントに強くこだわれば十分2人らしさは出せます」。増田さんが例に挙げたのが、新婦がネットで見つけた外国のウエディングケーキを再現したパーティ。「細かな色合いまで再現できるようデザイン画を何度も描き直し、打ち合わせも何度も行いました。不思議の国のアリスに出てくるような華やかなケーキでゲストも喜んでいましたよ」。

最後にこだわり派の式を望む2人へ増田さんからメッセージ。「結婚式の主役は2人です。しかし、今までお世話になった方々に感謝を伝える場です。ゲストの気持ちを忘れずに楽しい式を挙げてくださいね」

今回取材をしたのは……「アニヴェルセル ヒルズ横浜」

新横浜駅から程近い「センター南」駅より徒歩40秒。外国の街のような敷地内に、大聖堂を中心に全天候型ガーデンが付いた邸宅が3つあり、好みの邸宅を丸ごと貸切にしたパーティが実現します。緑豊かなガーデンでは、ゲストとの会話を楽しむビュッフェや芝生の上でのブーケトスなど、天候に左右されず開放的な演出が可能!

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