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札幌など北海道の結婚式は会費制が主流! 費用やマナーを解説

北海道会費制

photo:GLLARE MARUYAMA(グラーレ マルヤマ)

札幌や旭川などの北海道在住の人が地元で結婚式をする場合、実は通常の招待制(ご祝儀制)の結婚式とは異なり、多くが会費制となっています。ご祝儀制の結婚式に慣れた北海道以外の人にとっては戸惑う事も多いですが、実はとってもシンプルで新郎新婦とゲスト、お互いにとってもメリットがある風習なのです。そこでここでは北海道の会費制ウエディングを解説! 会費制のマナーを理解して結婚式にのぞみましょう♪
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北海道で主流の会費制結婚式とは

北海道の結婚式は会費制ウエディングが主流です。会費制ウエディングとは、主催者が一律で会費を設定し、ゲストが指定された金額を支払うスタイルのこと。ゲストとしても、ご祝儀制より金銭的負担が少ないため気軽に参加しやすいというのがメリットの一つです。
北海道で主流の会費制結婚式とは
photo:GLLARE MARUYAMA(グラーレ マルヤマ)

開拓地である北海道では移民が多かったため冠婚葬祭などに伝統的な風習がなく、そのため新郎新婦の負担を減らす目的でゲストが会費を持ち寄ってお祝いしたことが、現在の北海道の会費制のルーツと言われています。

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※道外の「会費制=少しカジュアル」というイメージと異なり、料理やサービスのクオリティは、ご祝儀制と変わりありません。北海道では、ハイクラスなホテルでも会費制プランを用意している会場が多くあります。

会費制ウエディングのメリット

会費制ウエディングのメリットとしては、新郎新婦・ゲスト両方の負担が少ないことが挙げられます。

◎新郎新婦側のメリット◎
●一度に支払う金額が、ご祝儀制に比べ少額
●自己負担金額が明確
●お車代の計算や用意も不要


会費制の場合、お車代は必要?

◎ゲスト側のメリット◎
●金銭的負担が少ない
●ご祝儀袋の用意がいらない
●新札の用意も不要


会費の支払い方は? ご祝儀を送りたい場合は?


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北海道の会費制の相場

北海道の会費制の相場は15,000円~18,000円。通常の招待制の場合は事前に結婚式費用の全額を会場にお支払いし、その後ご祝儀をいただく流れが多いですが、会費制の場合は全体―(人数×会費)を事前にお支払いするだけでOKなので、最初のお支払い額がぐっと安くなるのがメリットのひとつです。

北海道で主流の会費制結婚式とは

また、いただける金額が事前に分からないご祝儀と異なり、定額で会費が決まっているため、事前に新郎新婦の自己負担額がわかります。料理のコースによっても金額は大きく変わってくるので、自己負担額とのバランスを見て会費の値段を決めましょう。

ちなみに北海道での結婚式場は、冬場(12月~3月)が値下げの時期。1月などは雪の影響で足元が悪くなってしまうため、駅直結の会場がオススメです。

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会費の支払い方は? ご祝儀を送りたい場合は?

会費の支払い方
photo:センティール・ラ・セゾン 中島公園

ゲストとして呼ばれた場合は、会場に着いたら受付でさっそく会費のお支払いをします。この際、ご祝儀ではないので、ご祝儀袋に入れたり、新札を用意する必要はありません。お財布から直接現金を出して受付の方に渡しましょう。というのも会費制の場合、受付で指定された金額がきちんと揃っているか確認しなければならないため、ご祝儀袋に入れると中身を取り出すのに手間取ってしまうのです。受付をスムーズに済ませるためにも、できるだけお釣りがでないように現金を用意し、直接渡しましょう。また、お釣りの出ないちょうどの額の新札を用意し、封筒に入れてさっと取り出せるようにしておくと、よりスマートな印象となります。

会費の支払い方

ちなみにご祝儀は、会費制の場合渡さないことが一般的。家族や親族はご祝儀を用意する場合もありますが、その際は結婚式の前に渡されるケースが多いようです。また、友人としてご祝儀を渡したい場合は、基準となる3万円からおおよそ会費を引いた額(会費15,000円の場合はご祝儀15,000円)を、当日に会費とは別にご祝儀袋にしっかりと入れて、受付で渡しましょう。北海道では現金だけではなく、友人数人でお金を出し合い、家電などをお祝い品として送ることも多いようです。

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会費制の場合、お車代は必要?

一般的な結婚式は"新郎新婦両家がゲストを招待する"招待制のため、遠方のゲストに対してお車代をお渡しすることが多いですが、札幌を中心とした北海道の結婚式では"ゲストが自身の食事分を持参して参加する"会費制のため、お車代は基本的に出さなくても良いとされています。また会費制の場合、ご祝儀制よりもゲストの負担が少ないためといった理由もあります。

ただし中には、
「祝辞や乾杯の挨拶などをお願いする主賓にはお車代をお渡しした」
「遠方(北海道以外)から来るゲストには、交通費と宿泊費を」「せめて片道分の交通費を」
というカップルも。また、
「お車代は渡さないが、当日の会費がいらない」
というパターンもあるので、全体の自己負担額とのバランスをみながら調整しましょう。  

また遠方ゲストには、案内状にて会費制であるとお伝えすると同時に、お車代の有無を記載するとより親切です。当日は新郎新婦はバタバタとしてしまうため、受付や両親に頼んでお渡ししてもらいましょう。

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引出物(ひきでもの)の相場

招待制の場合は、記念品・引菓子・縁起物をまとめて引出物として送りますが、会費制の場合、引出物は一種類のみお渡しするのが一般的です。相場は1000~2000円程度で、引菓子をお渡しするケースが多いですが、記念品であってもカタログギフトであっても引出物と呼ばれます。

引出物


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両親は末席?上席? 会費制の席次を知ろう

会費制の席次
photo:ブルーミントンヒル

新郎新婦両家が主催となり、「主催者」である新郎新婦の両親が末席(会場最後方)に座る招待制とは異なり、会費制の場合は新郎新婦の両親や親族も「招かれた」立場となるため、上席(会場最前列)に座ります。ただし最近では、親族はやはり末席に...というカップルも増えてきているそうなので、家族や会場と相談して決めましょう。

また招待制の場合、家族の席次表には「様」を付けませんが、会費制は家族も「招かれた」立場となるため、「様」を付けましょう。


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道外ゲストへのお知らせで気を付けるべき点

◎案内状の送付は早めに!
会費制の場合は電話やメールなどで招待するケースが多いですが、道外で多いご祝儀制の場合は、1か月前までに招待状が届けられるのが一般的。そのため招待状を受け取ることに慣れている道外ゲストには、事前に連絡を取って日程を伝え、早めにメールや案内状を送付するのが安心です。

◎案内状には「会費金額」と「会費制であること」を明記
案内状には、会費金額を明記するのに加え、「なお誠に勝手ながら当日は会費制とさせていただきます」もしくは、「なお誠に勝手ながら当日は会費制とさせていただきますのでお心遣いはなさいませんようお願い申し上げます」という一文を。そうすることで、用意すべき金額、ご祝儀は用意しなくてよい旨が、道外ゲストにもしっかりと伝わります。

◎お車代の負担は、ゲストに事前にお伝えを
お車代を渡すことが一般的ではない北海道の会費制ウエディング。遠方からゲストを招待する際には、事前にお車代の有無を伝えておくと親切です。

会費制の場合、お車代は必要?

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『会費制』が主流の北海道の結婚式。新郎新婦にとっては前もっての資金計画がしやすく、ゲストにとっては気を使う必要がなく金銭面の負担が少ないのが魅力的ですね♪ 一見、合理的な印象を受けますが、どこかお互いを思いやる、心あたたまる北海道のステキな風習をご紹介しました。

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