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ユニティキャンドルとは、家族の絆を感じる結婚式の新演出セレモニー

ユニティキャンドル

家族の絆を象徴する結婚式の演出といえば、花嫁が家族とバージンロードを歩いたり、花嫁の手紙などさまざま。そのうちのひとつ「ユニティキャンドル」の儀式を知っている人は、日本ではまだ少ないようですが、欧米の結婚式では定番の演出なんです。キャンドルを使ったとても神聖で幻想的な演出で、実は日本で定番となったキャンドルサービスも、そもそもこのユニティキャンドルがベースとなっているのだそう。そして今、基本に立ち返って注目される「ユニティキャンドル」。ここではその意味や歴史、結婚式での取り入れ方などをご紹介していきます。

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ユニティキャンドルとは? どんなセレモニーなの?

ユニティキャンドルとは、両家から受け継いだキャンドルの火を、新郎新婦が新たな1つのキャンドルに灯す結婚式のセレモニー。ユニティとは「ひとつになること」の意味があり、それぞれ別の人生を生きてきたふたりが、新しいひとつの家族になることを意味しています。このセレモニーのベースとなっているのは、旧約聖書にある「それゆえ、男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである」という記述。この教えを実感するためのセレモニーとしてユニティキャンドルが始まり、欧米の結婚式では古くから行われてきたようです。

もともとはキリスト教から生まれたセレモニーではありますが、新しい家族となるふたりの絆を強く結ぶ気持ちは、宗教や挙式スタイルにかかわらず共通。教会式はもちろんですが、人前式の演出として取り入れるのもオススメです。

ユニティキャンドルセレモニーはどんな手順で進める?

ユニティキャンドルセレモニーの進行はとてもシンプル。まず、教会やチャペルの祭壇に飾られた3本のキャンドルの両端の2本に、新郎新婦の母親など家族が火を灯します。そのキャンドルを新郎新婦が1本ずつ手に取り、中央のキャンドルに同時に点火する、という流れです。

用意するものは、キャンドルとキャンドルホルダーだけ。キャンドルは、細めのキャンドル(テーパーキャンドル)2本と、それより大きいキャンドル(ユニティキャンドル)1本を用意します。テーパーキャンドルは両家の家庭、ユニティキャンドルはふたりが築いていく家庭を象徴するものです。そしてキャンドルホルダーは3つのキャンドルを立てられればどんなものでもOK。専用のものでなくても、溶け落ちたロウの受け皿があればなんでも代用できます。

もっと具体的にイメージしたい人のために、ユニティキャンドルセレモニーの様子をいくつかご紹介しましょう。

▼それぞれの母親など家族が灯した火を受け継ぎ、ふたり一緒に新たなキャンドルへ

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▼キャンドルを使った演出は、それだけでとても幻想的な雰囲気になります。



▼大掛かりな準備がいらないから、屋外のパーティで楽しく取り入れても素敵。



少人数結婚式(10~30名)の流れとオススメの演出をゲストの人数別にご紹介

ユニティキャンドルのデザインはさまざま

セレモニーの意味さえ押さえておけば、ユニティキャンドルのデザインは自由自在。シンプルなものもいいけれど、せっかくだから名前やイラスト入りにしたり、結婚式のデザインテーマとおそろいにしたり、自然素材を使ったり、キャンドルホルダーに飾りをつけるなどこだわってみては? 

ふたりらしいデザインにすれば、新居のインテリアとしても活躍してくれそうです。ここでは、いろいろなタイプのユニティキャンドルのデザインをご紹介♪

<きれいめアレンジ>
▼両家とふたりの名前入りキャンドル。リボンとパール風の飾りでオシャレに



▼ふたりの横顔をシルエットにしたイラスト入りのオリジナルキャンドル。



<ナチュラルアレンジ>
▼流行のテラリウムの中に植物と一緒に。挙式後は新居のインテリアにも♪



<形やアレンジもさまざま>
▼キャンドルの形に決まりはなし。かわいいまん丸キャンドルで家庭円満!



▼キャンドル自体はシンプルにして、キャンドルホルダーをアレンジしても素敵。


ユニティキャンドル、どんなふうに結婚式で取り入れる?

家族の絆を深めるという意味のある、ユニティキャンドルセレモニー。だから、結婚式で家族への感謝の気持ちを伝えたい、家族にスポットを当てた結婚式がしたいという人には、まさにぴったりのセレモニーです。

例えば子どもと一緒に結婚式を挙げるファミリーウエディングなら、親子一緒にキャンドルに火を灯すという演出も素敵。家族や親族のみの少人数のウエディングなら、親だけでなく、家族や親族全員から受け継いだ火でメインのキャンドルに火を灯すと、参加する人にも楽しみがプラスされそう。
>>子どもと一緒だともっと素敵! ファミリーウエディング特集

また、大掛かりな準備がいらないから、リゾート婚に持ち込むのも簡単。例えばビーチでのウエディングなら貝殻のキャンドルホルダーを使うなど、そのリゾート地ならではのアイテムにからめてみると強く印象に残りそう。家族の絆が深まる演出だからこそ、みんなが楽しめるよう見せ方を工夫することがポイントです。
>>国内リゾート婚を素敵にかなえるスケジュール&コツとは?

ユニティキャンドル以外にも! キャンドルを使った演出

ユニティキャンドルは主に挙式で行われる演出ですが、披露宴でもキャンドルを使った結婚式の演出は可能。

例えば定番の「キャンドルサービス」は、ふたりがゲストテーブルのキャンドルを1つずつ点灯して回る演出。お色直しの再入場などで行われるのが一般的です。ゲストとのちょっとしたコミュニケーションの時間にも。

「キャンドルリレー」も披露宴で行われる、新郎新婦とゲストでキャンドルの火をつないでいく演出。まずは、新郎新婦が入場し、入り口で家族または親しいゲストから種火を受取ります。次に新郎新婦から各テーブルの代表者に火をつなぎ、受取ったゲストがテーブルの隣の人へとリレー。ゲスト全員のキャンドルに火が灯ったら、ゲストの代表が新郎新婦に火をつなぎ、メインキャンドルに点火をします。リレーが終わると、会場中にキャンドルが灯って幻想的な空間に。最後にふたりの幸せを願い、全員でキャンドルの火を吹き消します。

ほかにも、水を張った器にキャンドルを浮かべて会場を飾る「フローティングキャンドル」など、キャンドルを使った演出はたくさん。幻想的でロマンティックな空間を作り出してくれるので、併せて検討してみては。
>>やってよかった! 結婚式の人気演出ランキング

ゲストの心にもぽっと火が灯る、ユニティキャンドルセレモニーを

家族の絆を改めて感じられる、ユニティキャンドルのセレモニー。ふたりや家族はもちろん、見ているゲストも心にぽっと火が灯りそうなあたたかい演出ですよね。挙式スタイルに関係なく教会式でも人前式でも取り入れることができ、準備の時間や費用もそれほどかからないので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
>>こんな挙式演出も! ゲストと一体感が出る「リングリレー」で絆を感じる人前式に

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