国が変われば、文化にも違いが生まれるもの。当然「結婚」に関しても、同じことが言えます。海外には、日本人があっと驚いてしまうような、ちょっと変わった「常識」が存在するケースもアリ! 世界各国、ウエディングに関するお土地柄の特徴と、最新の人気の指輪の傾向を紹介します。

■中国では「家」を用意するのが普通だった!?

日本には、結婚の前に「結納」という儀式があります。近年は省略するカップルも増えていますが、結婚の約束を公にするためにも、大切にされてきた文化です。男性側の「誠意」を見せることで、女性に「本当に私たち、結婚するんだ!」と安心してもらい、両親への感謝の気持ちを示すものとも言われていますね。

そんな新郎側の「誠意」を見せるために、中国で使われていたのがなんと「家」! 結婚が決まると、新郎は二人で生活するための新居を用意しなければいけなかったのだとか。女性のみならず、女性側の両親も結婚相手に対して「家と車を持っていること」を条件に挙げるそうです。
中国の傾向としては、結婚相手の男性には『経済力』を最も求める傾向にあるようですね。男性サイドからすると厳しい条件のような気もしますが…
ちなみに近年では、形式にこだわらず、お金に余裕がある側が式や新生活の準備をすることも増えているそうです。


■フランスでは「同棲」するのが当たり前!? 聞きなれないPACS婚とは?

日本では賛否両論あるのが、結婚前の「同棲」です。お互いの相性を見極められるというメリットもありますが、婚期が遠のく……なんてデメリットも! しかし実はフランスでは、結婚前の同棲は「当たり前のこと」として推奨されているんです。
というのも、フランスの結婚観は日本のそれとは大きく異なっているから。親や親せきも、子供の同棲をごく自然に受けとめる傾向が強いようで、結婚前の確認ステップが必須なのでしょう。
また、フランス婚といえば、結婚よりも法的制約が少ないけれど、パートナーとして優遇措置が受けられるPACS(パックス)婚という制度が特徴的。税金などの優遇措置が受けられるにも関わらず、別れても書類上では離婚にはならず、片方の意思だけで契約解消できる手軽なシステムで、フランス人には広く受け入れられています。
パートナーとは対等で自立した関係が理想という意見が多いフランス。正式な婚姻の場合、離婚する際の法的な手続きが難しいという事情もこういったシステムに結びついているようです。


■お祝いの品に困らないコツ、試してみては?

「リスト・ド・マリアージュ」も、フランスの結婚式の特徴的なポイントです。友人や知人、家族が結婚するときには、「お祝いの気持ち」を示すのがマナーですが「いったい何をあげれば良いの!?」と悩んだ経験はありませんか? こうした周囲の悩みを解決してくれるのが、リスト・ド・マリアージュなのです。
これは、結婚する二人が、欲しいものをリストにして周囲に渡す習慣のこと。リストを受け取った人は、その中から自分がプレゼントしたいものを選びます。これならば「せっかく心を込めて選んだのに、使ってもらえない」なんて悲しい思いをする方も少なくなりそうですね。以前はデパートに出向いてリストを作ったのですが、これをWeb上で行うのが主流に。Web上に自分たちのウィッシュリストを登録し、結婚式の招待状にそのアドレスを掲載。支払いもWeb上で済ませ、証明書をプリントアウトして披露宴に持っていくという便利なシステム。日本でも、多くの企業がすでにサービスを開始しています。今後さらに普及していくかもしれませんね。

■世界各国の指輪事情! 重要なのはダイヤモンド?

婚約指輪や結婚指輪……ウエディングに「指輪」は欠かせないキーワードです。日本国内の目線だけでなく、海外の流行や特徴を取り入れることで、周囲の誰ともかぶらない、オリジナリティーある指輪選びが実践できるのではないでしょうか。
たとえばアメリカでは、ダイヤモンドの「大きさ」を重視して婚約指輪を選ぶ男性が多いよう。ダイヤモンドが大きくなれば、その分コストも高くなりがちですが、なんと婚約指輪専用のローンも存在するそうです。とはいえ結婚後、二人でローンを負担していくことを考えると……ちょっと慎重になって欲しい気もします。

反対にヨーロッパ諸国では、「石はダイヤモンドだけに限らない」という文化が根付いています。エメラルドやルビー、真珠など、自分たちに本当に似合うリングを探し求めるカップルが多いそうですよ。

最後に紹介するのは、やっぱり気になる! 世界で人気の高いマリッジ&エンゲージリングのブランドについてです。

アメリカで支持されるブランドといえば、ニューヨークの2つの競合する名門、ティファニーとハリー・ウィンストンでしょう。
ニューヨーク五番街の中心的存在、あまりにも有名なティファニー本店は女性の憧れの場所。“夢がかなう場所”として特にニューヨーカーにとっては特別な場所のようです。
そしてハリー・ウィンストンは、アメリカ屈指の ラグジュアリーブランドとしてセレブからの絶大な人気が。ニューヨークが持つ無限のエネルギーに感動したハリー・ウィンストンが、1932年にその地に店を構えた時から、アメリカ人の心はハリー・ウィンストンの虜に!

お次はフランス。ファッションに置いて、時代に左右されず、でもトレンドを生み出す感性とエレガントさをあわせ持つフランス人の心を射止めるジュエリーブランドは、やはりカルティエといえるでしょう。カルティエは1847年にパリのモントルグイユ通りにジュエリー工房を開き、現在に至るまでに160年以上もの歴史を持つフランスを代表する高級ジュエリーブランド。ふたりで紡ぐ愛の調和を表現した「バレリーナシリーズ」は、勿論フランス女性からも高い人気を集めています。
さらに、世界5大ジュエラーの中で唯一パリのヴァンドーム広場を拠点とするグランサンク(パリ五大宝飾店)に名を連ねるヴァンクリーフ&アーペルもフランス人の誇りといえます。1906年にパリのヴァンドーム広場に誕生して1世紀以上。その豊かなインスピレーションが表現する夢のようなジュエリーは、自由な精神を持つパリジェンヌの寵愛を受け、世界に広がっています。

次はイタリア!イタリア女性にとって、自国が世界に誇るハイジュエリーブランド・ブルガリをブライダルリングの候補に挙げないなんてことはないはず。
ローマの地に1884年に創業したブルガリは常にイタリア派ジュエリーデザインを代表、牽引してきました。ブルガリのデザインに見られるアーティスティックで個の存在感を存分に主張するモード感は、イタリア人のスタイルに最もマッチし、支持を集め続けています。

やはり何にしても歴史あるハイブランドは古今東西どこの花嫁からも憧れの的ですね。その一方で、ブランドにこだわらず、自分たちにとっての「本当のお気に入り」を求めるカップルも多数! 身近なジュエリー工房などでオーダーすれば、好みのデザインに作れるだけでなく、ハイブランドのリングよりもリーズナブルになることも多いもの。その差額で、「宝石のランクをアップさせる」という方法も、最高にクールだと言われています。

海外の結婚についての事情アレコレはいかがでしたか? 日本にいると「え!?」と驚いてしまうこともありますが、積極的に取り入れてみるのもアリかもしれません。色々な文化や習慣を広く知ることで、型にはまらない自分たちにぴったりの結婚のスタイルを見つけてください。

(ファナティック)

※画像はイメージです