婚約指輪、結婚指輪ともに「ブルガリ一択」という花嫁。その、ブレない決意の理由

大好きな沖縄で結婚式を挙げたふたり。そんなふたりが選んだリングは、婚約指輪も結婚指輪もイタリアのハイブランド『ブルガリ（BVLGARI）』。大切な指輪への思いや、沖縄でのリゾート感あふれるウエディング、前撮り、ウエディングドレスのポイントなどについて、花嫁のM.U.さんに教えていただきました。

シンプルだけれど計算され尽くしたブルガリのリング。色褪せないデザインが魅力

婚約指輪と結婚指輪を選ぶにあたり、多くのジュエラーを見てまわることはしなかったと言うM.U.さん。というのも「何年経っても飽きないリングがいいなと思っていました。また、婚約指輪と結婚指輪が異なるブランドというのも考えられなかったので、ブルガリで統一しました。ブルガリはシンプルだけれど計算されたデザインで飽きないところが魅力。サイトでチェックして事前に決めていたので、ブルガリのブティックで実物を見てからも気持ちは変わらず即決しました。ブティックでの滞在時間も短かったのを覚えています」

婚約指輪はブルガリの「デディカータ ア ヴェネチアコレクション」から、カーブを描いた4本爪のプラチナ台で、ブリリアントカット・ダイヤモンドが特徴の「トルチェッロ」リングをセレクト。
浅草での前撮りは和装で厳かな雰囲気のなか撮影。白無垢はもっとも格式の高い正礼装で、古くから日本に伝わる伝統的な婚礼衣装。沖縄でのリゾートウエディングではトレーンの長いウエディングドレスを着用されたM.U.さん。クラシカルなウエディングドレスと、日本古来の白無垢との対比がステキ。

前撮りは国立博物館と横浜、和装で浅草、愛犬とともに辻堂海浜公園で行ったというM.U.さん。「自分の子供のように愛してやまない愛犬との前撮りは本当によかった」とのこと。ブルガリの結婚指輪は栄光と祝福のシンボルである花冠が花飾りや荘厳な王冠として表現した「コロナジュエリーコレクション」の中でも、１粒ダイヤがひと際目を引く「フェディ リング」を選びました。こちらの写真は辻堂海浜公園でのひとコマ。愛犬との家族写真が温もりを感じる１枚に。

東京都台東区、上野公園内に位置する『東京国立博物館』での幻想的なワンシーン。「東京国立博物館での前撮りは予約するのが大変でしたが、こちらで絶対に撮影したいと思っていたので、前撮りがかなって大満足でした」。大理石でしつらえた大階段での撮影など博物館を貸切にできたことは一生の思い出になり、本当にステキな時間を過ごせたそう。

1917年竣工、横浜港開港50周年を記念して建てられた『横浜市開港記念会館』での前撮り。建物はレンガと花崗岩からなり、ふたりの背景のセンターにあるのは時計塔で〝ジャック〟の愛称で地元の人から親しまれています。前撮りで着用しているマーメイドラインのウエディングドレスは購入したそう。

沖縄でのリゾートウエディング。挙式会場は読谷村（よみたんそん）に位置する『アリビラ・グローリー教会』。祭壇の向こうには海が望めるスパニッシュコロニアルスタイルのチャペル。ステンドグラスからは優しい光が差し込み、長いバージンロードの両側には木製のベンチが並ぶ神聖な空間です。「天井が高く、木の温もりが感じられ、海まで見える〝超理想〟のチャペルでした」とのこと。

ウエディングドレスは『PRONOVIAS（プロノビアス）』の〝IXION〟。「袖のパフスリーブを取り外しできる2wayのドレスは会場のクラシカルな雰囲気にとても合っていたので、選んで良かったなと思いました。アクセサリーは『ripsalis（リプサリス）』のバロックパールです。バロックパールは一つ一つ形が違うのですが、コレ！というのに出合えたのでこれからも大切に使います」

披露宴会場は沖縄へ旅行するたびに宿泊していたリゾートホテル。「ホテルの雰囲気が好きで、結婚式をするならここ！と昔から決めていました。大勢の人から注目されると緊張してしまうので、盛大な披露宴のような場面は苦手。本当に親しい友人たちを招いて、少人数で会食をしました」。『PRONOVIAS（プロノビアス）』の2wayドレスは、会食ではパフスリーブを外した着こなしにチェンジ。

青い海と緑あふれる自然に囲まれた、沖縄でのロケーションフォト。「海が大好きなふたりなので、沖縄の海を背景に撮影できて良かったです。家族とも撮影することができたので、とてもいい思い出になりました」

「沖縄でのウエディングに来てくれる友人には、少しでも楽しんでもらえるようにとブライズメイドをお願いしました。お揃いのブライズメイド用のドレスを用意し、着方やヘアアレンジ方法などをスケッチしたものを印刷し、招待状と一緒に送りました」。また、コロナ感染予防の対策には、透明のマウスガードやアルコールスプレーを小分けにして配ったそう。ただ、結婚式の１週間前に緊急事態宣言が延長になってしまい、お酒の提供ができずメニューの変更を余儀なくされたことも。「メニュー表を作り直すのが本当に大変でした」

【Brand Data】
ブルガリ（BVLGARI）
1884年の創業以来、ローマの芸術や建築美をモチーフに、独特の素材使い、ボリューム感を融合した、モダンでエレガントなジュエリーを世界に発信し続けるブルガリ。世界中の女性をグラマラスに彩る、ダイナミックなジュエリーは発表されるたびに、周囲の驚きを集めてきました。その存在感のあるデザインはひと目でブルガリとわかるほど、斬新でタイムレスな魅力を放っています。そして、現在ではそのフィールドを拡大し、ライフスタイルをトータルで華やかに彩るラグジュアリーブランドへと進化。さらに女性たちを虜にしています。

取材・構成・文／青山のりこ