PR  提供:株式会社バーニーズ ジャパン

MALCOLM BETTS SPECIAL INTERVIEW MALCOLM BETTS SPECIAL INTERVIEW

マルコム・ベッツ氏が語る
結婚するふたりへ贈る
“ジュエリーに込めた想い”

日本では「バーニーズ ニューヨーク」のみの取り扱いとなる英国・ロンドンのジュエリーブランド<MALCOLM BETTS(マルコム ベッツ)>。異素材を組み合わせることで生まれた質感の違いと独特な美しさを堪能できるデザインや、ハンマリングによるマットで個性的なテクスチャー、全工程が手作業のため同じものが存在しないことなどが、目の肥えたジュエリーファンを虜にしています。今回は<マルコム ベッツ>のデザイナー、マルコム・ベッツ氏本人に、アトリエでの仕事ぶりやデザインのインスピレーション、最重要としているこだわり、品質、ブライダルリング、お客様とのつながり、日本への想いなど、余すことなくたっぷり語っていただきました。

Introduction

01

Craftsmanship

ノッティングヒルのアトリエから

時が経つにつれ、纏う価値を感じさせてくれる<マルコム ベッツ>。
オールハンドメイドならではの、表情豊かで美しいフォルムやテクスチャーを追求。

―マルコムさんがジュエリーを制作するアトリエの様子や雰囲気は?

<マルコム ベッツ>のアトリエ兼ショップは、ロンドン・ノッティングヒルにあります。アトリエの雰囲気は、温かくてフレンドリー。私を含めて3人のスタッフが、この心地の良いアトリエで一緒に作業をしています。<マルコム ベッツ>のジュエリーを一つひとつハンドメイドするのに必要な道具が全て揃うので、<マルコム ベッツ>のジュエリー制作の全行程はこのアトリエで行っています。

よく<マルコム ベッツ>のジュエリーからは、ハンドメイドによる温かさを感じるとみなさんが言ってくださいますが、私たちと<マルコム ベッツ>のお客様との特別なつながりは、すべてこのアトリエから生まれています。

―<マルコム ベッツ>のジュエリーを知るうえで欠かせない“ハンマリング”とは?

プラチナやゴールドの場合は、金属をハンマーで叩いて加工する伝統的な技術を使います。その技術のひとつがハンマリングです。<マルコム ベッツ>では、ハンマリングをしながら成形します。そして私たちがこだわっている質感や表情を生み出すために納得いくまで、ハンマリングを続けます。ハンマリングはとても大切な工程のひとつで、ほぼ毎日行っています。<マルコム ベッツ>のジュエリーは、オールハンドメイドのため大量生産はできません。根気のいる工程ではありますが、じっくりと長い時をかけて丁寧にハンマリングをすることで、唯一無二の表情豊かな美しいフォルムとテクスチャーが生まれます。

―ハンマリングの技術から生み出される独特の風合いへのこだわりを教えてください

ネックレスだと、そこまで影響はないのですが、リングはほぼ毎日身に着けるので、風合いの変化を楽しめるアイテムです。リングの場合は、フォルムは変わらないけれど、ハンマリングによるマットな質感が使い込むことで少しずつ輝きとツヤを増します。気づかないうちに多少の傷やダメージがつきますが、それは自然なプロセスで良いことだと私たちは考えています。つまり経年変化と共に、多少のダメージさえも美しく魅せてくれるナチュラルな仕上げに私たちはこだわっています。

―シグネチャーデザインでもある異素材を組み合わせたリングについて聞かせてください

ゴールドとプラチナという異素材のコンビネーションが<マルコム ベッツ>では楽しめます。例えば外側にはプラチナを、内側には柔らかく純度の高い22カラットのゴールドを組み合わせます。異素材を組み合わせることで魅力を発揮するには、高い技術が要求されます。ゴールドをそれぞれのリングの内側にいれるための細いハンマーを使ったり、表面加工のための平らなハンマーなど、それぞれの工程にあわせた特別なハンマーをカスタマイズして使います。そうすることで、すべてのリングが個性を発揮し、スペシャルで唯一無二のリングになるのです。

―<マルコム ベッツ>ならではの品質へのこだわりはありますか?

<マルコム ベッツ>のジュエリーが他のブランドと大きく違うのは、プラチナやゴールドなど上質な素材を贅沢に使用していることではないかと思います。素材の密度が高いため、高価かもしれませんが、持続性を重要視しています。実際の多くの作品、いくつかのリングはご存じの通り、ボリュームがあります。繊細なデザインであっても、構造はしっかりしています。私の最優先事項は、ジュエリーの美しさを劣化させることなく持続させることです。

―マルコムさんが思う、素材の密度が高いメリットとは?

素材をふんだんに使うことで、年齢に合わせて指のサイズや大きさが変化したとしても、問題なくリサイズができると考えています。特に細やかな感性を持つ日本のお客様にとって、品質はとても重要だと感じています。<マルコム ベッツ>ではベストな素材、ベストな設計技術に強いこだわりを持っています。私は伝統的なメソッドを使っていますが、伝統的なものは何においても持続性がありますよね。建築などでも証明されています。例えば1000年前に建立された日本の寺院は今もそこにあります。それはすごいことですよね。<マルコム ベッツ>のジュエリーもこれに似て、長くみなさんに愛用されるものであることを望んでいます。

―素材の品質を確認する機関が、イギリスにはあるのでしょうか?

ジュエリーが完成した後は、イギリス国内で求められている高品質の基準に適合しているかどうか、ゴールドやプラチナ等の金属の品質保証を外部でチェックしてもらいます。そのため、ホールマーキング(刻印)だけは<マルコム ベッツ>のアトリエでは対応していません。ロンドンの登録証明マークは金属の品質が高いのかどうか、毎日身に着けるのに十分な品質かどうか判断するのに、重要なものになっていると思いますね。

02

Design

デザインのインスピレーション

上質な素材だけが持つ個性や美しさが重要。
性別も年齢も関係なく、多くの人に愛される、繊細ながら力強さを感じさせるジュエリーへと昇華。

―マルコムさんにとってデザインするうえで、大切な要素や優先していることは何ですか?

<マルコム ベッツ>では、金やプラチナ、ストーンなど、素材選びを優先します。それをベースにデザインを考えますね。ダイヤモンドやルビーやエメラルドの場合、その石の形がひとつのデザインの基準になるからです。大きなオーバルやラウンドのダイヤモンドなら、シンプルなデザインにしつつも、ハンマリングなどを施しながら個性的なデザインをプラスできます。美しいルビーが手に入ったなら、結婚40周年(ルビー婚式)を思いながら、ふたりの幸せが続くようなリングデザインをイメージするなど、素材のもつ個性や美しさを最大限に生かしつつ、細部にまでこだわることを大切にしています。

―ユニークで、高品質のストーンを見つけるのはとても大変そうですね

はい、コロナ禍においてはさらに難しい状況ですね。いまはすでに所有しているストーンを使って<マルコム ベッツ>のジュエリーを制作しています。約10~15年前からコレクションしているストーンを今度日本に持っていきたいと思っています。カラー、カット、クオリティはもちろん高品質で、使うのに興味深い素敵な宝石だったり、わくわくしたり、面白いものだったり様々です。私はいつも新しくて面白いジュエリーをトランクショーでお見せしています。それを日本のみなさんがとても楽しみにしてくれています。

―一点物のパーソナルなジュエリーとして多くの方に愛されていることについて、
その理由は何だと思われますか?

<マルコム ベッツ>のお客様は、独特で他で見つけることのできないジュエリーを求めています。例えば素敵なスクエアやオーバルのコニャックカラーダイヤモンドなど、探し出すのがとても難しいストーンを探し出した時には、ブレスレットやネックレス、リングでも何か特別なデザインのジュエリーを作りたくなります。それはすべて世界にひとつだけのジュエリーとなります。
自分自身のために毎日身に着けたいと思えるジュエリーを、私たちは制作し続けています。

―大ぶりなリングから繊細なリングまで、ジェンダーレスで長く愛せるデザインが多いですね

おっしゃる通り、<マルコム ベッツ>はジェンダーレスですね。繊細ながら力強さを感じさせるデザインが特徴で、男性だから女性だからということを気にしないで購入する方が大多数です。これは私が作品を作るときも同じで、女性向けか男性向けかなんて気にしないのです。あとはリングサイズを豊富に用意していることも、その理由になると思います。性別も年齢も関係なく、多くの人に<マルコム ベッツ>を気に入ってもらえることが、私がずっと願っていることなのです。

―コロナ禍で、マルコムさんの活動は影響がありましたか?

ロックダウンの際には、<マルコム ベッツ>のショップはクローズし、日本への訪問もかないませんでした。それでもアトリエでは、普段と変わりなくジュエリー制作を続けていました。ネックレスやリングを創作するのが私は大好きで、心から楽しんでいます。毎年バーニーズ ニューヨークで開催されるトランクショーなどイベントのために新しいジュエリーをデザインし制作を続けています。<マルコム ベッツ>を愛してくれるお客様への責任でもあるので、私は創作活動を止めませんでした。そして何よりジュエリーを制作することは、私自身をポジティブで希望にあふれたものにしてくれます。私自身のビジネスを守ることもね。多くの時間を<マルコム ベッツ>のジュエリー制作に費やすことができてよかったと思っています。

03

Bridal

ブライダルリングに込める想い

異素材のコンビネーションは、「結婚」そのものを表現。
指に通した瞬間、温かみと幸せを感じさせてくれる<マルコム ベッツ>のブライダルリング。

―マルコムさんがブライダルリングに込める想いについて教えてください

“Craftsmanship”のカテゴリーでお話していますが、<マルコム ベッツ>の中に、異素材のコンビネーションリングがあります。プラチナやゴールドのコンビネーションは、「結婚」そのものを表現しています。カップルが出会い、結婚することで、個性の異なる2人のコンビネーションになりますね。プラチナとゴールドもそれと一緒です。生涯続く、素敵で温かいテクスチャ―を指の上に感じることができるのです。ハンマリングで仕立てた異素材のコンビネーションリングは、豊かな輝きを放つことでしょう。<マルコム ベッツ>には同じリングはふたつと無く、ふたりにとって唯一無二のスペシャルな存在になるはずです。

―オーダーなど要望に応えることで気を付けていることはありますか?

オーダーに関しては、もちろん受けています。年に2回トランクショーにて、バーニーズ ニューヨークのバイヤー マユコさんがいつも私と一緒にいてくれるので、通訳をしてもらいながら、それぞれのお客様が何を求めているのか正確に把握します。ノートにその要望を書き留めながら、良いアイディアをもらうのです。またリングサイズですが、正確に日本のサイズシステムに従ってアトリエで作ります。バーニーズ ニューヨークのスタッフにサポートしてもらいながら、サイズに関するトラブルが起こらないように配慮しています。

―予算を最初に伝えて、ブライダルリングを制作してもらうことは可能ですか?

それぞれのお客様の要望には、時々予算があるケースもありました。もちろん提示された予算内でリングを制作することもできます。いままでにも3つのリングがほしいとリクエストをもらったことがあります。ひとつはダイヤモンドをセットしたエンゲージリング(婚約指輪)、そしてペアでマリッジリング(結婚指輪)がほしいと、オーダーを受けたこともありますよ。<マルコム ベッツ>では、それぞれの要望に合うようなオーダーも受けることができますので、まずはご相談ください。

―マルコムさんにとって、ブライダルリングとはどういう存在なのでしょうか?

とても特別なものになりますね。なぜなら結婚はとても特別な出来事だし、永遠のものだから。結婚はイギリスでも日本でも特に大きなイベントであり、挙式や披露宴などの特別なセレモニーで、リングはとても重要な要素のひとつになります。幸せなことに、私はトランクショーでブライダルリングを選びに来るカップルに会うことができます。一緒にリングを選ぶことで、ふたりに関わることができてとても幸せです。

―結婚を機に<マルコム ベッツ>のリングを購入し、すっかりファンになって、少しずつアイテムを増やしていきたいという人が多いですがそれはなぜだと思いますか?

そんなふうに<マルコム ベッツ>を思ってもらえるのはとても素敵なことです。オールハンドメイドで作り上げた温かみのあるブライダルリングに指に通すことで、その良さを感じてくれたのだと理解しています。また、バーニーズ ニューヨークにて、私たちが制作したブライダルリングを試着したときに、彼らはその良さをきっと感じてくれたのだと思います。

特に日本とロンドンには、<マルコム ベッツ>の作品をたくさんコレクションしているお客様がいます。<マルコム ベッツ>のいくつかのアイテムを毎日コーディネートして楽しんでくれています。みなさんが大切に身に着けてくれていることを常に想いながら、私たちはジュエリーを制作しています。

04

Japan

日本とのつながり

バーニーズ ニューヨークで開催するトランクショーで、日本のお客様と直接会えるのが何より楽しみ!
私の仕事のなかでも最も面白いと感じています。

―日本での展開をバーニーズ ニューヨークだけにしている理由は?

日本に行くようになってから28年が経ちました。<マルコム ベッツ>を取り扱うのにバーニーズ ニューヨークほど良いショップはないと感じています。たった3人のスタッフですし、私はビジネスを大きすぎるものにしたくないと思っています。<マルコム ベッツ>では品質を最重要としており、始めから終わりまですべてが手作りです。大量生産ができないことなど、バーニーズ ニューヨークは、私たちが大切にしていることを優先し、理解してくれています。

―バーニーズ ニューヨークと<マルコム ベッツ>は相性がいいですね

バーニーズ ニューヨークのお客様はとても個性的で、洋服やジュエリーなど、好みに強いこだわりがあります。すでにジュエリーをいくつか所有している方が多いので、そのご自身のコレクションに<マルコム ベッツ>のジュエリーを加えてほしいと思っています。お客様は自分が本当に好きなものを知っているので、バーニーズ ニューヨークのようなショップを選んで足を運ぶのだと思います。この点でバーニーズ ニューヨークは<マルコム ベッツ>ととても相性がいいと感じていますね。

―バーニーズ ニューヨークで開催されるトランクショーについて教えてください

バーニーズ ニューヨークで年2回開催されてきた<マルコム ベッツ>トランクショーを何より楽しみにしています。私自身が参加するスペシャルミーティングのイベントがあることは、本当にベストです! 私の仕事のなかでも最も面白いと感じています。日本を訪れるときには、バーニーズ ニューヨークの東京・銀座や六本木、横浜、神戸、福岡の全店舗に足を運び、接客やジュエリー選びのアドバイスに直接対応します。とてもパーソナルな関係を築けますし、デザイナーとして日本のお客様の好みや考えを知るいい機会になっています。

―バーニーズ ニューヨークとほかの百貨店やセレクトショップの違いは?

バーニーズ ニューヨークのスタッフは、<マルコム ベッツ>のお客様のことをとても理解してくれています。その好みも熟知していて、お客様がどんな風にジュエリーを身に着けたいのかなど、良いアイディアを私たちに伝えてくれます。とても良い関係を築けていると思います。日本ではバーニーズ ニューヨークでしか<マルコム ベッツ>を手に取ることができません。私は全店舗に足を運びます。いつもお客様を幸せにしたいですし、バーニーズ ニューヨークのお客様を最優先にしたいのです。他の百貨店やセレクトショップで何かする必要性を感じていませんね。

―日本でなぜここまで<マルコム ベッツ>が愛されたと思いますか?

なんでだろうなあ…。そこには長い過程があります。私は日本が大好きで日本の文化に興味を持ち、そこからインスピレーションを受けてきました。日本にはとても伝統的で現代的な強さがありますよね。<マルコム ベッツ>の作品でも同じように伝統と現代の技術が組み合わさっていて、質を重視している。だから私の作品が日本のみなさんに愛されるのだと思います。なかでも日本の<マルコム ベッツ>のお客様は品質の高さやどうやって作られているのか知りたいと思う人が多く、何より私たちのことを理解してくれていると感じます。日本を訪れるたびに、みなさんと会えることが楽しみです。私は多くの人々と強くつながっていると感じています。

―トランクショーには、本当に多くの人がいらしていて驚きました

どれだけの人が来てくれるか知っていますよね? 信じられないです。私もトランクショーでみなさんに会うのをいつもとても楽しみにしています。30年前に結婚指輪を作った方のお子さんが、今度は結婚をするという話を直接聞いたりすることも。全部見てきていますね。とにかく長い過程を経て、私とお客様との間には築いてきた温かい関係が保たれています。みなさんに会うたびに、わくわくしています。私にとっては、すべてのお客様が特別な存在です。特別なつながりを感じますし、尊敬がありますね。

<マルコム ベッツ>を検討中の方やすでに愛用している方にメッセージをお願いします

まずは、<マルコム ベッツ>を見つけてくれて、私たちがやっていることを理解してくれて、ありがとうございます。ぜひバーニーズ ニューヨークで開催するトランクショーへお出かけください。私に会いに来てください。皆さんと直接お会いできることを楽しみにしています。多くの方にお会いしたいと思っています。いつも新しい方に出会いたいと思っています。老若男女問わず、色々な方と会いたいと思っています。待っていますね。

ロンドン⇔東京のオンラインインタビューとなりましたが、マルコムさんは終始穏やかな表情で、一つひとつ丁寧にお話しくださいました。<マルコム ベッツ>のジュエリーが持つ内に秘めた力強さと美しさ、そして温かさは、マルコムさん本人が醸すものなのだと実感。何事においても変わらないそのナチュラルな人柄に惹かれる人が多いこともうなずけます。トランクショーに多くのお客様がマルコムさんに会うために足を運ぶ理由を知ることができた気がしました。インタビューの中で印象的だったのが、「カスタマー(顧客・お客様)のために」という言葉を何度も繰り返されていたこと。人一倍カスタマー想いのマルコムさんと直接会えるトランクショーが待ち遠しい。



MALCOLM BETTS exclusive by BARNEYS NEWYORK

感性豊かな大人のためのセレクトを誇るスペシャリティストア「バーニーズ ニューヨーク」は、銀座・六本木・横浜・神戸・福岡に店舗を展開。2021年8月には西武渋谷店に初となるコンセプトストアをオープン。ラグジュアリーなファッション、アクセサリーからブライダル、ベビーアイテム、テーブルウエアまで、シンプルで程よい個性が光る上質なアイテムを提案。バイヤーの審美眼にかなった確かな品揃えに定評があり、本物を求める大人がショッピングを楽しめる空間です。

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