CHAUMET

ショーメのハイジュエリーと“日本の美”が融合 「CONVERSATIONS VIRTUOSES 2」を開催

ショーメのハイジュエリーと“日本の美”が融合 「CONVERSATIONS VIRTUOSES 2」を開催(0)―CHAUMET(ショーメ)

photo:ブリリアントカット・ダイヤモンドがあしらわれた「ダンテル・ドゥ・ルミエール」ティアラと、奈良祐希氏による陶芸作品

1780年にフランス・パリにて創業以来、伝統的な宝飾技術を受け継ぎながら、進化させ続けてきたハイジュエリーメゾン「CHAUMET(ショーメ)」。そのショーメが、日本の若き匠と“対話”をコンセプトに2023年11月中旬、東京都内にて『CONVERSATIONS VIRTUOSES 2』と題し、ハイジュエリーのお披露目を行った。

今回のお披露目では53点ものハイジュエリーが一堂に会するだけでなく、その半数以上が日本初上陸。そして、そのハイジュエリーとコラボレーションするのは、日本の美をけん引する気鋭の陶芸家の奈良祐希氏、伝統の技を受け継ぎ、新しい解釈で作品を表現する染織家の吉岡更紗氏、空間と共に音をデザインするサウンドアーティストの細井美裕氏の3名。
ショーメのハイジュエリー達にインスパイアされて創り出されたという、アーティスト3名による特別なアート作品との競演も見どころ。一般公開はされないというお披露目会にマイナビウエディング編集部も伺うことができたので、貴重なハイジュエリーとアートのコラボレーションの数々をたっぷりご紹介。

ハイジュエリー×「陶芸」「音楽」「染色」とのコラボレーション

ショーメのハイジュエリーと“日本の美”が融合 「CONVERSATIONS VIRTUOSES 2」を開催(1)―CHAUMET(ショーメ)

photo:ブリリアントカット、プリンセスカット、スクエアカット、バゲットカットなどさまざまなカッティングのダイヤモンドを配することで、波の激しさやしぶきの力強さを表現した「デフェルラント ドゥ ショーメ」コレクション ティアラ

会場内は、ショーメのハイジュエリーと「陶芸」「音楽」「染色」という異なる文化の出会いを、大きく3つのエリアに分けて展示。サウンドアーティストの細井美裕氏による音楽とのコラボレーションエリアでは、それぞれのスピーカーから個々の音楽が流れ、ハイジュエリー1点ごとに音楽との融合が表現されている。ハイジュエリーの前に立つと、それぞれ異なる奥行のあるサウンドに包まれ、神秘的な輝きとひとつになれるような気分に。

ショーメのハイジュエリーと“日本の美”が融合 「CONVERSATIONS VIRTUOSES 2」を開催(2)―CHAUMET(ショーメ)

photo:花びらのモチーフを現代的なスタイルで表現した「ソワール ドゥ フェット」ダイヤモンドネックレスと、「ソワール ドゥ フェット」ダイヤモンドリング。ネックレスは、D FL Type IIA ペアシェイプ ダイヤモンド 1石(11.30ct)、ペアシェイプ ダイヤモンド 2石(各約2ct)、ブリリアントカット ダイヤモンドをセット、ショーメが誇るフィル・クトー技法により、特別なダイヤモンド3石が宙に浮かんでいるかのような浮遊感を演出

ショーメのハイジュエリーと“日本の美”が融合 「CONVERSATIONS VIRTUOSES 2」を開催(3)―CHAUMET(ショーメ)

photo:ブリリアントカット ダイヤモンドを繊細な透かし彫りの葉にあしらった「メロディ ナクレ」ネックレス

陶芸家の奈良祐希氏による、陶芸作品とのコラボレーションのエリアでは、時間という本質を表現。原石から宝石を慎重にカットする工程と、土から粘土をつくり形成する作業に共通点を見い出したということから、時を超えて輝き続けるショーメのハイジュエリーと見事なまでに融合させていた。

ショーメのハイジュエリーと“日本の美”が融合 「CONVERSATIONS VIRTUOSES 2」を開催(4)―CHAUMET(ショーメ)

photo:植物から着想を得たという奈良氏のアート作品とともに。手前左はラナンキュラスの花をイメージした「エクロジオン ドゥ ショーメ」のリング。大胆なコントラストのカラーストーンの組み合わせで、アンリ・マティスをはじめとするフォーヴィズムの原色の世界を表現

ショーメのハイジュエリーと“日本の美”が融合 「CONVERSATIONS VIRTUOSES 2」を開催(5)―CHAUMET(ショーメ)

photo左:日本でもブライダルジュエリーとしてベストセラーの「トルサード」をハイジュエリーに進化させた「トルサード ドゥ ショーメ」リング
photo右:シベリアの凍てつくほどの寒い冬に上る太陽をイメージし、セイロン産カボションカットパパラチアサファイアを配した「レ モンド ドゥ ショーメ」コレクション プロムナード アンペリアル ネックレスとブレスレット。ネックレスがサンセット、ブレスレットがサンライズを表現


染織家の吉岡更紗氏によるエリアでは、染色とストーンの本質を表現。染色で重要な役割を果たす植物染料と、地中深くジュエリーとして生まれ変わるのを待つストーンに〝自然からの贈り物〟という共通点を見い出したそう。吉岡氏がショーメのために染めたという、5メートルもの繊細なシルクのタペストリーとハイジュエリーがコラボレーションを実現。

ショーメのハイジュエリーと“日本の美”が融合 「CONVERSATIONS VIRTUOSES 2」を開催(6)―CHAUMET(ショーメ)

photo左:海岸線の波と赤土の大地を連想させる「エスカル」ネックレス
photo右:ショーメを象徴するクリエーション「フクシア」ティアラからインスピレーションを得たという「ソワール ドゥ フェット」ルビー ネックレス


「CONVERSATIONS VIRTUOSES 2」でお披露目されたハイジュエリーの一部は、時期は未定ながらショーメ 銀座本店で展開される可能性もあるとのこと。気になる人はぜひ足を運んでみて。