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My Story, My Jewelry Vol.4 宮澤エマ「まだまだ続く挑戦の日々。ジュエリーを“人生のマイルストーン”に重ねて」

ご好評をいただいているマイナビ プレミアムジュエリーのスペシャル連載「My Story, My Jewelry」。
自分の感性を信じ、自分だけの物語を彩るジュエリーを選ぶ。肩に力の入った“ラグジュアリー”ではなく、上質な経験を重ねながらも、しなやかさと強さの中にあるリュクスな佇まいを忘れない。そんな美しさを持つ方に、「私の物語、私のジュエリー」についてお聞きするインタビューです。

第4回は、宮澤エマさんにご登場いただきました。
舞台デビューは2013年のミュージカル。以降、華と実力を併せ持つ舞台俳優として、多くのミュージカル作品でメインキャストを務めてきた宮澤さん。近年は、朝の連続ドラマや大河ドラマ、オンエア中の『罠の戦争』など、TVドラマでも大活躍中なのはご存じの通りです。
インタビューでは、「子どもの頃から身近だった」というジュエリーにまつわるエピソードや、舞台初主演作となるストレートプレイ『ラビット・ホール』への意気込みまでたっぷりとうかがいました。

ジュエリーに親しむ母の姿をお手本に

――子どもの頃から「ジュエリー」を身近に感じて育ったとお聞きしました。

実は母が、あの世代にしてはいろいろと転職を重ねてきた人で(笑)。ルフトハンザ航空のCAから始まって、エスティ ローダーのPRなど、本当にたくさんの仕事をしてきたそうなんです。私も子どもの頃から、母の仕事にまつわるエピソードを聞いていたのですが、そこで必ず登場するのがジュエリー。母は一つひとつのジュエリーを大切に見せてくれながら、「これはね、△△のお仕事のときに頑張った証として買ったもの。私の勲章なのよ」と話していたんです。だから私も自然に「ジュエリーって働く自分のために買うものなんだ」というふうに考えるようになりました。

それこそ母の世代って、結婚するときも含めて、男性に買ってもらうというのが前提だったと思うんですね。でも母にとってのジュエリーは、自分の好きなときに、好きなものを買うという、いわば“人生のマイルストーン”。私もそんなふうにして大切なジュエリーを見つけていけたらいいなと思っています。

――今日持ってきてくださった愛用ジュエリーも、お母様から譲られたものだそうですね。

父が外交官をしていたこともあって、母のジュエリーは華やかで大ぶりなものが多いんですね。だから私にはまだまだ早いと思っていたのですが、最近は母に「今着けないで、いつ着けるのよ」と言われるようになって(笑)。確かにジュエリーって、年齢によって似合うものが変わってきますよね。このピンク色のサンゴのリングは、クラシカルだけれど可愛らしさもあるし、今の私にピッタリ。これぞというときに着けています。



もうひとつのこちらは、シミュレイテッド・ダイヤモンド(人工ダイヤモンド)のリング。母はさまざまな仕事を経て、今は「トラベルジュエリー®」の会社を経営しているのですが、やっぱりジュエリーが好きでも、旅先に持っていくと危ない目に遭うことも多いのだとか。それでこういうジュエリーを取り扱うようになったと聞きました。天然ダイヤモンドのカッチリしたジュエリーは、今の私にはまだ恐れ多い……なんて思ってしまうのですが、こちらのリングだったらお値段もかなり可愛いくて(笑)、躊躇なく着けられるので気に入っています。

ハイジュエリーはミックスして楽しむのが好き

――ご自分でジュエリーを購入するときは、どんなところがポイントでしょうか。

私自身はファッションもカジュアルが好きなので、シンプルな1粒ダイヤのジュエリーを選ぶことが多いですね。Tシャツとジーンズのときにさりげなくダイヤモンドのリングを着けると、それだけでおしゃれ度がグッと上がるし、全体が格上げされる感じがします。
あとは作家のこだわりが感じられるもの、シンプルなデザインの中にチラッと何かひと癖あるものに惹かれます。それでいて毎日着けていても気にならないものがいいな。
ただ仕事柄、撮影現場やお稽古場ではジュエリーを外すことが多いですし、けっこう私、雑なところがあるので、無くす心配が……(笑)。なので、身の丈にあったものでも、ちょっと背伸びしたものでも、「これは大事に扱うぞ」と思えるようなものだけを厳選して購入するようにしています。

――ハイジュエリーについては、いかがですか。

私たちの世代って、お洋服は比較的カジュアルだったり、着倒したら次に移るというような感覚があったりしますが、ジュエリーは「半永久的に存在し続けるもの」だからこそ、母が持っていたジュエリーや周りの方が着けているジュエリーを、子どもの頃から憧れを持って見つめていた記憶があります。
とはいえ、いきなりヒールを履いてハイジュエリーを着けてというフル装備は自分らしくないですし、特に今はコロナ禍でもあり、ジャージにスニーカーというファッションもすっかり定着しましたよね。そこにサラリとハイジュエリーを着けるのがかっこいいなと思うので、最近はそういう取り入れ方にも挑戦しています。

これも母から教えてもらったのですが、ココ・シャネルはジュエリーをたくさん着けるのが好きだったけれど、全部本物にはせず、自分の好きなカジュアルなアクセサリーとミックスして着けていたそうですね。私もクラス感のあるものとカジュアルなもの、スポーティーなものなどをミックスして私なりの着け方をするのが好きなので、これからもそんなふうに楽しみながら、少しずつお付き合いを深めていきたいなと思っています。

初めての主演舞台。不思議な流れを感じて

――舞台初主演となる『ラビット・ホール』は、ニューヨークの郊外に住んでいる夫婦の物語。宮澤さんはアメリカの大学を卒業されていることもあり、現地のジュエリー事情を目にすることも多いのでは。

私の姉もアパレル会社を起業しているので、ニュ―ヨークにはよく行きます。姉や母がティファニーやブルガリなどハイブランドの新作をチェックしている横で、ウィンドウショッピングを楽しんだり(笑)。アメリカ人は、寝ていてもジムに行ってもジュエリーはずっと着けているという方が多いですね。ちょっと大ぶりなものとか、カラフルな色にも抵抗がないので、よりパーソナルに感じられるジュエリーを着けている印象があります。新しいジュエリーもですが、「これにはこういう意味があるのよ」とか、おばあ様からもらったもので、ずっと肌身はなさず着けているとか。すごく“ストーリー”を大切にして、その意味を感じながら着けているんですよね。

私と同世代の友人たちは、“ブラッド・ダイヤモンド”(アフリカ地域紛争の武器調達のために不法取引されるダイヤモンド)に対する問題意識も高いので、なおさら受け継がれているジュエリーを大切にするという傾向があります。シミュレイテッド・ダイヤモンドもその一環で、そういう哲学って言ったらいいのかな。自分の価値観に合わせたジュエリー選びをしている人が多いです。

――本作は、2007年にピュリッツァー賞を受賞している傑作戯曲。リアルなアメリカ人夫婦の日常を通して、悲しみの底から希望への道筋を描きます。

本当に素晴らしい戯曲と演出、共演者の方に恵まれて初主演舞台に挑めるというのが、このうえない喜びです。それにずっとやりたかったストレートプレイがこのタイミングで出来るということ、願ってもなかなか手に入れられなかったことが、不思議なめぐりあわせで叶ったということにも、偶然という言葉では片付けられない何かを感じています。

ここ数年は、嬉しいことに連続テレビ小説『おちょやん』や、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』など映像作品のほうで、たくさんの方に名前を知っていただけるようになりました。はじめは長期間の撮影で舞台の世界から離れることはとても怖くて、すごく悩んだんですよ。でも、もしかしたらこの先もっと幅広い役、いろいろな作品に出合うために、いったん舞台から離れる時期が来たんじゃないかと、前向きに考えるようにして。そうやって思い切って選択して、自分なりに一つひとつの作品と真剣に向き合ってきたからこそ、このタイミングでこの作品のオファーをいただけたんじゃないかなと、今は思えるようになりました。そういうことって決して計算で出来るものではないですよね。つくづく人生の流れというか、その不思議さを感じているところです。

――まさに、そういった映像作品で宮澤さんを知った方に、ぜひ本作の魅力を教えてください。

物語は息子を事故で亡くしてしまった若い夫婦の話……ということになるのですが、舞台で展開されるのは、ごく普通の人々の日常です。人って、悲しい、つらいという重い感情を抱いていても、普段の生活には小さな笑いもあるし、ひょんなことから家族の別の関係性のほうが浮彫りになったりしますよね。そうやって「悲しみ」だけにフォーカスしているわけではないのが、すごくリアル。どんな人でも生きていると何かを乗り越えなければならないし、乗り越えたのかもしれないけど古い傷として残っているものがある。だからご覧になった方は誰もが、妻だったり夫だったり、誰かの妹、誰かのお母さん、娘、息子っていうこの作品の登場人物に、どこかで共感できるんじゃないかなと思います。

月並みな言い方になってしまうのですが、普通に日常を生き抜くって、いかに大変なことか。そんな私たちに、この作品は“毎日生きているあなたは偉いよ”って語りかけてくれるような気がします。誰でもつまずくことはあるし、つまずいたってどうにかして再生する方法はある。そんなことを思い出させてくれるから、観終わった後に「明日も頑張ろう」っていう気持ちになれるのではと思います。
舞台をあまり観たことがないという方でも、まっさらな状態で来ていただければ大丈夫です。私たちとこの作品が絶対にあなたを違うところに連れていく、それぐらいのパワーを持った作品だと思うので、それを信じて(笑)、ぜひ劇場にいらしてください。

【公演情報】『ラビット・ホール』

宮澤さんが出演する舞台『ラビット・ホール』は、2023年4月9日(日)~25日(火)東京・PARCO劇場、4月28日(金)秋田・あきた芸術劇場ミルハス 中ホール、5月4日(木)福岡・キャナルシティ劇場、5月13日(土)~14日(日)大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。

作:デヴィッド・リンゼイ=アペア、翻訳:小田島創志、演出:藤田俊太郎
出演:宮澤エマ、成河、土井ケイト、阿部顕嵐/山﨑光(ダブルキャスト)、シルビア・グラブ

公式サイト:https://stage.parco.jp/program/rabbithole/
写真/源賀津己
ヘア&メイク/髙取篤史(SPEC)
スタイリスト/長谷川みのり
取材・文/藤野さくら

Tundraピアス ¥92,500(Kalevala お問い合わせ kalevalashop.jp)

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