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初めてでも迷わない、ハイジュエラーで選ぶ婚約指輪 ~ティファニー、カルティエ、ショーメ…人気メゾンの魅力と代表作~

婚約指輪の候補として名前が挙がることの多い、ティファニーカルティエショーメといったハイジュエラー。憧れはあるものの、その違いや魅力の背景まで丁寧にひも解く機会は意外と少ないかもしれない。
婚約指輪は、メゾンが長い年月をかけて培ってきた美意識や世界観が凝縮された存在。代表的なリングを見つめることで、デザインの方向性や大切にしている価値観が自然と浮かび上がってくる。

婚約指輪選びでは、ブランドごとの美意識や世界観を知ることも大切なポイント。ここからは、メゾンの歴史や特徴を紹介しながら、初めての婚約指輪選びに役立つブランドの魅力と代表作をひも解いていく。

Tiffany&Co.(ティファニー)|婚約指輪のスタンダードを確率したメゾン


世界における婚約指輪文化の礎を築いた「ティファニー」。1837年の創業以来、ダイヤモンドの美しさを最大限に引き出すデザインとクラフツマンシップにこだわり続けてきた。1886年に発表された「ティファニー® セッティング」で、6本爪でセンターストーンを高く掲げる革新的な設計により、婚約指輪のスタンダードを確立した名作である。
流行に左右されないタイムレスなデザインと、日常に自然となじむ洗練されたフォルムもティファニーの魅力。婚約指輪を、単なる高価なジュエリーではなく、身につける人の美意識や価値観を映す存在として捉える哲学が、今なお息づく。

◆そんなティファニーの代表作は…
『ティファニー® セッティング エンゲージメント リング』
『ティファニー® セッティング エンゲージメント リング』
婚約指輪のスタンダードを築いた名作中の名作、「ティファニー® セッティング」。6本爪でダイヤモンドを高く掲げるセッティングは、光を存分に取り込み、どの角度からも純粋な輝きを放つ。身につけるだけで気品を纏い、時代や流行に左右されない美しさを体現。


Cartier(カルティエ)|王の宝石商が描く、揺るがないエレガンス


1847年、パリで創業したカルティエ。“王の宝石商、宝石商の王(Jeweller of Kings, King of Jewellers)”と称され、世界各国の王室やセレブリティに魅了し続けてきたハイジュエラー。カルティエのブライダルリングに共通するのは、過度な装飾に頼らない、構築的で完成度の高いフォルム。歴史の中で磨かれてきた均整美と確かなクラフツマンシップが、ダイヤモンドの輝きを端正に引き立てる。婚約指輪という節目にふさわしいのは、トレンドではなく“格”という価値観に応える存在がカルティエといえる。

◆そんなカルティエの代表作は…
『LOVEソリテール リング』
『LOVEソリテール リング』
1970年代ニューヨークで誕生した「LOVE」コレクションの精神を受け継ぐソリテール。無駄のないオーバルシェイプのバンドに刻まれたビスモチーフが、愛を封じ込めるというコンセプトを象徴。センターダイヤモンドの輝きを潔く際立たせる設計は、モダンでありながら揺るがないエレガンスを表現。カルティエらしい強さと気品を兼ね備えている。


CHAUMET(ショーメ)|皇帝の宝石商として歴史を刻むメゾン


1780年創業。ナポレオン1世の御用達宝石商として名を馳せ、フランス皇室やヨーロッパ王侯貴族のために数々のティアラを手がけてきたショーメ。その歴史の中で育まれたのは、気品高いジュエリーの世界観。王冠・ティアラに着想を得たデザインは、指先に“物語”を宿す。婚約指輪は単なる装身具ではなく、愛の象徴であり、格式を受け継ぐ証。ショーメのリングには、240年以上も続くエレガンスの系譜が息づいている。

◆そんなショーメの代表作は…
「ジョゼフィーヌ」コレクション アムール デグレット リング
「ジョゼフィーヌ」コレクション アムール デグレット リング
ナポレオン皇妃ジョゼフィーヌに捧げられた、ショーメのアイコンであるコレクション。ティアラを思わせるV字ラインと、センターに輝くラウンドブリリアントカット ダイヤモンドが、気高く優雅な印象を演出する。上下に重なる繊細なパヴェセッティングが指先に奥行きを生み、まるで王冠を纏うかのような存在感。愛と気品を象徴する、ショーメらしいリング。


BOUCHERON(ブシュロン) |伝統とモードを横断する、パリの革新


1858年創業、パリ・ヴァンドーム広場に最初にブティックを構えたハイジュエラー、ブシュロン。創業以来、卓越したクラフツマンシップと大胆なクリエイションを両立し、伝統に安住しない革新性を打ち出してきた。建築や自然、クチュールから着想を得たデザインは、クラシックの枠を超え、現代的な感性と結びつく。ジュエリーを“装飾”にとどめず、身につける人の個性を際立たせる存在へと昇華させる美意識が支持され続けている。

◆そんなブシュロンの代表作は…
『ピヴォワンヌ ソリテール リング』
『ピヴォワンヌ ソリテール リング』
洗練されたシャクヤクの花をモチーフにした『ピヴォワンヌ ソリテール リング』。幾重にも重なる花びらを思わせる立体的なフォルムが、センターダイヤモンドの輝きをやわらかく包み込む。繊細なセッティングと華やぎを両立させたデザインは、ブシュロンらしい芸術性とモードを感じさせる。


CHANEL(シャネル)|自由とエレガンスを貫く、パリの象徴


1910年、ガブリエル・シャネルによって創業。ファッションの歴史を塗り替えてきたシャネルは、ジュエリーにおいても“自由”という哲学を一貫して体現してきた。1932年に発表された初のハイジュエリーコレクション以来、女性を解放する美意識と、時代を超えるタイムレスなデザインを追求し続けている。
マトラッセのキルティングやカメリア、リボンといった象徴的モチーフは、単なる装飾ではなく、シャネルの精神そのもの。婚約指輪にも、その強さとエレガンスが息づく。

◆そんなシャネルの代表作は…
『ココ クラッシュ コレクション エンゲージメントリング』
『ココ クラッシュ コレクション エンゲージメントリング』
メゾンを象徴するキルティングモチーフをリングに落とし込んだ「ココ クラッシュ」。グラフィカルでありながら上品なフォルムが、センターダイヤモンドの輝きを引き立てる。クラシカルにとどまらない大胆さと、確かな品格を併せ持つ。


MIKIMOTO(ミキモト)|日本が誇るハイジュエラー、真珠とダイヤモンドの美学


1893年、世界で初めて真珠の養殖に成功した御木本幸吉によって創業されたMIKIMOTOは、日本発のハイジュエラーとして、真珠の美を世界基準へと押し上げてきた存在。厳格な基準で選び抜かれた素材と、繊細で気品あるデザインは、ブライダルジュエリーにおいても揺るぎない信頼を集める。真珠で培った審美眼とクラフツマンシップは、ダイヤモンドジュエリーにも受け継がれている。

◆そんなMIKIMOTOの代表作は…
『Jeux de Rubans』PR-1482U (ジュ ドゥ リュバン)
『Jeux de Rubans』PR-1482U (ジュ ドゥ リュバン)
風になびくリボンを結んだような立体的フォルムに、艶やかなアコヤ真珠とダイヤモンドをあしらった『ジュ ドゥ リュバン』。ミキモトならではの真珠の美しさと、洗練されたセッティングが融合し、可憐さと格調を併せ持つリング。


Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)|愛の物語から生まれたメゾン


1896年、アルフレッド・ヴァン クリーフとエステル・アーペルの結婚をきっかけに誕生したヴァン クリーフ&アーペル。愛の物語から始まったメゾンは、詩情あふれるデザインと卓越したサヴォアフェール(匠の技)で、唯一無二のハイジュエリーの世界を築いてきた。ミステリーセット™に代表される高度な技術や、自然やクチュールから着想を得た繊細な表現は、優雅でロマンティックな美意識の象徴でもある。気品と軽やかさを兼ね備えたリングは、指先にそっと寄り添いながらも、確かな存在感を放つ。

◆そんなヴァン クリーフ&アーペルの代表作は… …
クチュール ソリティア(0.30ct / E VVS2)
クチュール ソリティア(0.30ct / E VVS2)
アシンメトリーなラインが印象的な「クチュール ソリティア」。オートクチュールの世界に着想を得たフォルムは、ダイヤモンドを優美に包み込み、まるでドレスのボタンホールのような洗練を感じさせる。センターストーンの澄んだ輝きと、流れるようなパヴェのラインが織りなすコントラストは、エレガンスと個性を両立させる。


PIAGET(ピアジェ)|情熱とクラフツマンシップが宿る、エレガンスの系譜


1874年、スイスで創業したピアジェは、もともと高精度ムーブメントの工房として歴史を重ねてきたメゾン。時計製造で培った精緻な技術力と美意識は、やがてジュエリーへと昇華され、薄く、軽やかでありながら存在感を放つデザインを確立した。ピアジェのブライダルリングは、厳選されたダイヤモンドと、女性らしいしなやかなフォルムが特徴。華やかさの中に気品を宿し、ロマンティックでありながらも決して甘くなりすぎないデザインも魅力のひとつ。

◆そんなピアジェの代表作は…
『ピアジェ パッション』 G34L1A00
『ピアジェ パッション』 G34L1A00
センターストーンを囲むように配されたダイヤモンドが、まるで光の輪のように輝きを広げるソリテールリング。高めにセッティングされたダイヤモンドが光を取り込み、上質な存在感を放つ。女性らしいカーブを描くアームがセンターストーンをやさしく支え、凛とした華やぎとエレガンスを両立する。


TASAKI(タサキ)|日本唯一のサイトホルダーが誇る、確かな信頼と輝き


日本を代表するハイジュエラー、TASAKIは、世界最大のダイヤモンド原石供給会社「デビアスグループ」と直接取引できる、日本唯一の“サイトホルダー”として知られる存在。厳選された原石を自社で研磨・選別し、最高水準のクオリティへと仕立てる体制は、TASAKIの揺るぎない強みのひとつ。
伝統的なブライダルジュエリーの気品を大切にしながら、モダンな感性を融合させたデザインも特徴。タイムレスな美しさと、どこかエッジの効いた洗練が同居するリングは、日本の美意識と国際的な評価を兼ね備えた存在感を放つ。

◆そんなTASAKIの代表作は…
ピアノ ソリティア
ピアノ ソリティア
TASAKIオリジナルのSAKURAGOLD™を用いた『ピアノ ソリティア』。強く伸びやかなピアノの音色をイメージしたフォルムが、センターダイヤモンドの輝きを一層引き立てる。淡い桜色を思わせる柔らかな色味と、精緻に磨き上げられたダイヤモンドの透明感が調和し、日本発のハイジュエラーならではの繊細さが宿る。


Chopard(ショパール)|“Happiness”を宿す、スイスの老舗メゾン


1860年、スイスで創業したショパール。時計メーカーとして歩み始め、その後カンヌ国際映画祭をはじめとする華やかな舞台で存在感を放つハイジュエラーへと発展してきた。ブランドが大切にしてきたのは、“Happiness”の精神。愛を喜び、幸せを分かち合うという価値観が、ブライダルコレクションにも息づいている。メゾンを象徴するモチーフは「ハート」。愛の象徴をモダンに昇華したデザインは、甘さに寄りすぎない洗練をまとい、人生の節目にふさわしい輝きを放つ。

◆そんなショパールの代表作は…
『ショパール フォーエバー パヴェ ハート シェイプ』
『ショパール フォーエバー パヴェ ハート シェイプ』
ショパールのアイコンであるハートシェイプのダイヤモンドを主役に据えたエンゲージメントリング。繊細なパヴェセッティングがセンターストーンの輝きを引き立て、可憐さと気品を両立する。甘さを抑えたシャープなフォルムが、大人の愛にふさわしい存在感を描く。


BVLGARI(ブルガリ)|ローマの美意識を受け継ぐ、グラマラスなハイジュエラー


1884年、ローマで創業。古代ローマの壮麗な建築や文化に着想を得た大胆でグラマラスなデザインは、ブルガリならではの個性として確立されてきた。ローマ・スペイン広場前の旗艦店を象徴に、イタリアン・ハイジュエリーの美意識を世界へ発信し続けているメゾンである。王侯貴族や映画界のスターたちを魅了してきたそのスタイルは、華やかでありながらも洗練され、時代を超えて愛される存在感を放つ。婚約指輪においても、ローマの情熱とエレガンスが息づくデザインが揃う。

◆そんなブルガリの代表作は…
『ローマ アモール』
『ローマ アモール』
ラウンドブリリアントカットのセンターダイヤモンドに、アームへ繊細なパヴェダイヤモンドをあしらったプラチナ製エンゲージメントリング。ローマの名を冠した「ローマ アモール」は、永遠の都が育んだ情熱と愛を象徴している。


HARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)|“キング・オブ・ダイヤモンド”と称されるNYのメゾン


1932年、アメリカ・ニューヨークで創業。創始者ハリー・ウィンストンの卓越した審美眼と、ダイヤモンドの真価を見抜く才能により、世界最高峰のジュエラーとしての地位を確立した。“キング・オブ・ダイヤモンド”の名が示す通り、徹底して石の美しさを追求し、その輝きを最大限に引き出すセッティングを生み出してきたメゾンである。華やかなレッドカーペットとともに歩んできた歴史も象徴的で、ハリー・ウィンストンのダイヤモンドは、時代を超えて憧れの存在であり続けている。

◆そんなハリー・ウィンストンの代表作は…
『HWリング』
『HWリング』
両サイドからセンターストーンを支える“H”と“W”のフォルムが印象的なアイコンリング。ブランドの頭文字であると同時に、「Husband & Wife」を象徴するデザインでもある。ダイヤモンドの存在感を際立たせる端正な佇まいは、ハリー・ウィンストンの哲学も体現する。


FOREVERMARK (フォーエバーマーク) |選び抜かれたダイヤモンドに託す永遠の約束


130年以上にわたりダイヤモンドを見つめ続けてきたデビアス グループから誕生したフォーエバーマーク。基準を満たした、地球上でもごくわずかなダイヤモンドだけに、世界でひとつのフォーエバーマーク インスクリプションが刻まれる。美しさだけでなく、その希少性と確かな品質に裏打ちされた輝きが特徴。ブライダルコレクションでは、人生の節目にふさわしい品格と、日常にも寄り添う洗練を両立させたデザインを展開している。

◆そんなフォーエバーマークの代表作は…
センター・オブ・マイ・ユニバース® フローラル ヘイロー ソリティア パヴェ リング
センター・オブ・マイ・ユニバース® フローラル ヘイロー ソリティア パヴェ リング
ヘイローセッティングによってセンターダイヤモンドを取り囲むパヴェダイヤモンドが、輪のように光を重ねるデザイン。立体的な石留めが輝きに奥行きを生み、中心の一石をより印象的に際立たせる。選び抜かれたダイヤモンドだからこそかなう、澄み切った存在感が魅力。




文/青山のりこ

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