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形から選ぶ、婚約指輪のカット別ビジュアル辞典~ラウンド・エメラルド・プリンセス・オーバル・クッション~

婚約指輪の印象を大きく左右するのが、ダイヤモンドの「カット」。同じ価格帯やカラット数でも、形が違うだけで雰囲気や似合い方は大きく異なる。王道のラウンドブリリアントカット、凛とした透明感のエメラルドカット、シャープなプリンセスカット、柔らかな華やぎのオーバルカット、クラシックなクッションカット……。どれが正解かではなく、どの形が自分らしいか、といった視点で選ぶことが、心から満足できる一本につながる。

本記事では、ティファニーブシュロンヴァン クリーフ&アーペルミキモトショーメといった名門メゾンの代表作とともに、カット別の魅力をひも解く。

ラウンドブリリアントカット|王道の輝きを極めた、不動のスタンダード


婚約指輪の定番として長く選ばれ続けているのが、ラウンドブリリアントカット。58面体の緻密なファセット構造※によって光を効率よく取り込み、ダイヤモンド本来の強い輝きを最大限に引き出すよう計算されたカットで、華やかさと存在感を兼ね備えている。どの角度から見ても均整の取れたフォルムはタイムレスな美しさがあり、年齢やファッションを問わず身に着けやすいのも魅力。婚約指輪らしい王道感を大切にしたい人や、まず間違いのない選択をしたい人に選ばれているカットといえる。
※ファセット(構造):切子面のこと。ダイヤモンドをカットした際にできるフラットな面。

Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)
ボヌール ソリティア(0.30ct / E VVS2)
ボヌール ソリティア(0.30ct / E VVS2)


Cartier(カルティエ)
カルティエ デスティネ
カルティエ デスティネ



エメラルドカット|静かな気品をまとう、知性派カット


ラウンドカットのきらめきとは異なり、エメラルドカットは階段状に重なるファセットが特徴。光を細やかに反射させるというよりも、奥行きのある透明感を引き出すカットで、石そのものの澄んだ美しさが際立つ。洗練された印象で直線的なフォルムが指元に凛とした緊張感を与え、大人の余裕を感じさせる。モードな装いを好む人や、甘さを抑えたデザインを選びたい人に向いているカットといえる。

Cartier(カルティエ)
エタンセル ドゥ カルティエ
エタンセル ドゥ カルティエ


BOUCHERON(ブシュロン)
ヴァンドーム リズレ ソリテール リング
ヴァンドーム リズレ ソリテール リング



プリンセスカット|シャープで現代的な輝きを放つ


正方形に近いフォルムと、鋭くカットされた多面のファセットが特徴のプリンセスカット。直線的なラインが生み出すシャープな輝きは、光を細かく反射し力強さを感じさせる。
印象は、クリーンでモダン。甘さを抑えたすっきりとした佇まいは、シンプルな装いにも映え、都会的な雰囲気をまとわせてくれる。スタイリッシュなファッションを好む人や、王道とはひと味違う個性を求める人に向いているカットだ。
ただし、角のあるフォルムゆえに欠けやすい部分があるため、セッティングや仕立ての完成度も重要なポイント。輝きとデザインのバランスを見極めて選びたい。

Cartier(カルティエ)
エタンセル ドゥ カルティエ
エタンセル ドゥ カルティエ



Tiffany&Co.(ティファニー)
ティファニー ノヴォ™ プリンセス カット エンゲージメント リング パヴェ ダイヤモンド バンド
ティファニー ノヴォ™ プリンセス カット エンゲージメント リング パヴェ ダイヤモンド バンド



オーバルカット|柔らかさと存在感のバランスが魅力


楕円形のフォルムが特徴で、ラウンドカットに近い華やかな輝きを持ちながら、より柔らかな印象を与えるオーバルカット。縦のラインが強調されるため、指をすっきりと長く見せてくれる効果も期待できる。
フェミニンで優雅な印象で丸みのあるシルエットがやさしさを感じさせつつ、面積が広く見えるため存在感も十分にある。王道の華やかさを求めつつ、少しだけ個性を加えたい人に向いているカットだ。
価格面では、同じカラット数でも見た目が大きく感じられることがあり、バランスのよさを重視する人には魅力的な選択肢となる。一方で、中央に影のようなラインが見える“ボウタイ”現象の出方は石によって異なるため、実物での確認も大切にしたい。

Tiffany&Co.(ティファニー)
ティファニー ソレスト オーバル エンゲージメント リング
ティファニー ソレスト オーバル エンゲージメント リング



クッションカット|クラシックとモダンが調和する優雅な存在感


丸みを帯びた四角形が特徴のクッションカットは、どこかアンティークの趣を感じさせるフォルムが魅力。やわらかな曲線と深みのある輝きが重なり、派手すぎないのに印象に残る存在感を放つ。
上品で温もりのある華やかさがあり、ラウンドほど強いきらめきではなく、内側からにじむような輝きが大人の余裕を感じさせる。クラシックな雰囲気を好む人や、流行に左右されないデザインを選びたい人に向いているカットだ。
また、ファセットの取り方によって輝きの出方や見え方が異なるため、同じカラット数でも印象に差が出やすい。サイズ感だけでなく、光の入り方や透明感を実際に見比べて選びたい。

CHAUMET(ショーメ)
「ジョゼフィーヌ」コレクション エクラ フローラル リング
「ジョゼフィーヌ」コレクション エクラ フローラル リング



Tiffany&Co.(ティファニー)
ティファニー ノヴォ™ クッション カット エンゲージメント リング パヴェ ダイヤモンド バンド
ティファニー ノヴォ™ クッション カット エンゲージメント リング パヴェ ダイヤモンド バンド



自分らしい「好き」を軸に選ぶことが、指輪選びの近道


ラウンドブリリアントカットは、輝きを最大限に引き出すよう設計された王道のカットで、「婚約指輪らしさ」を象徴する存在。一方、エメラルドやプリンセス、オーバル、クッションといったファンシーカットは、形そのものが指元の印象をつくり、自分らしさを表現できるのが特徴だ。価格やカラット数だけでなく、どんな雰囲気を表現したいかで選ぶのがファンシーカットの楽しみ方といえるだろう。安心感のある王道か、個性が際立つフォルムか──視点を変えることで、納得のいく1本に出会えるはず。
形の違いではなく、指元に宿る印象そのものを決める重要な要素となるのが「カット」。写真だけで判断せず、実際にブランドのブティックを訪れて、気になるリングを試着しながら「自分の手にしっくりくるか」を確かめてみて。



文/青山のりこ

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