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ティファニーとショーメ。遠距離で愛を育んできたふたりが選んだハイブランドジュエリー

photo:antswedding Kumiko Shigeta(https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding )

妻はドイツ、夫はフランスでの遠距離恋愛を経て結婚したふたり。そんなふたりが選んだブランドは婚約指輪が『ティファニー(Tiffany & Co.)』、結婚指輪が『ショーメ(CHAUMET)』でした。指輪を選んだ理由や思い、プロポーズや前撮り、結婚式などでのステキなエピソードをご紹介します。

〝婚約指輪といえばティファニー〟というイメージがありました




「婚約指輪といえばティファニーというイメージがありました。それに、一生大切な指輪になりますから、ずっとお世話になれるブランドだといいなと思っていて。婚約指輪は夫と見に行ったのですが、ブティックで接客いただいた方のアドバイスなどを踏まえてティファニーに決めました。理由として大きかったのは、購入した店舗でなくても、ティファニーのブティックならどこでもクリーニングなどの対応をしてくれるところでした」とKさん 。婚約指輪の購入から結婚式まで2年くらいあり、その間も婚約指輪を着けていたため、結納や結婚式の前に購入店舗以外でクリーニングできたことはとても便利だったそうです。

ふたりの思い出にも由来する「トルサード」という名前のショーメの結婚指輪

「結婚指輪は婚約指輪とお揃い感のあるデザインにしたかったので、ティファニーをまず検討しましたが、ショーメに決めました」。ショーメはフランスのジュエラー。実はふたりはそれぞれヨーロッパに音楽留学をしていた経験があり、妻はドイツ、夫はパリというインターナショナルな遠距離恋愛をしていたそう。購入したのはショーメの「トルサード(TORSADE)」というマリッジリング。「トルサードは、パリのヴァンドーム広場にある塔の名前に由来しているのですが、トルサードタワー自体に思い出があったので親近感を抱きましたし、夫が名前の由来を含めて気に入ったので決めました」

ちなみに婚約指輪も結婚指輪もネットを中心に、情報収集をしていたというKさん。「リング特集をよくチェックしていましたが、シンプルなデザインであればあるほど実物のイメージがなかなか沸かなかったので、instagramの# (ハッシュタグ)で検索して、実際に着けている人の写真を参考にしました」。それでも実際にブティックで着けてみると写真だけで見ていた時の印象とは異なったと言います。「ショーメのトルサードは写真だとディテールがよく見えるので特徴的なデザインだと思っていましたが、実際に着けてみると、とてもしっくり馴染むんです。着け心地も良く、肌のうえに載るだけでイメージが全然違う。やはり試着は大切だなと感じた出来事でした」

たくさんのバラに囲まれて、感動的なプロポーズ

「彼はサプライズでプロポーズをしたかったようなのですが、お付き合いする中で結婚の話が出ていたので、諦めたみたいです(笑)。ドイツとフランスでの音楽留学から日本に帰国してからは、それぞれ地方に住んでいました。彼の誕生日に都内のホテルでお祝いをしたのですが、客室に入ると108本の赤いバラの花束が敷き詰められていたんです。今思えば、私にドアを開けるように促したのも、驚かせるためだったのかなと……。ほかに12本のプリザーブドフラワー、1本のバラを用意してくれていて、本数それぞれに意味があると知りました」。ちなみに、108本は「108=とわに」の語呂合わせから、プロポーズにぴったりの本数とされています。(※写真は前撮りのもの)

韓国風の前撮りで、作り込んだ世界観を満喫

上写真2点 photo:ブライダルフォトスタジオLUXE( https://studio-luxe.jp/|Instagram:@photostudioluxe)

作り込んだ世界観が魅力の韓国風の前撮りにあこがれていたというKさん。前撮りは『スタジオ LUXE(リュクス)』を選んだそう。「撮影当日は母が付き添ってくれて、少しだけ見学して帰ろうと思っていたらしいのですが、フォトグラファーの方が、お母さまも一緒にと言ってくれたので、母娘の写真をたくさん撮ってくれたんです。演出には使いませんでしたが、とても大切な思い出になりました」

挙式会場はときめきを大切に『シャングリ・ラ 東京』に決定。現実に戻る時間がないんです

「遠方ゲストが多かったので宿泊できること、記念日などでまた訪れたときに宿泊できる、ということから挙式会場はホテルで考えていました。アクセス面から東京駅周辺のホテルをいくつか見て、一番ときめいたのが『シャングリ・ラ 東京』だったのでこちらに決定。挙式・披露宴ではワンフロア貸切にできるのでゲストも迷わないし、何よりすべての空間を自分たちだけで使えることが魅力でした。チャペルも披露宴会場も控室も同じフロアにあり、すべてがステキなフォトスポット。現実に戻る瞬間がないんです 」

日本人のための日本人によるドレス『ラ・クチュール ヨシエ』

もともとスレンダーな体形のKさん。海外ブランドのウエディングドレスは、希望のサイズが見つからなかったことから、ウエディングドレスはデザイナー・山下芳枝による『ラ・クチュール ヨシエ(La Couture Yoshie)』のエレガントなデザインをチョイス。「日本人のための日本人デザイナーによるドレスだと思いました。このシルエットがとても気に入っています」

鍛えられていた背筋に、ヨガで磨きをかけて

「 ピアノを弾いているのでどちらかというと背筋はあるほうですが、運動不足はよくないなと思い、ホットヨガに2年間通いました。ピアノを弾いていると前かがみになることが多いので、姿勢が良くないところは気になっていたのですが、ヨガのおかげで姿勢が良くなりました」。ウエディングドレスをより美しく着こなすために、肩甲骨を動かしたり、むくみを取ることに気を配ったそう。

肌馴染みのいいピンクのネイルが、指をより美しく見せてくれる 

ピアニストとして活動するKさん。仕事柄ネイルはあまりしないので、挙式当日はナチュラルなデザインをイメージしたと言います。優しい雰囲気で、指が長く美しく見えるよう肌馴染みのいいピンクをチョイス。リングはブティックで試着すると「年齢を重ねてから似合うリングを選ぶといいのでは」とアドバイスされることもあったそうですが「私はその時にいいなと思うリングにしたので、とても華奢なデザインを選びました。先々のことを考えると、やや重厚感のあるデザインが良かったのかもしれませんが、夫も似合うと言ってくれたのでうれしかったです。先のことはわからないし、もし仮に似合わなくなったらその時にまた買おうという話になりました」

ヨーロッパへ音楽留学中に出会ったふたり。ゲストへの感謝の思いを込めてピアノを演奏

上写真5点 photo:antswedding Kumiko Shigeta(https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding )

ふたりはヨーロッパへ音楽留学をしている時に出会ったと言います。「私はピアノを学ぶためにドイツへ。現在夫は家業を継いでいますが、ピアノと作曲を学ぶためにフランスへ。恩師も大学も違うのですが、ふたり共通の日本人の恩師が、たまたまドイツでの夏期集中セミナーの講師として日本から招へいされ、数週間滞在されたことがありました。そこで私も夫も、日本から先生が来るならという理由で別々の場所からセミナーに参加したのが出会いです」。そんな音楽で結ばれたふたりは、披露宴ではゲストに「来てくれてありがとう」の意味を込めて音楽を演奏しました。ちなみに、ティアラは『IVORY&CO.(アイボリーアンドコー)』の「アレクサンドラ」を購入。結婚式では真正面から撮影する写真は少ないため、全体的にキラキラしていて横からも美しく見えるデザインを選んだそう。

夫がこの日のために作曲した楽曲を、新郎新婦と姉夫婦でカルテット

実はKさんのお姉さまもピアニスト。姉妹で「Duo OZAWA」 という名前でピアノデュオとして活動しているそう。義兄も趣味でチェロを、Kさんはバイオリンの経験があることから、披露宴ではカルテットを結成。演奏したのは、夫がこの日のために作曲した四重奏曲。「私たちばかり楽しんでしまったけれど、クラシック畑の人もそうでない人も楽しんでいただけたんじゃないかなと思っています」。ちなみにお色直しで着用したのは『ハツコ エンドウ』のカラードレス。

ご登場いただいたKさんのinstagram
@k.wd.620


【Brand Data】
ティファニー(Tiffany & Co.)
1837年、ニューヨークで創業した、世界的に有名なジュエリー・ブランド、Tiffany & Co.。「キング オブ ダイヤモンド」と呼ばれたティファニー氏が考案したリングは、世界のエンゲージリングの代名詞的存在。厳選された最高品質のダイヤモンドが輝くエンゲージリングや、多彩なデザインのマリッジリングは、純白のリボンがかけられたブルー ボックスに収められ、世界中の花嫁が憧れる永遠の愛のシンボル。

ショーメ(CHAUMET)
ナポレオン1世とその皇后ジョゼフィーヌを魅了したパリの名門ジュエラー、ショーメのブライダルリング。ティアラを代表する「愛のジュエリー」の制作で名声を得てきたショーメは、ヨーロッパ諸国の王室に愛され続け、240年に及ぶ歴史を誇るブランドです。その伝統を受け継ぐリングは、永遠の愛と絆の証を意味しています。

取材・構成・文/青山のりこ

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