サプライズの『ティファニー』、ふたりで選んだ『ヴァン クリーフ&アーペル』。妻の好きなものとふたりの個性で満たされたウエディング photo:antswedding hiro (https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding ) およそ7年のお付き合いを経て結婚したふたり。妻の好みを知り尽くした夫は『ティファニー(Tiffany & Co.)』の婚約指輪をサプライズ。指輪選びの際に婚約指輪の実物を見てプロポーズを決意したというステキなエピソードや、結婚指輪に選んだ『ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)』のリング選びのポイント、ふたりならではの挙式演出などについて伺います。 ティファニーの婚約指輪は、妻の好みを知り尽くした夫からのサプライズ 「婚約指輪は一緒に選んでいなくて、完全に夫からのサプライズなんです。7年くらいお付き合いしていたので私の好みを把握しているんだと思います。私もサプライズが好きなので、そんなところも含めて(笑)」とFumiさん。旅行先で夫からのプロポーズ。そして、サプライズで贈られたのは『ティファニー(Tiffany & Co.)』のティファニー ハーモニー エンゲージメント リング。「夫は職場の同僚の女性から、どんなブランドを見るべきか、どこで見るべきかなどアドバイスをもらって、銀座の宝飾店を見て回り、実際に自分の目で見て、私のイメージに合う指輪を選んだと言っていました」 photo:24toWedding photographer Ruu (Instagram:@24to_produce.official @ru.wedding24 ) ただ、当初は〝指輪を買おう〟というより情報収集のつもりだったものの、いくつか店舗を見て回っているうちに、指輪を渡してプロポーズしようと思ったのだそう。「ティファニーの婚約指輪の実物を見てプロポーズを決意したそうです」 photo:24toWedding photographer Ruu (Instagram:@24to_produce.official @ru.wedding24 )※写真下2点は前撮り時のもの ヴァン クリーフ&アーペルの結婚指輪は華奢なデザインがお気に入り 結婚指輪は婚約指輪と重ね付けしたときの相性を重視して探したというFumiさん。そこでふたりが選んだのは『ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)』のリング。 「かわいいデザインが好きなのと、指が細いので繊細で細めのデザインを探しました。結婚指輪だけを着けたとき、重ね着けしたときの違いなども確認できたので、試着をしてよかったなと思っています」。 夫は、〝Van Cleef & Arpels〟の文字が刻印されたタンドルモン シニアチュール マリッジリングを、Fumiさんは、プラチナにブリリアントカットのダイヤモンド3石がセッティングされたタンドルモン エトワール マリッジリングをセレクト。 photo:studio LUMINOUS※写真下1点は前撮り時のもの 婚約指輪の返礼品は一緒に選んだ「タグ・ホイヤー」の腕時計 婚約指輪の返礼品としてFumiさんが夫に贈ったのは『タグ・ホイヤー(TAG Heuer)』の腕時計でした。 「オーダースーツやスマートウォッチといった、実用的な候補もありましたが、お返しとしてはやっぱり〝記念になるものを〟というのが念頭にありました。ふたりで百貨店の時計売り場へ出向き、いくつか出していただいた中から試着をして選んだ『タグ・ホイヤー』の腕時計は、ブルーの文字盤が夫も私も気に入っています。派手過ぎないデザインで、ビジネスはもちろん、普段使いにもぴったりだと思います」 ドアを開けた瞬間から非日常の世界が広がる『シャングリ・ラ 東京』での結婚式 photo:antswedding hiro (https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding ) さまざまな会場を見学しているときに夫から「雨が降ると機嫌が悪くなるんじゃない?」の一言をきっかけに、天候に左右されない会場、なかでもホテルで考えるようになったというFumiさん。東京駅からすぐの『シャングリ・ラ 東京』はホテルの中でもアクセスが良いだけでなく、ワンフロア貸切にでき、新郎新婦もゲストも非日常の世界を満喫できるところが魅力だったと言います。 photo:antswedding hiro (https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding ) 「ドアを開けてすぐの場所にウェルカムスペースを作れたり、会場に入ったら階段などを使わずワンフロアで過ごせるという導線の便利さも決め手となったポイントです。会場側から1日1組という提案をいただき、贅沢な時間を過ごすことができました」 photo:antswedding hiro (https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding ) クラシカルで華やか。ミカドシルクの〝プリンセスな〟ウエディングドレス photo:antswedding hiro (https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding ) 結婚式では非日常で王道なプリンセスのようなドレスを着たかったというFumiさんが選んだのは『トゥー・レ・ドゥー(Tous Les Deux)』のウエディングドレス。光沢のあるミカドシルクにクラシカルなプリンセスラインのドレス、実は2way。 「ウエディングドレスはとても軽くて着やすくて、結婚式では〝姫〟になりたかった私には理想に近いデザイン(笑)。2wayなので、挙式で着けていたローブを披露宴では外してイメージチェンジできたところも気に入っています」 photo:antswedding hiro (https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding ) 「挙式では厳粛なイメージのパールを、披露宴では会場の照明に負けないよう、きらめくタイプの華やかなアクセサリーを選びました」 photo:antswedding hiro (https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding ) ミュージカル好きが高じて披露宴のテーマを「ブロードウェイ」に photo:antswedding hiro (https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding ) 中学、高校時代では部活がミュージカル部、大学時代もミュージカルをサークル活動でしていたというFumiさん。ゲストにもミュージカル好きが多いことから、披露宴のテーマは「ブロードウェイ」に決定。 「BGMには好きなミュージカル映画の『グレイテスト・ショーマン』や『ラ・ラ・ランド』、『ヘアスプレー』から選び、テーブルコーディネートや装花はきらびやかなネオンで彩られた街のようなイメージにしていただきました」 photo:antswedding hiro (https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding ) 『シャングリ・ラ 東京』という会場のメリットをある意味使い尽くしているようなFumiさん。写真からも、その楽しさが伝わってくるほど。「照明さんもミュージカルが好きとのことで、とてもこだわってくださったんです。会場もとても広かったし、披露宴では足りないところがなくて、やりたいと思っていたことがすべてかないました」 photo:antswedding hiro (https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding ) ロイヤルブルーのカラードレスはフルオーダーメイド photo:antswedding hiro (https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding ) 「トレンドのくすみカラーも気になっていたのですが、夫が濃い色の方が似合うと言い出し、試着する中でロイヤルブルーを検討し始めたのですが、この色はなかなか見つからなかったんです。そんな時に母の〝ないなら作ればいいんじゃない〟の一言で、カラードレスは『南青山のオーダーウェディングドレス工房FMN』でフルオーダーすることになりました」 photo:antswedding hiro (https://www.antswedding.com/ |Instagram:@antswedding ) ドレスの工房とは、自分のイメージを伝えて何度かやり取りをしてドレスが完成。結婚式という上質なステージで〝自分が主役〟というイメージを持つようにしていたというFumiさんは、第三者の意見も大事にしつつ、ご自身の見せ方も熟知。花嫁さんとして学ぶべきところがいっぱい。 ロケーションフォトは東京駅でドラマティックに photo:24toWedding photographer Ruu (Instagram:@24to_produce.official @ru.wedding24 ) 前撮りと後撮りで計5回、ロケーションフォトを行ったというFumiさんご夫妻。中でも気に入っているのは東京駅だそう。「東京駅の駅舎のイルミネーションや、三菱第一号館など近隣でバリエーションが豊富なところと、〝ザ・ウエディング〟な写真が撮影できるところが好きです。ウエディングはロマンティックで非日常、特別なタイミングなので、ドラマティックでオシャレな写真を撮影したかったんです」 photo:24toWedding photographer Ruu (Instagram:@24to_produce.official @ru.wedding24 ) 「和装のロケーションフォトは、結婚式当日のヘアメイクさんから、作品撮りとしてお願いされてお引き受けしました。ヘアもこれまで自分では選ばなかったスタイルにしていただきましたし、都内の桜スポットを撮影したことも良い経験でした」 上写真2点 photo:Boheme Photograph MOMO (https://www.bohemephotograph.com |Instagram:@boheme_photograph_wedding @momophotography10 ) hairmake:No.6 ヘアメイク YUKI(https://roomjune.com/ | Instagram:@yuki__hairmake.6) kimono:ドレスベネデッタ (Instagram:@dress_benedetta ) 着付師:Masami Y.(Instagram:@m_kimono_style) ご登場いただいたFumiさんのinstagram @fumi_wd1104 【Brand Data】 ティファニー(Tiffany & Co.) 1837年、ニューヨークで創業した、世界的に有名なジュエリー・ブランド、Tiffany & Co.。「キング オブ ダイヤモンド」と呼ばれたティファニー氏が考案したリングは、世界のエンゲージリングの代名詞的存在。厳選された最高品質のダイヤモンドが輝くエンゲージリングや、多彩なデザインのマリッジリングは、純白のリボンがかけられたブルー ボックスに収められ、世界中の花嫁が憧れる永遠の愛のシンボル。 ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels) エステル・アーペルとアルフレッド・ヴァン クリーフの結婚から誕生したメゾン、ヴァン クリーフ&アーペル。妖精のように人を魅了するメゾンのスタイルが生きたブライダルコレクションが、愛の告白を永遠の宝石にのせ、おふたりの美しいロマンスを讃えます。また、アメリカ宝石学協会 (GIA)の品質証明基準:4C(カラー、クラリティ、カット、カラット)に、ヴァン クリーフ&アーペル独自の基準:キャラクター を加えた5C、という厳しい基準に基づき、最高品質のダイヤモンドだけを選定しています。 タグ・ホイヤー(TAG Heuer) 1860年創業のタグ・ホイヤーは"アヴァンギャルド"をテーマに、革新的で精度の高いタイムピースを製造開発し世界中で展開しています。〈タグ・ホイヤー カレラ〉〈モナコ〉〈アクアレーサー〉〈タグ・ホイヤー コネクテッド〉をはじめ、エレガンスとスポーティが融合したタイムピースは高い人気を誇ります。 取材・構成・文/青山のりこ