【今どきのプロポーズ1】
プロポーズはあなたにとって満足のいくものでしたか?
プロポーズを受けた経験がある既婚者約400名に聞いたアンケート。プロポーズを「大満足」「よかった」と好意的に受け止めた女性は、47.4%と全体のほぼ半数。交際相手からの申し込みであれば、がっかりはしないと思いたいが……?
「期待はずれ」「他のやり方があったかも」といったネガティブな反応が17.4%あった。結婚に至ったことを考慮すれば、相手に好意がないわけではない。その多くはプロポーズ自体に不満があったということだ。
では一体どんなプロポーズが喜ばれ、どんなプロポーズががっかりされるのか。以下に詳細を見ていこう。
【今どきのプロポーズ2】
プロポーズのシチュエーションを教えてください。
「ふたりの記念日に、夜景の見えるホテルのベランダで。目隠しをされ外すと、目の前に指輪とバラの花束が用意されていました」(30歳・東京都)
「つきあい始めて3年になる記念日。ホテルのレストランで食事をしたあと、ホテル内のチャペルに移動してプロポーズされました」(29歳・兵庫県)
場所として目立ったのは「旅行先」「ホテル」「レストラン」「夜景スポット」など。先ほどの満足度を問う質問で「大満足で感動した」を選んだ女性が大半だったのは、言うまでもない。生涯の思い出に残るシーンになるだけに、「ベタにするのが一番いい」という声もあった。
「なんでもない日。家でゆっくり過ごしているときに、ふいにプロポーズされました。指輪も演出も、とくになし」(35歳・大阪府)
一方で自宅や車の中など、日常的なシチュエーションも少なくなかった。気張らず自分らしく伝えたいという想いからだろうか。ただ、残念ながら女性たちの満足度は、どちらかといえば低めだった。
「私の誕生日。当時はお金もなかったので彼の自宅でパーティをしているとき、指輪をもらいました」(37歳・佐賀県)
ごく日常的な状況でも満足度の高かった回答はある。それは「言葉だけでなく、想いを綴った手紙をもらった」「片膝をついて指輪を差し出された」「誕生日ケーキのプレートに『結婚しよう』のメッセージが」といったもの。自分のために用意してくれた贈り物や演出が、
「大切に想われている」という喜びや安心感につながるようだ。
【今どきのプロポーズ3】
プロポーズ時の言葉を教えてください。
「結婚してください」
冒頭に「僕と(俺と)」が付いたものも含めると、圧倒的に多かったのがこの回答。明確な言葉のあった回答の中で、全体の約49%を占めた。次点は「結婚しよう(か)」で約20%。決め言葉は短くストレートに伝えるのがベストのようで、満足度で「大満足で感動した」「最終的にはよかった」を選んだ女性が大半。「サプライズに驚き、言葉があまり耳に入ってきませんでした。シンプルな言葉が伝わりやすいと思います」というコメントもあった。
では同じように短い言葉で「結婚」の文字が入っていればいいのかといえば、そうではない。満足度が高い回答ではなかったのが、「結婚したいと思っています」「結婚する? どうする?」といった言葉。微妙なニュアンスの違いではあるのだが、はっきり伝えないところにもどかしさを感じてしまうようだ。
「私に同意を求めるのではなく、自分の意志表示だけだったのが残念」「『結婚しよっか』という曖昧な言葉だった。はっきり言われたほうが、女性はうれしいと思います」という声は、ぜひ参考にしたい。
また、「名字もお揃いにしよう」「これからのこと、考えてる?」など、言われてすぐにピンとこなかったという言葉もあった。「はっきりしない言葉を長々と言われたが、何を言われたのか覚えていない」という声も……。
他に満足度が高かった言葉としては「ずっと一緒にいてほしい」「一生大切にします」など。“結婚”の文字がなくとも、未来を感じさせるワードは想いが伝わりやすいようだ。