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婚姻届の証人選びの条件や、証人欄に使用できる印鑑・書き方とは

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※この記事は2016年4月時点の情報を元に作成されています。

婚姻届を提出するためには、婚姻届の記入欄にふたりの結婚を認める「証人」の署名と印鑑の押印が2人分必要になります。今回は、誰に「証人」をお願いすれば良いか、また署名と印鑑の押印時に準備してもらうものや気をつけたいポイントなどを、先輩夫婦に行った「婚姻届の証人選び」に関するアンケート結果を交えながらご紹介します。

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証人選びの条件と、証人になった場合の影響範囲

婚姻届には、結婚する本人たち以外で結婚を認める2人の証人(20歳以上)の署名と印鑑がなければ受理されません。そこで、証人になれる人の条件と、さらに証人になってもらうことへの影響範囲をまずは詳しく解説します。

●民法上の証人とは?
婚姻届にある証人は、「婚姻届は成年の証人二人以上が署名した書面で、又はこれらの者から口頭で、しなければならない」と民法第739条で定められているものです。これは、身分の変動を伴う重要な届け出において、届け出の正確性を高めるために当事者の意思を証明する人として必要とされています。

●婚姻届の証人の条件
・証人は成年(20歳以上)。2人の婚姻を認める人であれば親や兄弟(姉妹)、友人・知人・外国人でもOKです。
・証人として署名してもらう2人は、夫・妻の側からそれぞれ一人ずつでも、夫・妻のどちらかが2人分お願いしても問題ありません。

●外国人が証人の場合
証人は20歳以上(証人の出身国の成年年齢に達しているかどうかも確認してください)でふたりの結婚を認める人であれば、日本国籍を持たない外国人でも問題ありませんが、所要事項の記入は細心の注意が必要です。まず、署名については、カタカナでフルネーム(ファミリーネーム・ファーストネーム・ミドルネームすべて)を省略しないで記入する必要があり、また同じく欧文でフルネームを署名します。外国人は印鑑がないので押印は必要ありません。
生年月日は和暦ではなく西暦で、住所は住民登録しているところを日本語で記入します。

本籍欄には、外国籍の外国人の場合は日本国内に本籍地がないので、国籍(例えば、「アメリカ合衆国」「フランス」など)を日本語で、また自筆で記入します。これらすべて代筆では受理されません。

●夫婦に証人を頼む場合の注意点
夫婦に証人をお願いする場合は、同じ「苗字(姓)」であるため、それぞれが別の印鑑で押印してもらうよう推奨されています(法務省や役所が用意している婚姻届の用紙や書き方見本に「印は各自別々の印を押してください」との記載あり)。

みんなは誰にお願いした? 「証人」ランキング

実際に、婚姻届を提出した先輩夫婦へ「証人は誰にお願いしたのか」についてアンケートを実施。その結果、証人で最も多かったのが「親」で全体の66.7%を占めています。

多かった理由は「一番身近だったから」「頼みやすかったから」のほか、戸籍に関わることなので親にお願いするものと考える人や、両家顔合わせの時にひとつの節目として記入してもらった人も多いよう。次いで「友人・職場の上司が全体の9.7%という結果でした。

婚姻届の証人、誰にお願いした? 6割の人が選んだのは……

さらに、証人2人の組み合わせとして多いのは、

1位:新郎&新婦の父
両家の節目としてそれぞれの父親にお願いするのが良いと考える人が多いよう。せっかく証人になってもらうのだから、顔合わせなど改まった場でセレモニー的に婚姻届への署名・印鑑の押印を取り入れてみるのもひとつ。



2位:新郎の父、母
夫となる人を立てて、新郎の両親にお願いする場合には、新婦の実家に前もってその旨をひとこと伝えておくのがあとあと角が立たたずオススメです。

3位:新郎と新婦の友人
友人に証人をお願いする理由として、自分たちのキューピッドになってくれたからという場合が多いよう。証人は本籍の記入が必要なので記入してもらう前にひとこと伝えておくと安心。

証人に署名・印鑑の押印をお願いする時のポイント

せっかく証人をお願いしたけれど、証人の記入ミスで婚姻届が受理されなかったなんて事態は絶対避けたいですよね。またお願いしている手前、度重なる訂正や、慌てて書いてもらったりすることがないよう、証人には事前に記入・確認してもらう内容を分かりやすく伝えておきましょう。

●書き方について
・生年月日は「昭和」「平成」など和暦で記入。
・住所は現在証人が住民登録している住所を記入。
・本籍は戸籍に記載されている本籍地を記入。
・万が一、記入に間違いがあった場合は該当箇所を二重線で消して、その枠内の余白に正しい内容を記入します。この時、修正液や修正テープは使用できません。

●証人に婚姻届に署名してもらう項目は?
・証人2人には、婚姻届にある「証人」の欄に「署名」「生年月日」「住所」「本籍」をそれぞれ記入してもらい、印鑑を押印してもらいます。

●印鑑について
・証人が使用する印鑑は認印でも実印でも問題ありません。インク浸透式のゴム印(通称:シャチハタ ※注1)以外が良いとされています。

また、夫婦に証人をお願いする場合は、同じ「苗字(姓)」であるため、それぞれが別の印鑑で押印してもらうよう推奨されています(法務省や役所が用意している婚姻届の用紙や書き方見本に「印は各自別々の印を押してください」との記載あり)。

・印鑑の押印は印影が薄かったりにじんだり、逆さまに押してしまったものは二重線で訂正して押し直しが必要です。この時も修正液や修正テープは使用できません。
・欄外に「捨印」を押印してもらっておけば証人である当事者がその場にいなくても、訂正することを認めるという意思表示になるので、婚姻届の提出をしてから証人の署名・印鑑押印に訂正があった場合にも安心です。

※注1)インク浸透式で、スタンプタイプのゴム印について、一般的に広く呼ばれている「シャチハタ」という通称は生産・販売をしている企業名の「シヤチハタ」が語源です。ちなみに正しい企業名は「シャチハタ」ではなく「シヤチハタ」。「ャ」が大きいので、知っておくと良いかも。通称・シャチハタ印が証人欄の印鑑として使用できないとされている理由は、大量生産された印鑑のため、同じ苗字ではすべて同じ形(印影)となってしまうため。どうしてもスタンプタイプのゴム印を押印に使用したい場合は、婚姻届を提出する役所に確認しましょう。

【見本あり】婚姻届の書き方全15項目をケースごとに解説

証人記入欄についての疑問あれこれまとめ

Q.証人欄の記載に不備があった場合は?
A.丁寧に記入してもらったのに間違ってしまったという場合は、書いた本人(証人)が間違えた箇所に二重線を引いたあと、証人の印鑑(訂正印)を押して、欄外などに正しく記載すればOK。結婚するふたりのどちらかが、証人欄の記載を勝手に訂正するのはNGです。

Q.親に証人を頼みたいけれど、遠方なので代筆してもOK?
A.婚姻届への記入は、夫婦となる二人も証人も、必ず自筆で記入しなければなりません。代筆はNGです。そのため、遠方に住んでいる親や親戚、恩師などにどうしても証人を頼みたい場合は、婚姻届を郵送して証人となる人に記入してもらいましょう。その際、記入が必要な箇所を付箋などで明確にしておくことはもちろん、記入例・記入見本も同封しておくと安心です。

Q.証人を頼める人がいない場合はどうする?
A.婚姻届の証人は、親や親戚、恩師や上司でなくてはならないという決まりはありません。なんらかの事情があって親や親戚などに頼めないという場合は、身近な友人や職場の同僚などにお願いしてみてはいかがでしょうか? 
それでも頼める人がいない場合は、料金はかかりますが、婚姻届証人の代行サービスを利用するという方法もあります。料金の目安は一人当たり8,000円程度~。証人欄への記入は二人分必要なので、二人分頼むなら、16,000円~が料金の相場のようです。

証人になってもらった人へのお礼について

先輩夫婦に「証人になってもらった人へのお礼」について質問してみたところ、「何もしていない」と回答した人が多く、親など身近な人にお願いをしたことが理由にあるよう。

●お礼をした人
特に職場の上司や知人に証人をお願いした人は、無事入籍ができた報告も兼ねて食事会をしたり、手土産を持って自宅に挨拶に行ったりという人が多数。

●お礼をしなかった人
両親や兄弟(姉妹)にお願いした人は、身内だからという理由から特にお礼をしなくても問題はなかったようです。

証人のお願いはダンドリよく丁寧に!

ふたりの大切な婚姻届に認められた婚姻の証として署名・印鑑を捺印してもらう証人についていかがでしたか。証人をお願いしてせっかく快く受けてもらったのに、何度も書き直しが発生したり慌てさせてしまったりすることがないよう、お願いするときには、事前に記入内容を確認してから、細かく丁寧に伝えるようにしましょうね。

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