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〈動画で解説〉ご祝儀袋に入れるお札の向きは? 中袋への入れ方やふくさの包み方まで

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ご祝儀とは、結婚式に呼ばれたときに、新郎新婦へのお祝いの気持ちを込めて包むお金のこと。金額をいくら包むかというだけでなく、新札を用意しなければならなかったり、お札の向きやご祝儀袋の包み方、折り方などのマナーに配慮しなければならなかったりと配慮すべき点がたくさんあります。

そこで、本記事では中袋に入れるお札の向きや外包みの折り方、袱紗(ふくさ)についてなど、迷いがちなポイントをわかりやすく動画で解説!


【STEP1】新札・ご祝儀袋を用意しよう

ご祝儀

まずは、ご祝儀に必要なものを確認しましょう。

①新札
ご祝儀袋には新札を包みます。おめでたい席なので、新しいお札を使うほうがお互いに気分がいいというのもありますが「結婚式を心待ちにしていました」という気持ちを表すためにも、新札を用意するのがマナーです。

新札を用意する方法はさまざまですが、銀行で両替するのが一般的。

窓口で両替する場合は、その銀行に口座を開設している本人なら無料だったり、数百円の手数料がかかることも。枚数に応じて手数料の金額が高くなるケースもあります。
両替機で新札への両替が可能な銀行もありますが、こちらもお札の枚数や、利用回数によって手数料が無料・有料の場合があります。

まずは銀行のホームページなどで、新札への両替ができるかを調べましょう。また、平日のみ対応のところも多いので、余裕をもって準備をしましょう。


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②ご祝儀袋
新札とともに、ご祝儀袋も用意しましょう。基本的に包む金額や新郎新婦との関係性によって、ご祝儀袋をセレクトします。

「ステキなデザインだから!」といった理由で選んでしまうと、ふさわしくないものも……。下記にてご祝儀袋の選び方をご紹介しているので、購入がまだな方はぜひチェックしてみてくださいね。




③毛筆または筆ペン
ご祝儀袋に名前や金額を書く際は、毛筆か筆ペンがふさわしいとされています。その際の色は、「濃い黒」。薄墨は弔事の際に利用するので、結婚式のご祝儀袋には使用しないように。

中袋に記入欄などがある場合は、ボールペンでも構いませんが、上包みに名前などを記載する場合は、毛筆か筆ペンを使用しましょう。



【STEP2】表書きと中袋に名前などを記載

ご祝儀袋に名前を書く

のしや水引が付いている上包みには、中央に「寿」「御結婚御祝」と「自分の名前」を記載します。

ご祝儀袋によっては、表書きと氏名を書くところが短冊になっていて、取り外して書けるものも。またすでに「寿」などの文字が印刷されているものもあります。

ご祝儀袋に名前を書く






【STEP3】〈動画付〉ご祝儀袋にお金を入れよう

さぁ、新札も用意したし、「あとはご祝儀袋に入れて持っていくだけ!」と無作為に入れてしまってはいませんか? 

ご祝儀袋に入れるお札の向きにもマナーがあるのです。まずは、ご祝儀袋に入れるお札の向きや外包みの包み方を動画でチェックしてみましょう。




①中袋に入れるお札の向き


ご祝儀袋に入れるお札の向き


まず、お札の向きをすべて揃えましょう。中袋に入れるお札の向きは、袋の表(包む金額を記載した面)に、お札の表(肖像画が描かれている面)がくるように入れます。

つまり上図のように、中袋の表から見てお札を入れると、肖像画が上にきます。

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②中包みの折り方


中包みとは、お札を入れる袋が封筒のような中袋ではなく、一枚の半紙を折って袋状にするものです。基本的には折られた状態で販売されていますが、お札を入れようと展開したらたたみ方が分からなくなったなんてことも……。

慶事と弔事で折り方が異なるので、しっかり確認してみてくださいね。

中包みの折り方


❶折り目にあわせてお札を図の向きに置き、下から上に向かって折る
❷左から折り目に沿って折る
❸右から折り目に沿って折る
❹折り目に沿って、折りたたんでいく
❺表面の左上に三角の空きができれいればOK!


*弔事の際は右下に三角の空きが出るように折ります。間違えないよう、気をつけましょう。

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③上包みの折り方


上包みの折り方も要注意。なぜなら、重ね方を逆にすると「不祝儀袋」になってしまうからです。ご祝儀袋は、袋の上の折り返しに下の折り返しを重ねますが、不祝儀袋の場合は、その逆となります。結婚式などおめでたいことは「上を向いて万歳」の姿勢と関連づけて覚えましょう。

上包みの折り方


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【STEP4】ご祝儀袋を袱紗(ふくさ)に包む

袱紗(ふくさ)の上手なたたみ方


ご祝儀袋は、バッグやポケットに入れてそのまま持っていくより、袱紗(ふくさ)に包んで持参するのがスマート。持参する途中で水引きが崩れたり、袋がしわになることを防ぐことはもとより、「ご祝儀袋が汚れないように大切に持ってきました」というていねいな気持ちを表すものです。

袱紗(ふくさ)の上手なたたみ方


袱紗は、図のように、左・上・下・右の順に、中央に向かって折っていきます。受付で袱紗を開き、ご祝儀袋の文字が相手から正しく読める向きに整えて渡し、両手で差し出します。このとき「本日はおめでとうございます」などお祝いの言葉も忘れずに。

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袱紗(ふくさ)の色は? 紫色は万能カラー


袱紗(ふくさ)

袱紗(ふくさ)を利用するシーンは主に、お祝いごととお悔やみごとですが、袱紗(ふくさ)の色について知っておくと良いポイントがあります。

紫色は性別を選ばず使えるうえ、お祝いごと・お悔やみごとの両方に使用できる便利なカラー。ちなみにお祝いごとだけに使用するなら赤や黄色などの暖色系、お悔やみごとには緑・青・グレーなどの寒色系とされています。

間違ってもお祝いの席に、お悔やみカラーの袱紗(ふくさ)は使わないようご注意を!



ご祝儀袋を包むときのFAQ

Q.新札とピン札って違うの?
A.新札とは、発行されてから未使用の新券のこと。ピン札とは、使用されているものの折り目のないお札のこと。
新札が用意できなかった場合、きれいなピン札を包んでも、さほど気にならないでしょう。少し波打っている程度なら、布の上からアイロンがけをするというのも一案です。ただし、焦がさないよう注意しましょう。

Q.万が一新札を用意できなかった時は?
A.新札が用意できなかった場合、結婚式場によっては、フロントで両替に応じてくれるところもあります。
ただし、事前に電話などで確認しておくほうがよいでしょう。また、直前になって慌てることがないよう、日頃から1万円の新札を3枚ほど保管しておくと、ご祝儀以外でも役立つことがあるかもしれません。

Q.中袋や中包みには封をする?
A.のりなどで封をする必要はありません。
お金を入れているし……と心配して中袋にのり付けをして封をしたくなるかもしれませんが、ご祝儀では基本的に不要です。新郎新婦が受け取ったのちに開封する手間がかからないよう、封をしないで渡しましょう。
ただし、10万以上など金額が大きい場合は封をしてもよいとされています。

Q.短冊は二枚重ねる?
A.「喜びを二重で重ねる」という気持ちを込めて、二枚重ねてもOK
市販のご祝儀袋を購入すると、無地の短冊が付いてくることも。これは、書き損じの予備の役割もありますが、2枚重ねて「二重の喜び」の気持ちを込めるケースもあります。




新郎新婦へのお祝いの気持ちを込めたご祝儀。でも、せっかくの気持ちが、マナーを知らなかったことで失礼な渡し方になってしまったら残念ですよね。特に注意したいのが、ご祝儀袋の折り方。ちょっとしたことで、まるで反対の意味になってしまうので注意が必要です。お祝いしたい気持ちが確実に届くよう、基本的なマナーは頭に叩き込んでおきましょう。




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