ダイヤモンドの"カット(Cut)"とは? 婚約指輪にオススメのグレードやシェイプの種類まで徹底解説

婚約指輪を選ぶ際に大切なポイントとなってくる、ダイヤモンド選び。でも普段からダイヤモンドに接する機会はなかなかないため、専門的な用語にとまどう人もいるのではないでしょうか。そこで、ここではダイヤモンド選びの際に重要な指標「4C」の一つである「カット(Cut)」をご紹介します。
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目次
- ■ダイヤモンド選びで大切な「4C」とは?
- ■“カット(Cut)”とは
- カットの評価ポイントやグレード
- ■評価ポイントとは?
- └ プロポーション
- └ フィニッシュ
- ■カットのグレードチャート
- ■「ハート&キューピット」にも注目!
- 婚約指輪選びもカットに注目!
- ■婚約指輪にオススメのグレード
- ■ダイヤモンドにこだわるブランド3選
- ダイヤモンドの形もチェック
- ■さまざまなシェイプ(ファンシーカット)を知ろう!
ダイヤモンド選びで大切な「4C」とは?

≫『4C』についてさらに詳しく知る
そのため、婚約指輪などに使用するダイヤモンド選びの際は、この4Cも見逃せないポイント。例えば、カラットやクラリティが同じでも、カットのグレードによってダイヤモンドの表情が異なるなんてことも。値段はもちろん、ダイヤモンドひとつひとつの輝きや個性をチェックして、じっくりセレクトしてみましょう。
本記事では、そんな4Cの中の「カット(Cut)」について徹底解説! 4Cそれぞれの要素がどのようにダイヤモンドに影響するかを理解し、賢い選択をしましょう。
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カラット(Carat)| カラー(Color)| クラリティ(Clarity)
ダイヤモンドの品質が高いブランド特集
“カット(Cut)”とは

▼「シェイプ」については下記をチェック!
職人の手によってダイヤモンドの原石からカットされ、磨かれて、ようやくジュエリーにセットできるダイヤモンド。4Cの中では、カットが唯一“人の手によって左右されるもの”となります。いかに大きく質のいい原石であっても、カットによって光の反射角が変わり、輝きが減ることもあります。そのため、4Cの中ではカットが一番大切とされています。
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評価ポイントとは?
カットのグレードは理想的な形『プロポーション』と、仕上げの良さ『フィニッシュ』で評価されます。プロポーション:ラウンドブリリアントカット

プロポーションとは、ダイヤモンドの形のこと。カットの評価がつくのは、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドのみとなります。カット技術の中で最もスタンダードかつ人気のあるカットスタイルで、上から見た時に円形の形をしており、計算されつくした58面(もしくは57面)のファセット(面)は、光の反射と屈折を最大限に生かすことで、まばゆい輝きを放ちます。
≫ラウンドブリリアントカットとは? 詳しい定義や平均価格などを解説
ラウンドブリリアントカットの婚約指輪を探す
このカットされたダイヤモンドのファセット(面)や角度などが、どのように輝きに作用しているかで評価されます。

テーブルの大きさは大きければいいというわけではなく、その他パビリオンの深さや角度などが総合的に作用し、ダイヤモンドの最高の輝きを生み出すとされています。
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フィニッシュ:ポリッシュとシンメトリー

次に、フィニッシュという項目では大きく分けて2つの評価を行います。ポリッシュ(研磨):ダイヤモンドをカットした後に磨く過程で、どれだけきれいに磨けているかを判断し、シンメトリー(左右対称性)では最終的に左右対称にできているかが大切なポイントとなります。
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カットのグレードチャート
カットの評価ランクはExcellent(エクセレント)、Very Good(ベリーグッド)、Good(グッド)、Fair(フェア)、Poor(プア)の大きく5段階に分けられ、さらにExcellent(エクセレント)の中で3つのグレードがあります。
エクセレントのダイヤモンドは輝きを最大限活かす作りで、上部から差し込む光が漏れることなく反射し、輝きを放ちます。
一方、浅いカットや深いカット、左右非対称のものは、光の反射が漏れてしまい、輝きが低下する傾向に。そのため、評価もグッドやフェアなどになります。
●Excellent(エクセレント)
・3 EX H&C(トリプルエクセレント、ハート&キューピッド)
「プロポーション」「ポリッシュ」「シンメトリー」のすべてが“Excellent”評価の最高評価のグレード。ハート&キューピッドと呼ばれる美しい模様もあり、希少性も高いダイヤモンドです。
・EX H&C(エクセレント、ハート&キューピッド)
「プロポーション」と、フィニッシュの「ポリッシュ」「シンメトリー」いずれかが“Excellent”評価で、ハート&キューピッドが見えるダイヤモンド。
・Excellent(エクセレント)
「プロポーション」と、フィニッシュの「ポリッシュ」「シンメトリー」いずれかが“Excellent”評価を獲得しているダイヤモンド。
●Very Good
Excellentの次にプロポーションの評価が高いダイヤモンド。肉眼ではあまり違いがわからないため、ルーペを使って評価される。
●Good
一見美しく見えますが、Excellent・Very Goodと比較すると輝きが欠けるダイヤモンド。コスパが良いため、ファッションジュエリーなどに多用される傾向に。
●Fair
GoodとPoorの間。高品質なものと並べると、肉眼でも違いがわかるものもあります。
●Poor
ゆがみなどがあり、ダイヤモンド特有の輝きが欠けることが、肉眼でもはっきりわかるダイヤモンド。
▼婚約指輪にオススメのグレードは?
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「ハート&キューピット」にも注目!

ハート&キューピッドの特徴は肉眼ではわかりづらいのですが、ルーペでみると表面にはキューピッドが放つような8本の矢、裏面のパビリオン部分に8つのハートが見えるはず。
ウエディングにふさわしいハートの模様があり、最高級の品質を持つ「ハート&キューピッド」のダイヤモンドを、ぜひ探してみてください。
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婚約指輪にオススメのグレード

大きさを重視する場合はカットをVery Goodにおさえてカラット優先、輝きを重視する場合はカットをExcellentにして他の3Cのグレードを下げるなど、予算に合わせて賢く選んでみてくださいね。
≫感動の"輝き"に出会える ダイヤモンドの選び方
≫婚約指輪の相場は? 年代別の購入平均価格や実際に購入したブランドもご紹介!
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ダイヤモンドにこだわるブランド3選
ダイヤモンドを選ぶ際には様々なポイントを考慮しなければならず、迷ってしまうこともしばしば。そこで、ダイヤモンドにこだわるオススメブランドをご紹介! 品質はどこも最高ランクなので、安心して選ぶことができるはず。●EXELCO DIAMOND (エクセルコ ダイヤモンド)

200年以上の歴史を持ち、「輝きの原点®」を考案した本物・本質を追求する人に選ばれる実力派のブライダルジュエリー専門ブランド。幅広いデザインバリエーションから運命の一本を選ぶことができます。ダイヤモンドの世界No.1カッターズブランドとして、鑑定書・輝きの証明書・カット証明書を発行し、品質の証としています。
※IDEXによる2011年度のダイヤモンドブランドランキングTOP10にて、「エクセルコ ダイヤモンド」の欧米名「トルコウスキー」が第1位を獲得。(http://www.idexonline.com/)
EXELCO DIAMOND (エクセルコ ダイヤモンド)の婚約指輪一覧
●ラザール ダイヤモンド ブティック

世界有数のダイヤモンドカッターズブランドのひとつと称される「ラザール ダイヤモンド」。厳しい基準で選び抜いた希少な原石から“最も美しい輝き”を引き出すことに徹底的にこだわり、最高級のクオリティを実現。メインのダイヤモンドから脇石のメレダイヤモンドに至るまで、奇跡の美しさを放ちます。
コンフリクトフリーダイヤモンドだけを取り扱い、100 年以上の歴史とニューヨークの洗練された美意識が磨いたその輝きは、本物を知る人々に選ばれています。
ラザール ダイヤモンド ブティックの婚約指輪一覧
●MONNICKENDAM(モニッケンダム)

「MONNICKENDAM(モニッケンダム)」の厳しい基準の中で選ばれるダイヤモンド原石は5%にも満たない希少なもの。それらを世界最高水準の技術で磨き上げ、「ラグジュアリーホワイト」と呼ばれる白く豊潤な輝きを生み出しています。
『原石に命を与える』というポリシーのもと、カット・研磨技術の歴史を牽引してきた功績から“世界三大カッターズブランド”のひとつに数えられ、ブライダルにふさわしいダイヤモンドジュエラーとして多くのカップルから選ばれている名門ブランドです。
MONNICKENDAM(モニッケンダム)の婚約指輪一覧
ダイヤモンドの品質が高いブランドをもっと見る
さらには、Tiffany & Co.(ティファニー)やHARRY WINSTON (ハリー・ウィンストン)など、あこがれの海外ハイジュエラーにもこだわりのダイヤモンドが! そこで下記では、ダイヤモンドのクオリティに定評のあるジュエラーをセレクト。各ブランドのダイヤモンドの特徴と、代表的なリングをご紹介します。
あこがれの海外ハイジュエラーのダイヤモンドのこだわりとは
さまざまなシェイプ(ファンシーカット)を知ろう!
ダイヤモンドにはラウンドブリリアントカット以外にも、「ファンシーカット」と呼ばれる様々なシェイプ(形)があります。それぞれ独自の特徴と魅力があり、どれもダイヤモンドの美しさを引き立てるもの。ここでは代表的なファンシーカットをご紹介しますエメラルドカット

エメラルドカットは、長方形の形状が特徴の、高級感のあるシェイプです。このカットはステップカットとも呼ばれ、階段状に切り出された面が特徴です。
エメラルドカットは他のカットと比較して光の反射が少ないですが、その代わりに透明感とシンプルな美しさが強調されます。特に大きなダイヤモンドに適しており、その形状のためインクルージョン(内包物)が目立ちやすいことがあるので、品質の高い石を使用することが重要です。
≫格調高いクラシックな魅力で大人カップルを虜にする“エメラルドカットの婚約指輪”に迫る
ハイブランドのエメラルドカットの婚約指輪一覧
オーバルカット

オーバルカットは長い楕円形の形状を持ち、丸形のブリリアントカットと同様に多くの光を反射します。縦に長い形状のため、指を細長く見える効果があり、さらに女性らしい雰囲気もあるオーバルカット。年を重ねても品よく使い続けることができます。
ハイブランドのオーバルカットの婚約指輪一覧
ペアシェイプ

雫のような形のペアシェイプは、ペア(洋ナシ)が名前の由来。カット面が多いため、繊細な輝きを放つことが特徴です。ロマンティックなカタチなので、婚約指輪にもぴったり。
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ハートシェイプ

ハートの形がキュートな「ハートシェイプ」。ハートの輪郭は特に職人の技量が問われるところ。甘くかわいらしい印象が、毎日つけたくなること間違いなし。ファッションリングとの相性も抜群です。
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プリンセスカット

プリンセスカットは、四角形または長方形の形を持つカットスタイルで、テーブルの面が広いのが特徴です。ラウンドブリリアントカットとスクエアカットを融合させたもので、もっとも新しいカット法でもあります。プロポーションや対称性が完璧で美しく、インパクトあるダイヤモンドになります。
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≫知っていると、周囲と差がつく! ファンシーカットのハイブランドダイヤモンドリング9選

婚約指輪は、一生に一度の大切な買い物。十分な情報をもとに、ふたりにとって最も価値のあるダイヤモンドを選び出してみてくださいね。
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