ダイヤモンドの価格を決める大きな要因の1つとして、「ブランド」についても触れておく必要があるでしょう。
同じグレードのダイヤモンドでも、ブランドにより価格が全く違うことに疑問を抱く人も少なくありません。その答えとしては、前述した通りダイヤモンドはグレードが同じでも見た目の美しさが異なり、その美しさに希少性が加わって価格が決まります。特にハイブランドと呼ばれるブランドの扱うダイヤモンドはそれらの点で優れた魅力を持っているため、価格も高額になるのです。
また、ほとんどの人の場合、石単体ではなくジュエリーとして、またはブライダルリングとしてダイヤモンドを購入します。ハイブランドが展開する最高級のジュエリーは、巨匠と呼ばれる画家や建築家が生み出す芸術作品となんら変わりなく、そこにプレミアムな価値が付与された価格になっているのは間違いありません。
ダイヤモンドの資産性

資産性のあるダイヤモンドは非常に限られた条件を持っており、ごく少数しか存在しないと言えます。
あくまで一般的な見解としては、ダイヤモンドなら3カラット以上、DもしくはEカラー以上、クラリティはVVS1以上の品質で、海外の鑑別鑑定業者のレポートが付いたものであれば、後年も資産として有効なものになるかもしれません。または海外の有名ブランドのもの。例えば、グランメゾンと呼ばれるブランドの作品であれば、商品価値を保つもしくは価格が上がるなど資産性が向上することがあるようです。
ハイブランドのダイヤモンドが高額なのは、こういったブランドへの信頼やプレミアム感、需要の多さも関係していると言えます。