花嫁が大好きなブランド、 ヴァン クリーフ＆アーペル のジュエリーがきらめくウエディング

婚約指輪と結婚指輪に、花嫁が大好きなブランド『ヴァン クリーフ＆アーペル（Van Cleef & Arpels）』を選んだふたりが登場。学生時代から憧れていたというヴァン クリーフ＆アーペルへの愛とともに、ダイヤモンドへのこだわりや、センスあふれるウエディングジュエリー、ドレス選びの秘訣をご紹介します。

学生時代からヴァン クリーフ＆アーペルに憧れていたという花嫁のK.A.さん。もちろん婚約指輪も結婚指輪もヴァン クリーフ＆アーペルで探すことに。「夫は一石ダイヤのリングを希望していたのですが、ヴァン クリーフ＆アーペルに希望通りのデザインの婚約指輪がありました。そして、接客してくださった方が鑑定士の資格をお持ちで、詳しく石の説明をしてくれたんです。そこでヴァン クリーフ＆アーペルが、ダイヤモンドのカラーグレードがD・E以上、クラリティ（透明度）はVVS2以上と極めて透明度の高いダイヤモンドのみを選択し、センターストーンには0.3カラット以上のもののみを使用するなど、高い基準をクリアしているブランドだということを知りました。予算は決めていましたが、夫は質が良くて大きさが比例していることを重視していたので、〝ヴァン クリーフ＆アーペル〟しかないね、という話になり、婚約指輪は〝ボヌール ソリティア〟に決めました」

ヴァン クリーフ＆アーペルのリングにして良かったと思うのは、本当に石が美しいことだそう。「結婚指輪は３石のダイヤモンドがセットされたデザインの〝タンドルモン エトワール マリッジリング〟を選びましたが、大きなダイヤモンドではなくても輝いていてとても美しいんです。夫とドライブをしている時に、リングに光が反射したりするとキラキラ光って幸せな気持ちになります」

大学生の頃に憧れの存在で、現在は商品プロデュースやモデル、SNS、YouTubeなどで活動されている山賀琴子さんが、とある写真でヴァン クリーフ＆アーペルの〝アルハンブラ〟のペンダントを着けていたのを見たのがブランドとの出会い。以来、ヴァン クリーフ＆アーペルへの愛が高まり続けるK.A.さんが選んだウエディングドレスは桂由美による「Yumi Katsura（ユミカツラ）」のもの。選んだ理由は〝アルハンブラ〟のピアスが映えること。デコルテ部分が繊細なレースのドレスは華やかながら、アクセサリーが映えるデザインで「小さいサイズの〝アルハンブラ〟のピアスを着けたかったので、アクセサリーに合わせて、デコルテがきれいに見えるデザインを選びました。ピアスが小さいので、上半身がさみしくならないように、シンプルだけれど上半身が華やかな印象になるようにしました」。ヘアは耳元がすっきり見えるようにアレンジしたそう。ちなみに〝アルハンブラ〟のピアスは「挙式で使った大切なものをこの先日常で思いを込めて使い続けられるように」という理由から結婚式で着けたそう。

挙式会場は「サンフィレール岡崎」に決定。コロナに関連して結婚式を延期したことをきっかけに、挙式会場もこちらに変更。結婚式を延期するなどのさまざまな出来事を通して、不安な気持ちになっているところに寄り添ってくれたことが決め手になったと言います。「会場のテーマカラーであるゴールドとシルバーを活かしたコーディネートがかなうので、ヴァン クリーフ＆アーペルのジュエリーとの相性もいいなと思いました（笑）」

装飾などのアイテムは可能な限り手作りしたいと思っていたというK.A.さん。コロナ対策もしなければならない中、ゲストから評判が良かったのがアルコールのハンドジェルのカスタマイズ。「お気に入りのブランドロゴをモチーフにしたシールを作ってボトルに貼るだけだったのですが、instagramの花嫁アカウントで仲良くなった人からも売ってほしいと言われたりしました（笑）。ほかにも、披露宴でお酒の提供ができなくなってしまったことから、プチギフトとして、ゆず酒、うめ酒、あんず酒などを用意し好きなものをゲストに選んでいただくようにしたのですが、こちらも見た目がかわいくて気に入っています」

お色直しのカラードレスは『THE URBAN BLANCHE （ジ アーバンブランシュ）名古屋 覚王山店』のもの。「試着予約の少し前に新作として出たカラードレスだったのですが、まだ誰も着ていない状態だったドレスを初めて着てみたら、気になるパーツをうまくカバーしてくれるデザインで、柔らかい印象のオレンジ色が気に入って決めました」。肌馴染みが良く、柔らかな温かみのあるテラコッタオレンジのドレスは花嫁の雰囲気にぴったり。また、カラードレスに合わせたブーケは手作りだそう。「ウエディングブーケのレッスンに通い始めたのが挙式の２週間前で、結婚式を延期するかもという不安もあり、オーダーするタイミングも逃していたので自分で作ろうと。レッスン時に先生と相談しながら作りました」

前撮りは和装・洋装の両方を行ったK.A.さん。「〝和〟の要素が強すぎない現代風なテイストで撮影したかったので、和装は「THE DRESS ROOM（ザ・ドレスルーム）」という京都のスタジオでお願いしました。小物まで細かく自分で選ぶことができたのと、ヘアセットはGENDAIさんを指名できるのが決め手でした。GENDAIさんが作るヘアはドライフラワーを使った繊細なタッチで、ドレススタイルでも通用するデザイン。ナチュラルなテイストが気に入っています」

洋装の前撮りは沖縄の海で。白い雲が浮かび柔らかな表情を見せる沖縄の空にナチュラルなドレスと、ブルーのお花がアクセントとなったブーケが美しく映えています。

婚約指輪と結婚指輪、そして幸福の象徴・四つ葉のクローバーをモチーフにした〝アルハンブラ〟のピアスとペンダントを大切にしているK.A.さん。これからヴァン クリーフ＆アーペルでどんなジュエリーを買い足していかれるのかも気になるところ。「ピアスとペンダントとお揃いにしたいので、ホワイトゴールドとマザー オブ パールの〝アルハンブラ〟のリングやブレスレットを検討しています。年齢を重ねるごとに、楽しみながらヴァン クリーフ＆アーペルのアクセサリーを増やしていきたいです」。ちなみに、前撮りや結婚式ではネイルも〝アルハンブラ〟をイメージしたデザインで、世界観を貫きました。

ご登場いただいたK.A.さんのinstagram
@wd620ay

【Brand Data】
ヴァン クリーフ＆アーペル（Van Cleef & Arpels）
エステル・アーペルとアルフレッド・ヴァン クリーフの結婚から誕生したメゾン、ヴァン クリーフ＆アーペル。妖精のように人を魅了するメゾンのスタイルが生きたブライダルコレクションが、愛の告白を永遠の宝石にのせ、おふたりの美しいロマンスを讃えます。また、アメリカ宝石学協会 （GIA）の品質証明基準：4C（カラー、クラリティ、カット、カラット）に、ヴァン クリーフ＆アーペル独自の基準：キャラクター を加えた5C、という厳しい基準に基づき、最高品質のダイヤモンドだけを選定しています。

取材・構成・文／青山のりこ