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海外ラグジュアリーコレクション #2 フランス政府公認ガイドとして人気のYouTuber、Ryokoさんがナビゲート! 「ふたりで行くパリ・おすすめ穴場スポット」

YouTubeチャンネル「Ryoko Paris Guide」で、グルメやファッション、旅、暮らしなど、パリジェンヌ目線の現地情報を発信して大人気のRyokoさん。今回は、フランス政府公認ガイドとしてパリの隅々まで熟知するRyokoさんに、「カップルでパリを訪れるなら?」のおすすめを聞くスペシャルインタビュー。ガイドブックとはひと味違う穴場スポット を、早速チェック!




“flâner(フラネ)”の精神で街並みを楽しんで


サンルイ島の街並み

パリにはおしゃれなカフェやグルメなレストラン、気になる雑貨屋さんなど、おすすめスポットがたくさん! そこで、カップルで行くべき場所をRyokoさんに尋ねると、「まずはパリの街全体をゆっくり楽しんで」という意外な答えが。

「フランス語には“flâner(フラネ)”という言葉があって、これは『目的を持たずにブラブラすることを楽しむ』という意味なんです。パリは歴史を感じさせる建物が多く、街自体に美しい調和があるのが魅力。お買い物の前後に、ぜひブラブラと歩いてみてください。ロマンティックな街並みの中で過ごす2人の時間は、きっと大切な思い出になりますよ」。



【Ryokoさんレコメンド フォトスポット①】 セーヌ河畔で美しいパリの街並みを満喫


セーヌ河畔


アレクサンドル3世橋
華やかな意匠のアレクサンドル3世橋 Photo by Sakura Fujino

「“flâner”で最初におすすめしたいのは、やっぱりセーヌ河畔。中でもアールヌーヴォーの豪華な街灯が並ぶアレクサンドル3世橋は、遠くにエッフェル塔のシルエットが浮かぶ絶好スポット。夕方から夜に街灯の下を歩けば、映画の中の登場人物になった気分に! また、芸術橋(ポン・デザール)は歩行者専用の橋なので、ゆっくり散策するのにピッタリ。『SATC』(セックス・アンド・ザ・シティ)など、多くのドラマや映画にも登場。私もここを通るときは、必ず足を止めて風景を楽しんでいます」




【Ryokoさんレコメンド フォトスポット②】
パリの真ん中に佇むお屋敷街、サン・ルイ島


サンルイ島
どこを切り取っても映画のワンシーンのよう Photo by Sakura Fujino

「セーヌ河のほとりを歩くなら、サン・ルイ島もおすすめ。17世紀の貴族の館が建ち並ぶこの島は、パリでも高級住宅地とされていて、島全体が“村”のような雰囲気。セーヌ河畔をルーブルから芸術橋、シテ島と、パリらしい風景をゆっくり散策しみながら歩いて、サン・ルイ島まで。ロマンティックなパリを味わえる、一番のお気に入りルートです」






Ryokoさんの“心の故郷” モンマルトルエリア


モンマルトルにお街並み

「個人的に一番好きなエリアは、モンマルトル界隈。20代で初めてパリに住んでから、愛し続けている“心の故郷”です」というRyokoさんのとっておきカフェも、まさにそのエリア。

「モンマルトルってよく、『ちょっと怖いエリアですよね』と言われるんですが、住んでいる人たちの生き生きとした営みが感じられる土地は、日本でいえば“浅草”。最近は注目のショップも多いですし、ぜひお立ち寄りくださいね(笑)」とRyokoさん。


【Ryokoさんレコメンド カフェ①】
足を運ぶ価値あり! お気に入りの穴場カフェ


南モンマルトルのカフェ、アムールその1

南モンマルトルのカフェ、アムールその2
中庭のグリーンに癒されながら、おしゃべりを楽しんで Photo by Sakura Fujino

「南モンマルトルでのお気に入りは、ブティックホテル『Amour(アムール)』(愛という意味)の1階にあるカフェ。一見、小さなカフェのように見えるんですが、奥のほうに行くと緑があふれる中庭があって、天井までガラス張りのサンルームのようなコーナーが。オーガニックな雰囲気でリラックスできますし、メインの料理からデザートまで工夫が凝らされていて、何を頼んでも美味しい! 自信をもっておすすめできる穴場カフェです」






実は少数派? フランスのウエディングドレス事情


プランタンのLE MARIAGEコーナーにならぶウエディングドレス
老舗デパート・プランタンのマリッジコーナーには、モードなドレスもたくさん Photo by Sakura Fujino


最後に、パリのウエディングドレス事情について尋ねてみると。
「ドレスも指輪と同じく、本当に人それぞれ。私も結婚した時は着なかったのですが……実は、パリジェンヌの間で大人気、かつ私もハマっているブランド『セザンヌ』で、素敵なウエディングドレスを見つけてしまって。それなら結婚10周年のタイミングで着ようかな? と考え中です!」

Ryokoさんいわく、市役所に婚姻届を持っていくときは、「ウエディングドレスで行く人もいれば、デニムで行く人も」。フランスだけに、ドレス事情も千差万別だ。

Ryokoさんが検討中の『セザンヌ』も、女性らしさとパリのエスプリを感じさせるデザインで人気のカジュアルブランド。もともとフランスでウエディングドレスといえば、レンタルではなく購入するもの。日本人のイメージするウエディングドレスは少数派だ。

とはいえ、パリを代表するデパートの1つ「プランタン」などに行けば、「LE MARIAGE(結婚式)」というコーナーがあり、ホワイトドレスからお呼ばれされる側のカラードレス、さらに小物まで、おしゃれな品が揃う。結婚式の前にフランスを訪れるという人は、パリでの購入も検討してみては?

プランタンのLE MARIAGEコーナーにならぶウエディングドレス
明るく開放的なプランタンの店頭。その場で試着する人も Photo by Sakura Fujino


【Ryokoさんレコメンド レストラン】
ジュエラー巡りの合間に、絶品サンドでひと休み


「ヴァンドーム広場のゴージャスなジュエラーは、見ているだけで楽しいもの。ただ、ジュエラー巡りの合間にひと休みできるカフェが近くにあまりないので、困ってしまうことも。そこでおすすめなのが、広場からほど近いところにあるカジュアルレストラン「Le petit Vendôme(ル・プティ・ヴァンドーム)」。バゲットとチーズ、ハムのサンドイッチの“パリジャンサンド”が絶品! パリでもトップクラスに美味しいと評判なので、ぜひ足を運んでみて」


【Ryokoさんレコメンド カフェ②】
カップルにもおすすめ! シックな“大人のカフェ”


「ルーブル美術館・東側の向いにある『Le Fumoir(ル・フュモワール)』は、私の大好きなカフェ。好立地なのにいつ行っても落ち着けるのは、書斎風のインテリアにセンスのいい音楽が流れている“大人のカフェ”だから。色々な国の知識階級らしきお客さんが多く、文化的な香りがするのも、いかにもパリだなぁと嬉しくなってしまいます。料理も美味しいし、照明を落とした店内と、ほどよく放っておいてくれるホスピタリティも◎。カップルで訪れたら、きっと忘れられないひと時が過ごせますよ」



Ryokoさんプロフィール


Ryokoさんプロフィール画像

大学の仏文科3年次にパリ留学をし、そのまま渡仏。翻訳業などを経て、フランス政府公認パリガイドに。2020年、YouTubeチャンネル「Ryoko Paris Guide」を開設。20年以上のパリ生活と、政府公認ガイドならではの深い知識で、フランスのさまざまな魅力を紹介。親しみやすい語り口が人気を呼んでいる。2023年には初の著書「フランス人は生きる喜びを知っている」を出版。

Ryoko Paris Guide

Instagram

「フランス人は生きる喜びを知っている 人生に貪欲なパリジャンに囲まれてみつけた小さな幸せ」
KADOKAWA公式サイト



インタビュー・撮影・文/藤野さくら(書斎ジュディス)

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