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結婚式の心付けは必要?渡す場合の相手別金額相場・渡し方・タイミングを解説

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結婚式当日、感謝の気持ちを表すお礼として会場スタッフに渡す「心付け」。日常生活ではあまり馴染みのない人も多いかもしれませんが、海外旅行に行った際に、ホテルやレストランでサービスを受け際スタッフに渡すチップもようなもの。日本では結婚式当日お世話になるウエディングプランナーやカメラマンなどに対してお礼(心付け)を渡す習慣があります。ただし、最近では会場スタッフが受け取らないことも多く、どのように対応すればいいのか迷う人も多いことでしょう。

ここでは、実際に先輩カップルが結婚式で心付けを渡したかどうか、また結婚式で心付けを渡す相手やタイミング、金額の相場について詳しくご紹介します。



結婚式の心付けと意味

心付けとは、感謝の気持ちを表す意味で贈る少額のお礼のことを指します。結婚式ではウエディングプランナーをはじめ、着付けやヘアメイク担当者、介添人など大勢のスタッフのお世話になるため、感謝の気持ちとして心付けを用意することがあります。必ずしも渡さなければいけないというものではありませんが、慣習にならい渡しておくのがベターと考える場合や、ふたりの感謝の気持ちを形にする手段として当日スタッフに渡す人も。

結婚式の心付けは「渡さなかった」が半数以上!

日常生活では心付けを渡す機会があまりないため、どうしたらいいのかも戸惑う人も少なくないでしょう。実際、結婚式を挙げた先輩カップルにアンケートを取ってみたところ、結婚式場のスタッフに「心付けを渡した」という人は41.3%にとどまり、「渡さなかった」という人が58.7%と渡した人を上回る結果に。渡さなかったという人の意見としては、「そのような習慣があるのを知らなかった」、「サービス料が含まれているから」、「会場側から必要ないといわれた」という理由が目立ちました。一方、渡したという人は「スタッフにはお世話になったので、感謝の気持ちを表したかった」という意見のほか、「礼儀だから」という人も。

長期間にお世話になるプランナーが多数! 「心付けは誰に渡した?」

次に、心付けを渡したと回答した人に、渡した相手について聞いたところ、ウエディングプランナーが最も多く62%。理由は「一番近い存在だったため」「いろいろ親切にしてくださり、細かい事にも丁寧に対応してくださったから」といった声が多く、結婚式の準備から当日まで長期間に渡って最もお世話になるプランナーには、やはり新郎新婦の思い入れや感謝の気持ちも大きくなるようです。また、次に多かったのは何かとわがままを聞いてもらうことが多い「ヘアメイクや着付け担当者」、続いて当日の進行をお願いする「司会者」という結果に。

渡す相手別・心付けの金額相場と渡し方・タイミング

心付けの金額は渡す相手によって若干差があり、ウエディングプランナーへの相場は3,000円未満が29%、3,000円~5,000円未満が29%、5,000~10,000円未満が36%。また、介添え人への相場は、3,000円未満が13.3%、3,000円~5,000円未満が33.3%、5,000円以上~10,000円未満が46.7%という結果に。ウエディングプランナーと介添え人への心付けの相場は、5,000円以上~10,000円未満がボリュームゾーンといえそうです。
また、キャプテン・会場スタッフへの相場は3,000円~5,000円未満と5,000円以上~10,000円未満がそれぞれ40%、カメラマンへは3,000円未満、3,000円~5,000円未満、5,000円以上~10,000円がそれぞれ30%、ヘアメイク・着付け担当は3,000円~5,000円未満、5,000円以上~10,000円未満がそれぞれ38%、司会者へは5,000円以上~10,000円未満と15,000円以上がそれぞれ26%という結果に。また、お金以外ではスタッフで分けられるお菓子などを渡したという人もいました。

相手金額目安誰が渡し方とタイミング
ウエディングプランナー金額相場:5,000~10,000円本人結婚式が始まる前、または結婚式終了後。後日でもOK
介添え人金額相場:5,000~10,000円本人当日、最初に顔を合わせた時に
キャプテン・会場スタッフ(プランナーは除く)金額相場:3,000~10,000円親(または本人)当日、最初に顔を合わせた時に
カメラマン金額相場:3,000~10,000円本人(または親)当日、最初に顔を合わせた時に
ヘアメイク、着付け金額相場:3,000~10,000円本人当日、最初に顔を合わせた時に
司会者(プロ)金額相場:5,000~10,000円本人(または親)当日、最初に顔を合わせた時に
親や親族のヘアメイク、着付け金額相場:3,000~10,000円当日、最初に顔を合わせた時に

誰にいつ、いくら渡せばよいか、金額の相場と渡し方のタイミングは上記を参考に、細かい金額は両家で相談して決めましょう。費用分担は両家でお世話になる人は両家で折半。着付けやヘアメイクなど花嫁側しかお世話にならないスタッフへは、花嫁側が負担します。

結婚式の心付けを会場スタッフに渡す場合、基本的にはスタッフが仕事に取り掛かる前に渡すようにしましょう。着付けやヘアメイクの担当者には、当日顔を合わせた時に新郎新婦から「今日はよろしくお願いします」といって渡し、介添人やカメラマン、司会者は向こうから挨拶に来るはずですので、その時に渡すのがベストタイミングです。

会場担当者(キャプテン)と会うのは挙式直前の場合もあるので、事前に親などに頼んでおく渡し方がスムーズです。また、ウエディングプランナーに関しては、会場によっては当日タイミングが合わず渡せない場合もあるので、結婚式が終わった後や後日でもいいでしょう。

なお、渡した際に心付けを辞退された場合は、重ねてお渡しをします。それでも辞退された場合は、無理やり渡そうとはせずに、「今日はどうぞよろしくお願いします」と気持ちを伝えるようにしましょう。

お礼・お車代・交通費・宿泊費…見落としがちな結婚式のお金

結婚式当日焦らないために! 心付けを渡す前に用意するもの

心付けを渡すと決めたら、直前になって慌てないためにも、結婚式の1週間~10日前には準備を始めておきましょう。
まずは、誰に渡すのかリストアップ。リストに名前(役割)と渡す金額、誰が渡すのかを記しておきます。結婚式当日、心付けを渡す役を親などに頼む際には、事前に準備した心付けを託し、どのタイミングで誰に渡して欲しいのかを明確に伝えます。
次に、リストに従ってお金を用意。渡すお金は新札が望ましいので、銀行や郵便局で用意しましょう。また、心付けはご祝儀袋 ・またはポチ袋に入れて渡しますので、忘れずに購入しておくように。

お金以外でもOK!? お礼にふさわしいオススメの品物

心付けはお金ではなく、品物で渡しても良いのでしょうか? 一般的に感謝の気持ちとして渡す心付けなら品物で問題ありませんが、結婚式の際には仕事にとりかかる前に渡しますので、基本的にはポケットなどにさっとしまえるお金または商品券などがオススメです。

ただ、結婚式終了後または後日に渡すのであれば、品物でも構いません。アンケートでも、先輩カップルの36%が心付け以外にお礼の品物を用意しており、内容はお菓子の詰め合わせやスイーツなどに手紙を添えて渡したという新郎新婦が多く見られました。また、新婚旅行後であれば、旅先のお土産を渡すのも喜ばれます。

まとめ

お世話になった方々へ感謝の気持ちを込めて渡す結婚式の心付け。金額相場や渡し方、タイミングをおさえて、当日慌てないように準備しておきましょう。
また、心付けを渡すかどうかは、ふたりの間だけでなく両家の親とも話しあって決めておきたいですね。

心付けを渡す場合もそうでない場合も、お世話になるスタッフには当日「よろしくお願いします」といった感謝の気持ちを伝えておくと、お互いに気持ちよく1日を過ごせるはず。当日ふたりのために動いてれるプランナーや周りのスタッフへの心配りを忘れずに、ステキな結婚式を過ごしてくださいね。


<アンケート概要>
調査期間:2017年6月1日
調査対象:結婚式を挙げた既婚男女244名(男性132名、女性112名)
調査方法:インターネット調査

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