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最高の一枚を残すために知っておきたい「最新ウエディングフォトトレンド」

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近年ますます人気が高まっているウエディングフォト。「ロケーションフォトってどこで撮れるの?」「トレンドの韓国フォトってどんなもの?」など、これから撮影を考えているふたりはハテナがいっぱいかも。国内最大級、全国にスタジオを展開し、結婚写真を専門としている「株式会社デコルテ」の撮影チームに、最新のフォトウエディング事情を伺いました!


コロナ禍を経て、フォトウエディングはどう変化した?

――コロナ禍を経て、結婚式を挙げない選択肢も当たり前になってきている中、フォトウエディングのニーズの高まりや内容の変化などはありますか?

「コロナ前は、前撮りをされるカップルが多かったので、『結婚式当日はドレスしか着ないから、前撮りは和装で』というご希望が多数でした。最近は『結婚式は挙げないけれど、記念となる写真は残したい』という方たちが増え、和装も洋装も着たいとのリクエストが増加した印象です。
加えて、季節や、ロケーションフォト撮影のエリアを変えて複数回撮影をする方たちも多くいらっしゃいます。」


――ロケーションフォト撮影を複数回実施! カップルの、写真に対する重要度の高まりを感じますね。

「結婚式を挙げないので、撮影にご両親などご家族が同行されるケースも増えました。中には合計17名が撮影に参加されたケースも。そういう時にはせっかくなので見学するだけでなく、一緒に写真を撮りましょうと事前にご提案します。ベールダウンや指輪交換、誓いのシーンなど、撮影そのものが記念になればと思っています。」

人気のロケーションフォト。みんなどんなリクエストをしてる?

――自然な表情が引き出せるロケーションフォト。オススメの撮影シーズンはありますか?

「屋外で過ごしやすい春と秋は、やはり人気です。桜の時期などは特に人気のため、早めにご相談いただくのが良いですね。中には真冬に雪の中での撮影を希望されたこともありました。スキーで大会にまで出られたほどの腕前のおふたりが、スキー板を持って和装で撮影をしたいと来店なさったときにはビックリしました! 軽井沢で雪の中撮影をしたことは、いまでも印象に深く残っています。」

――カップルから、難しいリクエストがくることもあるのですね。

「ハードルが高い撮影でも、おふたりの希望を最大限かなえてあげたい、というのが私たちの想いです。大雨の中撮影して、カメラが壊れてしまったことも(笑)。 小雨くらいならカメラが故障することもないですし、幻想的な写真が撮れるので人気です。私たちは、来店されたらまずヒアリングを大切に行うようにしています。コロナ禍で結婚式に参列した経験のないおふたりも多いので、結婚式とはどんなものか、からお伝えすることもありますね。ドレスが着たいのか、着物の方が似合うのかも分からない、という方もたくさんいます。カウンセリングシートを元に、おふたりの好きなことや、大切にしていることなど、ていねいに引き出していきます。」
――東京駅など定番の撮影場所のほかに、オススメのエリアなどありますか?

「城ケ島など、崖での撮影は根強い人気です。最近では渋谷など街中でのストリート撮影がすごく増えました。通いなれた道や、おふたりの想い出の街などで撮影したい、ということですよね。ウエディングフォトを何か特別きれいな景色をバックに撮影すべきと考えるんじゃなく、おふたりの価値観で撮影場所を選ばれることが多くなったんだと思います。旦那さまの経営するバーで撮影したこともありました。」


――ロケーション撮影の中で衣装チェンジをすることもできますか?

「もちろん可能です。全国に展開しているので、スタジオから近い場所での撮影なら、そこで着替えをします。遠方の場合は車内で衣装チェンジやヘアメイクを1時間ほどで行います。洋装から和装へのチェンジをしたことも。最近はトレンド感のあるカラードレスを希望なさる方が多い印象です。」

天候も気になるロケーション撮影。撮影場所や衣装の決定など、どうやって進めれば良い?

――撮影するエリアや衣装の決定など、どんなスケジュールで準備すれば良いでしょうか。

「写真の納品希望日の半年~4か月ほど前にご来店いただき、まずは撮影日や撮影場所を決めます。その後、撮影日の約1か月前に衣装合せをします。」

――撮影日の天候が心配なときもありますよね。撮影を決行するかどうか、判断が難しいときはどうすれば良いでしょうか。

「撮影日の前日、夕方5時まで変更が可能です。天候による変更は何度でもできるので、とても喜んでいただいています。また、スケジュールを優先したい場合には撮影当日にスタジオ撮影に切り替えることも可能です。結婚式に写真を飾りたい、というご希望がある場合も、撮影を延期しても間に合うように対応するので心配不要です。」

最近よく耳にする「韓国フォト」って、どんなもの? どうして人気なの?

――韓国フォトの定義はありますか? また、人気の理由はどこにあるのでしょう。

「韓国フォトには、ヘアメイクやスタイリングを韓国フォトに寄せる方法と、ポージングなど写真自体を韓国風に仕上げる方法があります。スタイリングの点でいうと、タイトにまとめるヘアスタイルや、つや肌を意識したメイクです。まつ毛にもこだわりがある方が多くて、パッチリとした目力を演出できる束感まつ毛は必須です。しっかりした濃い目の色味のリップを使うことが多いですが、ご本人のご希望や似合うカラーを使うこともできます。また、ドラマチックでストーリー性を表現するようなポージングも韓国フォトらしさのひとつですが、撮影自体は自然な仕上げを希望されるカップルが多い印象です。」


――衣装にも特徴はありますか?

「韓国のウェディングドレスは、きらびやかでスタイルアップ効果がすごいんです。これも韓国フォトの人気が高い理由の一つではないでしょうか。どんな方も希望に合わせて韓国風に仕上げることができるので、気軽に相談いただければと思います。」

多様化するフォトウエディング。印象にのこったエピソードは?

――型にはまらない個性的な撮影も多い中、印象深いエピソードなどはありますか?

「ボイスパーカッションをなさっている旦那様の個性的な舞台衣装に合わせて、それに負けない存在感のドレスで撮影したいとご来店くださったカップルは記憶に残っています。当初はウエディングドレス+カラードレスのみで撮影の予定でしたが、旦那様とのバランスを考えて韓国ドレスを着ることに。結果、調和のとれた、華やかな撮影がかないました。ただ、これで終わらず『白いウエディングドレスや白無垢、色打掛でも撮影したい!』と、一日かけてたくさんの衣装で撮影されました。」



――今では洋装か和装か、の選択肢だけではなく、もっと自由な発想に変化しているのですね。

「おふたりのご希望をそのまま取り入れるだけではなく、積極的にご提案していくことも心がけていることのひとつです。結婚式当日の撮影と違い、親御さまとのショットをしっかりと残せることもフォトウエディングの魅力です。母娘で紅差しの儀のシーン撮影をするなど、ご家族との思い出の一枚もオススメです。」
――ステキな撮影にするために、どんなことに気を付ければ良いですか?

「しっかりとしたご希望があるカップルはもちろんですが、特にこだわりや具体的な要望がない場合もおふたりの好きなものやこと、考えていることをなんでも良いので伝えてみることが大切だと思います。例えばヒアリングする中で、『実は愛車と一緒に撮影したかった』ことが判明。スタジオ撮影だったので、車本体との撮影はかないませんでしたが、同じ車種のミニチュアと撮影することに。ていねいな打ち合わせが良い結果につながった事例となりました」

編集部より

今回お話を伺ったのは、第一線で活躍なさっているフォトグラファーとプランナー、ヘアメイクの皆様。チームワークが抜群で、インタビューの雰囲気も最高に楽しい和やかなものでした。撮影中もこうしてリラックスした空気感を作って、ステキな表情を引出してくださるのだな、と想像できました。これから撮影に臨むふたりは、撮影チームの雰囲気の良さや提案力も重視すると良いかもしれません。

株式会社デコルテ

関東・関西を中心に、北海道から沖縄まで全国25店舗(スタジオアクア・TVB・エイト・AN・SUNS・SOLAなど)を展開する「株式会社デコルテ」は、これまで25万人以上の花嫁に選ばれてきたウエディングフォト専門スタジオ。屋内庭園、ハウススタジオ、チャペルなどバリエーション豊かなスタジオ撮影はもちろん、ふたりの希望にあわせ様々な場所でのロケーション撮影にも対応。また、ふたりを最高に輝かせるライティングやメイク技術も高く支持される理由。色打掛・白無垢・ウエディングドレス・カラードレス等合わせて200着以上の豊富な衣装が用意されているので、衣装にこだわりのある花嫁も安心です。

公式ホームページ:https://photo.decollte.co.jp/

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