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何年経っても色褪せない! 王室に選ばれし華麗なるウエディングドレス
いつの時代も、気品あふれるプリンセスの着こなしは注目の的であるが、一世一代のウエディングスタイルとなればより一層、世界中から憧れの眼差しが注がれる。持ち前の美貌に加え、最高級のドレスをまとい、ゴージャスなジュエリーで彩られた麗しき姿は、何年経ってもうっとり見入ってしまうもの。色褪せない伝説の結婚式から、昨今話題を呼んだウエディングドレス姿まで、幸せに満ちた世界の王室ウエディングをプレイバック。
時代を越えて語り継がれる、伝説のロイヤルウエディング
何十年と経った今も、美しさの語り継がれるドレス姿から、記憶に新しい現代の結婚式まで、印象的なウエディングをピックアップ。
【エリザベス女王】
戦後まもない1947年、ウェストミンスター寺院でエリザベス王女はフィリップ王子(ともに当時)と結婚式を挙げた。当時は第二次世界大戦後の緊縮財政下にあったため、エリザベス王女は配給権をためて、シルクを手に入れたと言われている。そんな怒涛の時代に、女王のドレスを手がけたのは王室御用達デザイナー、ノーマン・ハートネル。戦争の爪痕が残る時代とは思えないほど神々しいウエディングドレスは、短めのトレーンにロングスリーブで、上品なムードに包まれていた。
【グレース・ケリー】
1956年、モナコ大聖堂で盛大に行われた、女優グレース・ケリーとモナコ大公レーニエ3世のロイヤルウエディング。このドレスを手がけたのはハリウッドの衣装デザイナー、ヘレン・ローズであった。およそ270mものアンティークレースが使われ、世界中で見守るファンのため、ベールはできるだけ顔が隠れないよう円形にデザインされたという。
【ステファニー妃】
ベルギー伯爵家の四女であるステファニー妃と、ルクセンブルクのギヨーム皇太子とのウエディングは2012年、ノートルダム大聖堂にて行われた。5ヶ国語を自在に操る聡明なステファニー妃が選んだのは、ボートネックの清楚なロングスリーブドレス。ビーズ刺しゅうが煌めくオートクチュールデザインで、15mものロングヴェールは圧巻。一方で、コンパクトなティアラは可憐さをも感じさせ、ウエディングスタイルのノーブルな魅力を引き立てた。
【ソフィア・ヘルクヴィスト】
2015年にスウェーデン王子、カール・フィリップと結婚した元モデルのソフィア・ヘルクヴィスト。ハンドメイドのレースがあしらわれた上品なウエディングドレスに、王子の両親であるカール16世グスタフ&シルヴィア妃から贈られた、ダイアモンドとエメラルドのティアラを添えた、気品あふれる装いで世界を魅了した。
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トレーンの長さが格式の高さを物語る! 圧巻のウエディングドレス
華美な装飾はなくとも、絶大なインパクトを残すロングトレーンは、圧倒的なプリンセス感を引き立てる。トレーンの長さまでセットで思い出される、王妃たちのドレス姿を振り返ろう。
【ダイアナ妃】
1981年、チャールズ皇太子とのウエディングでダイアナ妃がまとったドレスは、王室史上最長とされる、8m近いロングトレーンが特徴。シルクのタフタドレスには10,000個もの真珠が添えられ、ボリューミーなパフスリーブがロマンティックなフォルムを描いた。
【レティシア王妃】
2004年にスペイン国王のフェリペ6世と結婚したレティシア王妃。シルクの生地に金糸で刺しゅうが施されたラグジュアリーなドレスは、トレーンが4.5mにも及び話題を呼んだ。
【マデレーン王女】
2013年にスウェーデン王室のマデレーン王女が、クリストファー・オニールとの結婚式で選んだドレスは、シャンティレースが贅沢に使われ、約4mものトレーンは絶大なインパクトを残した。
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あの憧れブランドが手がける、近年話題のドレススタイル
プリンセスのまとうウエディングドレスは、どんなデザインであるかと同時に、誰が手がけたのかも注目の対象。名だたるデザイナーが、王妃の晴れ舞台を彩ってきたなかから、ここ5年以内に行われた近年のロイヤルウエディングにフィーチャー。
【メーガン妃】
2018年、世界中が注目したイギリスのヘンリー王子とメーガン妃のウエディング。ドレスを手掛けたのはジバンシィのデザイナー、クレア・ワイト・ケラーで、ボートネックのスリークなデザインに、5mにも及ぶ圧巻のロングヴェールが特徴的。本人の希望通り、クラシックな雰囲気の漂うドレスであった。
【ニーナ王女】
2022年に行われた、ギリシャのニーナ王女とフィリッポス王子のウエディング。王女は、胸元にシルバーの刺しゅうがあしらわれ、アシンメトリーのリボンがデザインされたドレスを着用。手掛けたのはシャネルで、二の腕が覆われたボリューミーなオフショルダーは、ここ最近増えているトレンドのひとつ。
【イマン王女】
2023年最初のロイヤルウエディングとして盛大に行われたのは、ヨルダンのイマン王女と投資家ジャミール・アレクサンダー・サルミオティスの結婚式。ディオールが手掛けたロングスリーブのレースドレスに、ショーメのティアラを添えたスタイルは、まるで女神のように神々しい美しさであった。