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ウォーキング講師・野原遥氏が伝授『結婚式での美しい立ち振る舞い』-『PREMIUM WEDDING EVENT 2023』開催レポート

「実家の野菜を使ったケーキを引き菓子に」野原氏自身の結婚式エピソード


野原遥氏

新郎新婦がドレスやタキシードを着用した時の歩き方、姿勢、振る舞いについてプライベートレッスンを行うほか、企業研修などを中心に正しく美しい姿勢、ウォーキング、ビジネス作法のレクチャーを行っている野原氏。一年前に自身の結婚式を挙げた際に「ドレスを着た時の立ち振る舞い、歩き方の練習がない」ということに課題を感じ、この仕事を始められたそう。

『PREMIUM WEDDING EVENT 2023』では、「Galia Lahav(ガリア・ラハヴ)」のドレスを着用して大階段から華麗に登場した野原氏。初めて着用したという「Galia Lahav」のドレスについて「デザイン性が高く、ゴージャスな雰囲気が演出できていいですね」と高く評価。

野原遥氏

冒頭では野原氏自身の結婚式について振り返り。「結婚式の準備は初めての共同作業とも言いますが、まさにそれを実感しました。自分たちでムービーを5本制作したのですが、とても大変でしたね。結婚式で流す音楽は夫にセレクトしてもらうなど、タスクをうまく分担してやりくりしました」と、野原氏夫妻も準備が大変だったそう。

また実家が農家であることに触れ「実家で採れた野菜を使ったオリジナルケーキを、結婚式の引き菓子にしました」と素敵なエピソードも披露。自分たちらしい結婚式を叶えた野原氏のトークに、来場者の皆さんも興味深く耳を傾けた。




まずは基本的な姿勢「立ち姿」が重要。“美しい姿勢”をレクチャー


トークショー後には、野原氏によるスペシャルブライダルレッスンが行われた。
「正しい姿勢、歩き方について学んだことがない方がほとんどですよね。その知識がないままボリュームがあるドレスやタキシードを着た時に、素敵な振る舞いができるかというと、やはり難しい。そのため最初に基本的な姿勢、歩き方を学んでいただきます。この基本が出来てから、立ち振る舞いやブーケの持ち方、ベールのアップ・ダウンなどを学んでいくようにしましょう」と野原氏。

野原遥氏

■ウエディングドレスやタキシードを着た状態での、基本の立ち姿
①まずは足・踵・つま先を揃えて立ち、しっかりとお尻や内転筋を引き締めて、おへそを2センチメートルほど上げるイメージで骨盤を立てる。前が下がっていると前傾、後ろが下がっていると後傾となるので、手が床に対して垂直になる位置にあるのが理想。

②次に肋骨を体の中にしまうイメージで、グッと引き締める。そして猫背にならないように背中、肩甲骨を引き寄せましょう。

③最後に、くるぶし・腰・肩の上に耳がある状態になるよう、首の位置を後ろに引いてあげましょう。ハイヒールを履くとどうしても重心が前にいきがちですが、必ずくるぶしの上に乗せること。男性は同じ姿勢で、左右の足の間を拳一個分程度あけて立ちましょう。

新郎新婦

新郎新婦がふたり揃って腕を組んで立つ場合は、新郎側が左腕の肘と肩を90度に曲げて半歩前に立ち、その新郎の腕を新婦は右手で組み、指先を揃えて腕に添えて立つのが美しい姿勢。こういった基本の立ち姿をしっかりとマスターし、結婚式に臨むとよいでしょう。

ハイヒールを履いてドレスを着用した状態での「美しい歩き方」とは


続いて野原氏がレクチャーしてくれたのは、新婦がハイヒールを履いた時の立ち方と、ウエディングドレスを着た状態での歩き方について。

野原遥氏

■ハイヒールを履いてドレスを着用した状態での歩き方
①ウエディングドレスの裾を踏まないよう、1本のラインを踏むように足を少しクロスしながら前に出していきましょう。膝は真正面に出すのではなく、内側に出すように。

②そしてつま先と踵は同時に着地するようにしましょう。踵から着地させてしまうと足音もうるさく、靴や腰にも負担がかかる結果に。

③着地したら、そのタイミングでやっと重心を後ろから前に移動させる。この繰り返しで、美しい歩き方が完成するそう。

結婚式一日を通して何度も訪れる「お辞儀」も重要


野原遥氏

新郎新婦が一緒にお辞儀する場合は、1,2,3のタイミングで頭を下げて4,5,6のタイミングで頭を上げる、合計6秒のお辞儀が理想。

さらに注意したいポイントは、新郎が会場に入場する際。緊張してヘコヘコと首を下げながら入ってくる方もいますが、できれば堂々と入ると印象が◎。

そして指輪を見せる場面や入場退場時など、新郎新婦が並んで立つシーンでは、目線を配る順番(左から順になど)を事前に打ち合わせしておき、ふたりで合わせるとよいでしょう。

「乾杯」の所作もエレガントに。隅々まで気を配って素敵な印象に


野原遥氏

乾杯の際は、胸の辺りから目線の高さまでシャンパングラスをスッと上げ、披露宴会場に目配せをしてから、乾杯の挨拶をしましょう。

いただく際は横を向いて顔を少し傾け、顎を上げずに脇を締めて手首を返すようにして、シャンパンに口をつけると美しい所作に。グラスはプレート部分ではなく、指先を揃えてステム部分を持ち、反対の手は指先を揃えておへその辺りに置いておく。乾杯の時にスマートにこれができると、とってもエレガントで素敵な印象に。

衣装選びや披露宴のプログラム準備などで疎かになりがちですが、結婚式当日の立ち振る舞いについてもしっかりと準備をしておきたいところ。結婚式当日に素敵なふたりの姿を大切な方々に見てもらえるよう、プロのアドバイスを参考に練習してみましょう。




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