まずは基本的な姿勢「立ち姿」が重要。“美しい姿勢”をレクチャー
トークショー後には、野原氏によるスペシャルブライダルレッスンが行われた。
「正しい姿勢、歩き方について学んだことがない方がほとんどですよね。その知識がないままボリュームがあるドレスやタキシードを着た時に、素敵な振る舞いができるかというと、やはり難しい。そのため最初に基本的な姿勢、歩き方を学んでいただきます。この基本が出来てから、立ち振る舞いやブーケの持ち方、ベールのアップ・ダウンなどを学んでいくようにしましょう」と野原氏。
■ウエディングドレスやタキシードを着た状態での、基本の立ち姿
①まずは足・踵・つま先を揃えて立ち、しっかりとお尻や内転筋を引き締めて、おへそを2センチメートルほど上げるイメージで骨盤を立てる。前が下がっていると前傾、後ろが下がっていると後傾となるので、手が床に対して垂直になる位置にあるのが理想。
②次に肋骨を体の中にしまうイメージで、グッと引き締める。そして猫背にならないように背中、肩甲骨を引き寄せましょう。
③最後に、くるぶし・腰・肩の上に耳がある状態になるよう、首の位置を後ろに引いてあげましょう。ハイヒールを履くとどうしても重心が前にいきがちですが、必ずくるぶしの上に乗せること。男性は同じ姿勢で、左右の足の間を拳一個分程度あけて立ちましょう。
新郎新婦がふたり揃って腕を組んで立つ場合は、新郎側が左腕の肘と肩を90度に曲げて半歩前に立ち、その新郎の腕を新婦は右手で組み、指先を揃えて腕に添えて立つのが美しい姿勢。こういった基本の立ち姿をしっかりとマスターし、結婚式に臨むとよいでしょう。