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イマドキ男女の結婚観
2015年3月24日

1×1=無限大! 夫婦で力を合わせて「人生の夢」をかなえたエピソード3選


人生には、ひとりではできないことがたくさんありますよね。夫婦は小さくて、だけど最も身近で心強い共同体。世の中には、ふたり三脚で一緒に夢をかなえている夫婦もたくさんいます。例えばタレントの清水国明さんは、現在の奥さんの協力を得て、NPO法人の運営や念願だった無人島暮らしをかなえている様子。このように、実際にパートナーの協力を得て夢をかなえた夫婦のエピソードを3つご紹介します。

■ ドイツパン専門店を開く夢をかなえた!

まずは、念願のドイツパン専門店を開いた夫婦のエピソード。もともとは奥さんの夢だったそうですが、ふたりで色々なお店を食べ歩くうちに、旦那さんもすっかりドイツパンの虜に。結婚してからせっせと貯金に励み、35歳になるタイミングで意を決して、順番に退職。修行のため先に渡独した奥さんを追いかける形で、旦那さんも現地へ渡り、帰国してからめでたく専門店を開店しました。

パン作りは腕のいい奥さんが担当。そのほか、売上管理やアルバイトの採用・育成など、お店の経営面は理系の旦那さんが担当する形でお店は成り立っているとか。ただ美味しいパンを作ればうまくいくか、といえば、そうではないのが店舗経営の難しさ。売上や人材管理のほか、海外からいい粉を取り寄せたり、地域内外に宣伝したりと様々な努力が必要です。奥さんはそうした事務的な作業がとても苦手だそうで、「旦那さんの協力がなかったら、絶対にお店は出せなかった」と感謝しきり。一方の旦那さんも、「奥さんに出会えたおかげで、楽しい夢を共有させてもらった。僕には作る才能がないので、サポートできて嬉しい」と笑顔で語っていました。

■ 子だくさんでログハウスに住む、という夢をかなえた!

続いては、「たくさんの子供と、大きなログハウスに住みたい」という夢をかなえたご夫婦のエピソード。子供が大好きでたくさん欲しいと思いながら、若い頃から恋愛に縁がなく、「仕事に生きる人生しかないのかな……」と思っていたという奥さん。30歳を過ぎた頃、同じく幸せな家庭を作るのが一番の夢だと語る旦那さんに出会い、意気投合。出会って3カ月で結婚し、休日には一緒に庭づくりの勉強。立て続けに4人のお子さんに恵まれます。その間に公務員だった旦那さんが試験を受け直し、他県に引越し。1階はすべてリビングという大きなログハウスを建て、とても賑やかな家庭を築いています。

非正規雇用や晩婚化が進むなかで、「幸せな家庭を築くこと」も誰でもがすんなりとかなえられる夢ではなくなっていますよね。奥さんは、「目指す家族像が同じ人と出会えて幸運でした。最初から恋愛のムードはなくて、家族のパートナーという雰囲気でしたけど(笑)」と幸せそうに笑っていました。

■ 海外で働いて暮らす夢をかなえた!

最後は、海外暮らしの夢をかなえたご夫婦のエピソード。ダンススクールにて知り合ったご夫婦の共通点は、海外好き。当時はサラリーマンだった旦那さんですが、自由業の奥さんの生き方に感銘を受け、自分も夢だった「海外に暮らす人生」をかなえようと一大決心。中欧に渡り、修行をしながら輸入業を開始。奥さんは仕事を続けながら、年の半分は彼の側に行き、現地生活や夢の実現をサポート。5年間の修行ののち、旦那さんは無事、現地で自分の会社を開いたそうです。

「彼女のように理解と応援をくれる人がいなかったら、日本を飛び出す勇気は出なかった」と旦那さんが言えば、奥さんも「私も海外で暮らしたかったからね」と謙遜の笑顔。結婚当初は、超遠距離の結婚生活はやはり寂しいとケンカもしたそうですが、「私も好きなことをしているし、彼にも自由に生きて欲しい、と思って」と奥さん。「彼の所に行こうと思えば行けるような自由のきく仕事をしているのも、何かの縁だ」と考え直し、彼の夢を応援することに決め、季節ごとに彼の元に通う生活をスタート。「日本にいるときはその分、自分の仕事に集中できる」とメリットも見出しながら、現在もこのスタイルを続行。近い将来、彼女も仕事の拠点を海外に切り替える予定だそうです。

お互いの得意分野を生かしながらひとつの夢をかなえた夫婦もいれば、同じ夢を持つことで結ばれた夫婦。そして、お互いに自立しながら、相手の夢を理解して応援している夫婦。みなそれぞれに、「相手がいたからこそかなえられた」と感謝しているのが印象的でした。

世のなかには「一人前になってから結婚する」といったポリシーの方もいますが、ひとりで取り組むより、傍で理解・応援・協力してくれる相手がいたほうが、夢をかなえる力が増すことはあるのかも。人生でかなえたいことがあるみなさんは、できうるならばぜひかけがえのない伴侶のパワーを得て、自身の夢に邁進してみてはいかがでしょうか。

(文/外山ゆひら)

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