結婚指輪の価格が決まるポイント。選ぶ際にはここに気をつけて!
結婚指輪の価格は、素材、ダイヤモンドなどの宝石の有無、そしてリングの幅で決まる。
それぞれの選び方やメリット、デメリットを見てみよう。
■素材
多くの人が地金のみ、あるいは地金メインのシンプルなデザインを購入する結婚指輪。素材は、印象を決める大きなポイントだ。一般的にプラチナとゴールドに分けられる。
・プラチナ:白金と呼ばれる銀白色の金属のこと。ptと表記される。
・ゴールド:主にイエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドの3色に分かれる。金の純度によってK10、K14、K18と表記される。K18は純度75%で、K24(24金)は純金。K14、K10と、純度が低くなるほどより白っぽい色みになる。
プラチナは、よくホワイトゴールドと混同されがちだが、ホワイゴールドよりも上品でやわらかな色合いを持つ。逆にホワイトゴールドは、硬質でクリーンな色合いだ。イエローゴールドやピンクゴールドは、黄味寄りの日本人の肌になじみがよく、手持ちのジュエリーと合わせやすい点でも魅力だ。価格はゴールドより希少性の高いプラチナの方がやや高めの傾向があるが、近年、ゴールドの価格高騰によって価格が変わらないケースもある。
またプラチナとゴールドは重さも異なるので注意したい。重厚感のある指輪が好きな人はプラチナ、軽やかなつけ心地が好きな人はゴールドがおすすめだ。
■宝石の有無
ダイヤモンド、あるいは色石の有無、大きさによっても価格は変わる。どのブランド、ショップも、同じデザインで宝石ありとなしの両方を揃えていることが多いので、価格を抑えたいなら宝石なしを選ぶといいだろう。
■リングの幅
ペアで身につけることを前提とした結婚指輪は、同じデザインで幅のバリエーションを揃えていることがほとんどだ。基本的には2〜3mm幅で、細いほど華奢な印象になるが、指が骨太でゴツゴツしていると悪目立ちしてしまうので注意。「自分にはデザインが似合わない」と思った指輪でも、リングの幅を変えると意外としっくりくることもある。
またブランドによって4mmを超える幅広タイプも展開していて、骨太さんや男性、またファッションリング感覚で身につけたい人にも。
上の3要素に加えてもうひとつ。カスタムオーダーやオプションサービスを付けるかどうかによっても金額が変わってくる。
たとえばフルオーダーや、既製品に好きなデザインや石をプラスできるセミオーダー、裏側に想いを込めた色石をセットするシークレットストーンサービス、また好きな文字や数字を入れられる刻印サービスはほとんどのブランド、ショップが行っている。もしこういったサービスを利用したい場合は費用を確認し、予算にきちんと組み込んでおきたい。