婚約指輪(エンゲージリング)を贈る意味とは? 歴史や現在のカップルの価値観など、婚約指輪の基本を解説

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婚約時に、「婚約指輪はなんで必要なの?」「もらっても意味ないのでは?」と感じる人もいるでしょう。そこでここでは、婚約指輪の本来の意味・役割や歴史、現在のトレンドまでご紹介。婚約指輪を買おうと思っている人も、悩んでいる人も、まずは婚約指輪を贈ることの背景から学んでみてはいかがでしょうか。

婚約指輪を贈る意味・役割を知ろう

プロポーズの時に、パカっとリングケースを開けて贈る婚約指輪……。
そんなイメージが先行しますが、そもそもなぜ婚約指輪をパートナーに贈るのか、本来の意味などを解説します。しっかり理解してから贈る・もらうと、より大切になるはず。

①婚約状態をカタチで表す
婚約している段階では、明確な法的ルールなどは存在しません。そのため口約束の状態ですが、婚約指輪があることにより、「婚約している」という状態を周囲に明示することができます。

「婚約」ってどんな状態? 婚姻成立の方法や、入籍までの流れをご紹介

②婚約の記念となる
婚約指輪は、「婚約」というふたりの人生における大きな節目の記念品となります。また、高価な指輪を贈ることにより、婚約の意思が明確になります。

③資産になる
婚約指輪には高価なダイヤモンドなどがついていることが多いため、資産価値が比較的高い傾向があります。また、アーム部分をリフォームすれば、子孫代々受け継ぐことも可能。家族の歴史を紡いでいくことができます。

資産価値が落ちない、婚約・結婚指輪の選び方

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婚約指輪の歴史・由来は中世ヨーロッパから

結婚の証として指輪を交換する習慣は、諸説ありますがエジプトから始まったと言われています。当時、「結婚」は象形文字の円で描かれ「永遠に途切れぬもの」を表していました。指輪の円形にその意味を重ねて、真実を誓い相手とひとつになることを表現したそうです。さらに、このころからすでに左手薬指に着ける習慣があったとも言われています。

その後の古代ローマでは、結婚よりも婚約が重視されており、その誓いの儀式に鉄の輪が贈られたことから、婚約指輪を贈る習慣が始まったという説もあります。

知ればグッと選びやすくなる! 婚約指輪と結婚指輪の歴史



婚約指輪が日本で広まった経緯

ヨーロッパで広まった婚約指輪を贈る習慣は、明治時代になると日本にも広まりました。

特に、ダイヤモンドの輸入が解禁された高度経済成長期の頃には、今でも根強い人気の立て爪タイプのダイヤモンドリングが一般的となりました。1980年代にはダイヤモンドを取り扱う企業の一つであるデビアスが、「婚約指輪は給料の3ヶ月分」と謳う宣伝をスタート。これにより、日本国内では長い間婚約指輪を購入するときの目安として知られることになりました。

ダイヤモンドはその固さから「固い絆」「永遠の愛」を象徴し、また無色透明な輝きは純粋さを示すため、女性たちのあこがれとなりました。 近年では、立て爪タイプに限らず、エタニティリングや誕生石を使ったリングなどデザインや素材も多様化し、予算やライフスタイルに合わせて自由に選べるようになっています。

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変わりゆく現代の価値観やトレンドとは

マイナビウエディングの調査※によると、プロポーズの際に約57%の人が婚約指輪を贈っている結果に。その他にも、プロポーズリングやルースなどを含めると、約73%の人が「婚約指輪をはじめとしたリング関係の品」であることがわかりました。やはり、現代においてもプロポーズ時にプレゼントするものといえば、圧倒的に婚約指輪派が多いよう。

ただし、婚約指輪を購入したカップルのうち「ふたりで店舗に行った」が58%という結果も。「ひとりで行った」の37%と比較すると、パートナーの意見も尊重してふたりで選ぶケースが、最近では多いようです。

また、サプライズで渡したいけれど「サイズが分からない」「好みのデザインか不安」という人向けに、プロポーズリングやルースというサービスも。

●プロポーズリング
プロポーズ専用のリング。ダイヤモンドだけ先に購入し、仮のアームにセットしてプロポーズ時に使用後、ふたりで店舗にきて好みのデザインの指輪にダイヤモンドをセットすることができます

プロポーズリング特集

●ルース
ダイヤモンドのみのこと。一粒のダイヤモンドでプロポーズした後に、好みのデザインの婚約指輪をふたりでセレクトし、セットすることができます。

プロポーズの最適解⁉ ルースから作る婚約指輪のメリットとは?

※調査:インターネット調査 2024/7/29~7/31
対象:2023/7~2024/6に結婚した20~49歳男女 1160名




左手薬指にはめる理由とは

婚約指輪を左手の薬指にはめる理由は、古代エジプトの言い伝えに由来します。

心臓につながっている左手の薬指は、「愛のパワーが流れている」と考えられていました。永遠に愛し合うことを誓うために、左手の薬指に指輪をするようになったのです。さらに、薬指には「創り出す力」が宿るとも言われていて、円満な新しい家庭を築きたい願いも込められています。

結婚指輪も左手薬指につけるため、両方つける場合は重ね付けとなります。重ね付けした際の見た目にもこだわってセレクトしてみてはいかがでしょうか。

婚約指輪と結婚指輪を重ね付けしよう! 付ける順番から人気ブランド、選び方までご紹介

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宝石がついているのは何故? 種類によって異なる意味をチェック

中世ヨーロッパにおいては、婚約指輪にはサファイアやルビーなどの宝石がよく使用されていました。現在の主流であるダイヤモンドが使用されるようになったのは1400年代後半からだと言われています。

ローマ帝国皇帝になるマキシミリアン大使がブルゴーニュの公女マリーに結婚を申し込んだ際、ドイツのモロルティンガー博士が「不屈の力」「永遠」を意味するダイヤモンドを贈るようアドバイスしました。それ以来、ダイヤモンドは「永遠の愛の象徴」として使われるようになったのです。

現代においてはダイヤモンドは希少性が高く、資産価値もあるため、より婚約指輪にふさわしい宝石として選ばれ続けています。

【カラット別大きさ比較!】ダイヤモンドのサイズはどう選ぶ?

ダイヤモンドを選ぶ際は「4C」を意識してみよう


ただし、婚約指輪は必ずしもダイヤモンドでなくてはならない決まりはありません。
たとえばダイヤモンドの次に硬く“宝石の女王”と呼ばれるルビーや、「一途な想い」という意味をもつサファイア、「夫婦愛」の象徴であるエメラルドなどもオススメです。

【カラーストーンの魅力】自分らしさを大切にする花嫁に選ばれる色石のウエディングリング

さらに、上品な光沢が魅力のパール(真珠)を使用した婚約指輪もオススメ!

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相場や人気ランキング、来店予約など

婚約指輪を買うと決めたら、次は費用や選び方が気になりますよね。後悔のないよう、しっかり比較検討して決めましょう。

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●婚約指輪のブランド、何にすればいい?
指輪のブランドを調べ始めると、たくさんあって迷ってしまいますよね。そこで、マイナビウエディングではランキング形式で人気のブランドをご紹介! ぜひ参考にしてみてください。

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●婚約指輪のデザインを選ぶポイントとは
婚約指輪の基本デザインは、ソリティア(ソリテール)・メレ・パヴェ・エタニティの4種類。下記記事でそれぞれの特徴をおさえて、ぴったりの婚約指輪を選びましょう。

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●指輪を選ぶなら、まずは来店予約を
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