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結婚式の受付係がやることは? 当日の流れや服装のマナーをチェック!

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親しい友人から結婚式の受付係をお願いされたら、快く引き受けたいですよね。ただ、具体的な役割や実際に何をすればよいのか分からないという人もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、結婚式の受付係の当日の流れや服装のマナーなどをご紹介。スマートな受付をこなすためにぜひ参考にしてみて。

新郎新婦から受付係を依頼されたらどうする?

女性たち

そもそも結婚式の受付係とは、新郎新婦や両家の代わりにゲストをお出迎えする役割のこと。ゲストの案内をはじめ、ご祝儀を預かったり、お車代を渡したりなどお金の管理も行う大切な役目です。

そんな重要な役割を依頼されるというのは新郎新婦からの信頼の証。新郎新婦にとっては一生に一度のおめでたい場でのお願いごとなので、よほどの事情がない限り快く引き受けたいもの。

ただし、どうしても引き受けられない際は、なるべく早い段階で理由をキチンと伝え、誠意をもってお断りするようにしましょう。


結婚式の受付係が事前に準備しておくこと

結婚式場

ここからは結婚式の受付係を引き受けたら、事前に準備しておきたいことをご紹介します。



1. 受付係の集合時間・場所をチェック

時計

受付係はほかのゲストよりも1時間ほど前に会場入りする場合がほとんど。ただし、挙式前や披露宴前など結婚式のスタイルによって受付のタイミングが変わってくるので、事前に招待状をはじめ、時間の案内がされているものをきちんと確認しましょう。

また、時間だけでなく、会場に到着したらまずどこに行くべきかという集合場所も明確にしておくと安心です。


2. 受付にふさわしい服装や身だしなみを用意

ドレス

新郎新婦や両家の代わりにゲストをお迎えする受付は、いわば両家の顔と言っても過言ではありません。服装やヘアメイクはカジュアルすぎず結婚式の場にふさわしい身だしなみに整えましょう。

【女性の場合】

ヘアスタイル:
・シニヨンや編み下ろしなどのまとめ髪やハーフアップがオススメ

シニヨンのヘアアレンジを動画で解説
ハーフアップのヘアアレンジを動画で解説

ドレス:
・肩など肌の露出があるときはボレロを羽織る
・花嫁の特権「白」や重たい印象の「黒」は避けるのがベター
(ドレスコードがある場合はそちらに従う)

和装:
・未婚の方は「中振袖」、既婚の方は「色留袖」が◎
・ドレスとはマナーが異なるので「白」や「黒」でもOK
(ただし、新郎新婦の親族が「黒留袖」を着ることもあるので、色が被らないように注意する)

※中振袖とは振袖の一種で袖丈の長さが110cmくらいのものを指し、色留袖とはフォーマルな場面で着る着物のことで、上半身は無地、帯から下に絵羽模様があるものを指します。

【女性編】結婚式・披露宴のお呼ばれ服装・ファッションマナー
神社の結婚式はゲストも和装? 親族や友人など関係性別に服装をご紹介!


【男性の場合】

ヘアスタイル:
・寝ぐせはNG
・清潔感のある髪型を意識する
・目立ちすぎる髪色は避けるのが無難

スーツ:
・基本は「黒」だが、「グレー」や「ネイビー」でもOK
・シャツは「白」はもちろん、「パステルカラー」や「折柄入り」も◎
・ネクタイは「白」または「シルバー」、「パステルカラー」を選ぶ
・スーツの胸ポケットにチーフを入れるとより華やかな印象に

【男性編】結婚式・披露宴のお呼ばれ服装・ファッションマナー


3. 当日の流れを新郎新婦や会場に確認

新郎新婦

結婚式当日の受付係はご祝儀の受け取り以外にも、待合室やクロークの場所を案内したり、新郎新婦から預かったお車代を渡したりなどやることがいっぱい。当日になってすべてを把握しようとすると、混乱する原因にもなりかねないので、これから挙げる内容を事前にわかる範囲だけでも確認するようにしておくと安心です。

▼事前に確認する項目

・一緒に受付をする人の名前と新郎新婦との間柄
(一般的には新郎・新婦側から各1~2名が受付を担当する)

・当日ゲストから預かったご祝儀を「誰に渡すか」「どこに保管する」のか

・受付でお車代を渡すゲストがいるかどうか、いる場合はお車代を預かるタイミングとリストも確認

・車いすなどお手伝いが必要なゲストや、受付後に新郎新婦や両家に取り次ぐ必要のあるゲストがいるか

・当日受付時間までに来ないゲストへの対応について



【挨拶の例文付き】結婚式当日の流れ

1. 会場到着

ハイアット リージェンシー 東京ベイ
Photo:ハイアット リージェンシー 東京ベイ

まずは身だしなみのチェックから。服装やヘアメイクを整えておきましょう。

次に集合場所で会場スタッフに「●●家の受付係です」と声をかけ、到着したことを知らせます。また、受付はご祝儀を預かるという大役を担っているので、面会可能であれば新郎新婦や親族へ結婚式のお祝いを兼ねてご挨拶をしておくとよりていねい。預かったご祝儀を手渡す親族がいれば、最初に顔合わせをしておくとお互いに安心です。

ここでの大前提は遅刻をしないということ。会場までのアクセスを事前に確認しておくことはもちろん、遅延など想定外の出来事にも備えて早めに行動するように心がけましょう。


2. 会場の導線確認

ラグナヴェール TOKYO(LAGUNAVEIL TOKYO)
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Photo:ラグナヴェール TOKYO(LAGUNAVEIL TOKYO)

受付ではゲストから「荷物はどこに預けられますか?」「待合室はどこですか?」など、会場設備について質問されることもしばしば。クロークやお手洗い、待合室などゲストが必要とする設備がどこにあるのか事前に確認しておくとスムーズです。

▼確認しておく導線
・お手洗い
・クローク
・待合室
・更衣室
・喫煙スペース
・授乳室 など


3. 受付係の顔合わせ

ザ・シャンカーラ●アークベルグループ
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Photo:ザ・シャンカーラ●アークベルグループ

自分以外の受付担当者に挨拶をし、新郎新婦や会場担当者から当日必要な芳名帳や筆記用具、お車代やゲストリストなどを受け取り、受付内容の打ち合わせを行います。

▼受付にあるかどうか確認する物
・ボールペンや筆ペンなどの筆記用具
・ゲストが名前を記帳する芳名帳
・預かったご祝儀を納めておくお盆
・ゲストリスト
・受付でゲストにお車代を渡す場合のお車代と渡す人のリスト
・受付を済ませたゲストに手渡す席次表などのペーパーアイテム


4. 受付の役割分担

リスト
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受付の仕事をダンドリよく、スムーズに行うために、受付同士で誰が何をするのか事前に役割分担しておきましょう。

受付の大きな役割としては、
・ご祝儀を受け取り、芳名帳への記入をお願いする
・受付をしたゲストをリストでチェックし、お車代やお手伝いの必要なゲストかどうか確認
・席次表などのペーパーアイテムをゲストに手渡す

などがあります。


5. 受付開始

エレガンテヴィータ
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Photo:エレガンテヴィータ

受付は新郎側・新婦側それぞれで行われる場合がほとんど。受付は新郎新婦や両家に代わってゲストをお出迎えするので、立場的には「両家」としてゲストに接することになります。ここからは、ゲストが受付に到着してからの流れを、会話例を交えながらご紹介します。

①ゲストが受付に到着しご祝儀を受け取る
ゲスト:「本日はおめでとうございます」
受付:「ありがとうございます。お預かりいたします」

このとき、ご祝儀を受け取り、ご祝儀袋の名前からゲストリストに出席のチェックとお車代やお手伝いの対応などが必要ないかどうか確認します。

また、お預かりしたご祝儀袋はある程度お盆に積み重ねて置いておくほうが、おめでたい雰囲気がアップするので崩れない程度に乗せておくようにしましょう。

②芳名帳に記入してもらう
受付:「恐れ入りますが、こちらにご記帳をお願いいたします」

記帳では住所と名前を記入してもらうのが一般的で、受付のピーク時には記帳場が混雑することが多くあります。記帳漏れなどがないように、混雑時にはしっかりとした案内・誘導が必要です。

受付:「記帳が混み合っておりまして、申し訳ございませんがこちらにお並びいただけますでしょうか」


③席次表などを渡し、待合室を案内する
受付:「こちらが本日の席次表です。お名前のある席をご確認ください。待合室がございますので、お式開始まではそちらでお待ちください」

このとき、お車代を渡すゲストには以下のような一言を添えましょう。

受付:「新郎新婦よりお渡しするようにと、ことづかっております」


④受付終了時間にゲストが揃っているか確認
受付終了の時間になって、参列予定のゲストが全員受付完了しているかどうかリストをもとに確認をします。

<参列予定のゲストが全員揃っている場合>
ご祝儀袋と芳名帳は、事前に新郎新婦と確認が取れている親族など、決められた人に直接手渡します。また、会場の担当者に渡す場合は渡す人の名前を確認し、これも直接手渡しするようにしましょう。

<参列予定のゲストが揃っていない場合>
受付終了時刻になっても予定しているゲストが現れない場合は、その旨を会場担当者に伝え、受付代表者の1~2名が受付に残ります。挙式や披露宴が始まる10分ほど前に会場担当者が声をかけてくれるので、それでもゲストが現れない場合には、再度その旨を会場担当者に伝え、ご祝儀袋と芳名帳を事前に確認した親族など決められた人、また会場の担当者に直接手渡しして、受付係も挙式・披露宴の会場へと向かいます。


気を付けたい! 受付係のNG行動

NG

新郎新婦にとって大切なゲストをお出迎えする受付のダンドリやマナーが悪ければ、新郎新婦のおもてなしが台無しになると言っても過言ではありません。ゲストはもちろん新郎新婦にも迷惑がかからないように、以下の項目はしっかりと肝に銘じて行動するようにしましょう。

▼NG行動
・久しぶりに会った友達がいても、受付で長話しをするのは避ける

・ご祝儀を預かるので勝手に持ち場を離れたり、誰もいない状態を作らない

・ご祝儀を預ける人は必ず事前に新郎新婦から続柄と名前の確認を取り、直接受付係が手渡すようにする。間違っても別の誰かに預けるのは絶対NG

・受付で頭がいっぱいになり「自分の受付やご祝儀を出し忘れた!」ということも。ゲストが少ない時間帯に自分の受付を早めに済ませておく



結婚式の受付係に関するQ&A

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Q. 会費制結婚式の場合はどうする?
会費制結婚式の場合はご祝儀の代わりに会費を受け取ります。ご祝儀とは異なり、そのまま現金を手渡されるので金額を間違えないように注意が必要です。
また、会費とは別にご祝儀を受け取った場合は、会費と一緒にせず別々に分けて管理しましょう。

会費制結婚式のメリット・デメリットは?会費相場まで徹底ガイド | パーティ婚・1.5次会特集


Q. ゲストにイレギュラーな対応をお願いされたら?
写真撮影などイレギュラーな対応をゲストからお願いされたときは、自分で対応しようとせず、会場のスタッフに任せるのが◎。
くれぐれも持ち場は離れないようにしましょう。


Q. お礼は受け取ってもいい?
受付を引き受けた場合、新郎新婦からお礼として3,000~5,000円をいただくことが一般的。その際はもちろん受け取ってかまいません。
また、場合によっては新郎新婦のご両親がお礼を用意してることも。その際は一度遠慮した後、それでもくださるという場合はありがたく受け取りましょう。

受付・スピーチを依頼したゲストへのお礼相場やマナー、喜ばれるプレゼントまで詳しく解説!



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