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プロが解説!ブライダルローンとは?メリット・デメリットや審査基準など抑えておきたい基礎講座

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ブライダルローンとは、結婚式や新婚旅行などにかかるお金を貸してくれるローンのこと。「貯金はないけど結婚式を挙げたい」「結婚式にこだわりたい」というカップルにとって心強い味方です。でも実際に借りるとなると、「審査って厳しい?」「金利は高いの?」などわからないことも多いはず。そこで、ファイナンシャルプランナーの鈴木さや子さんに、ブライダルローンの基本から審査内容、金利ごとの返済シミュレーションまで教えていただきました。

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●教えていただいた方
ファイナンシャルプランナー 鈴木さや子さん
mamaTanoマネーサロン代表。
マネー相談、セミナー講演、執筆などを中心に幅広くお金の知識を伝える。

ブライダルローンとは?

結婚にかかるお金を一括で借りられる「ブライダルローン」。挙式・披露宴、婚礼衣装、結婚指輪、新婚旅行、家具・家電、住宅の入居など、使いみちを結婚資金に限定しているため、低い金利で借りられるのが特徴です。

それに対し、使いみちを限定せず自由にお金を借りられるのが「カードローン」。クレジットカードやキャッシュカードを使用して(カードレスの会社もあり)、一定の限度額までは何度でも借りられます。

結婚式場によっては支払い方法が「前払いのみ」でご祝儀をもらう前に支払う必要があるところも多いので、ブライダルローンを利用したいと考える人は少なくないようです。

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ブライダルローンとカードローン、どう違う?【メリット&デメリット】

ブライダルローンとカードローンには、下表のようなメリット・デメリットがあります。大きな違いとしては、ブライダルローンは使い道が限定されて手続きが面倒だけれど、金利が低く、一方のカードローンは使い道が自由で手続きが簡単だけど金利が高いといえます。

もし金利を最優先で考えるならまずはブライダルローンから検討し、もし審査が通らなかったらカードローンという手順を踏むがオススメです。

●ブライダルローンとカードローンのメリット&デメリット
ブライダルローンカードローン
メリット・金利が低い
・結婚式場が提携するローンの場合、直接式場に振り込まれる
・借りる金額を自分で設定できる
・資金使途が限定されているため、借りすぎを防ぐことができる
・結婚資金以外も借りられる
・必要書類が少ない
・申し込みから融資までの時間が短い
・限度額内なら何度でも借りられる
・新規なら契約や借り入れから30日は無金利のところもあり、ご祝儀で一括返済が可能な場合もある
・コンビニやATMで返済できる
デメリット・結婚資金のみに限定されている
・提出書類が多い
・申し込みから融資まで時間がかかる
・所得が不安定な場合は審査が通りにくい
・多めに借りておくことができない
・追加融資を受けられない
・金利が高い
・自分で振り込む返済方法の場合、延滞の危険性も
・何度でも借りられるので、つい借りすぎる


結婚式にかかる費用の基礎知識とは?

ブライダルローンの審査って厳しいの?

ブライダルローンは、カードローンに比べて審査が厳しめ。審査の基準は、細かくはローン商品によって異なります、共通していえるのは「安定した収入があること」が大前提です。また、年齢はほとんどの場合「満20歳以上」が条件ですが、親が審査を通る条件を満たしていれば、親の名義で借りることができます。

また、審査に落ちやすいのは、「年収が低い」「勤続年数が短い」「在籍確認(勤務先への電話確認)ができない」「信用情報の内容がよくない(過去に60日以上延滞した、3カ月連続延滞した、カードを何枚も持っている、他社から借りているなど)」といったケース。

なお、カードローンを契約していると、実際に借りていてもいなくてもその限度額を借りていると見なされてしまいます。他のローンの審査に影響することもあるので、チェックしましょう。

ブライダルローンの金利の相場は?

ブライダルローンの金利は約3〜10%と金融機関によって差があります。また上限金額は300万〜500万円くらいが一般的で、金額によらず金利が一律というところが、カードローンとの大きな違いです。

それに対し、カードローンの金利は1.8〜18%台と、ブライダルローンに比べると金利の幅が大きく、借入額が上がれば金利が下がるのも特徴です。一般的に300万円の借り入れで約7〜8%台です。

ローン商品を選ぶときは、金利はもちろん、繰り上げ返済手数料もチェック。家計に余裕があって多めに返せるとき、繰り上げ返済手数料がなければどんどん返済が進むので、予定より早く完済できるかもしれません。

もしブライダルローンを借りたら……返済はどんな感じ?

最後に、ブライダルローンを借りた場合の返済について解説します。下の表は、ローンを100万円借りて3年で返す場合と、300万円借りて5年で返す場合とで、毎月の返済額と総返済額はいくらになるのかをシミュレーションしたもの。もし300万円を5年で返すときの利息は、金利を3%・5%・7%に分けて比較してみると3%の場合は約23万円、5%の場合は約40万円、7%の場合約56万円もの金額に!

借りる金額が大きいとちょっとした金利の差でも数十万円の違いが出るため、少しでも低金利のローンを選んで短い期間で返済したいものですね。

●100万円を3年で返すケース
金利3%5%7%
毎月返済額29,081円29,971円30,877円
総返済額1,046,924円1,078,952円1,111,575円

●300万円を5年で返すケース
金利3%5%7%
毎月返済額53,906円56,614円59,404円
総返済額3,234,364円3,396,822円3,564,216円

借りるときは、今後の家計のことをよく考えて

ローンを借りるということは、借りなかった場合よりも最終的な出費が増えてしまうということ。特に結婚費用のローンは、まだ家計の管理に慣れていない新婚生活のうちに“返済”という負担が加わることになります。まずは、結婚式の費用を抑える方法やローン以外に頼れるあてがないかということもよく考えて。それでもローンを利用することになった場合は、たくさんのローン商品を比較して、低金利で繰り上げ返済のしやすいものを探してくださいね。


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