プラチナ・ゴールド以外にも選択肢多数! 結婚指輪・婚約指輪の素材の選び方

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結婚指輪(マリッジリング)・婚約指輪(エンゲージリング)の素材はプラチナが一般的と考えられていたのですが、近年ではライフスタイルや好みに合ったさまざまなマテリアルが選べるようになっています。
希少性と安定性で人気のプラチナ、ファッション性と肌なじみのよさが受けているゴールド、アレルギーフリーで着け心地も軽く、独自の発色が好まれているパラジウム・チタンなど、伝統的な金属から、比較的最近登場した新素材まで、それぞれの素材の特徴をご紹介します!

◆目次



婚約指輪・結婚指輪に使われる素材の基礎知識

長年使うことになる結婚指輪の素材はやはりプラチナかゴールドがメイン。中でもプラチナは金属アレルギーの人でも使用できるので、結婚指輪の素材として多く使われています。
シルバーもファッションリングとしては人気ですが、長年使うと黒く酸化してしまうのが難点。
実際、結婚指輪の素材として選ばれるのはやはりプラチナが圧倒的に多いようです。

最近では、プラチナとゴールドのコンビも人気が高いです。 見た目と価格だけではなく、毎日つけるものだからこそ耐久性があり、アレルギーの心配がないものという視点から、変色・変質しないことなどの項目のチェックも必要。 また、結婚という一生に一度のイベント時に購入するものだからこそ、希少性があるものにしたいというカップルもいるようです。



結婚指輪・婚約指輪の王道「プラチナ」特性、特徴

プラチナは品質が安定しているので結婚指輪に一番多く使われています。酸やアルカリ、水銀にも反応せず、熱に強いのが特徴です。素材としてもやわらかいのでジュエリーを作るのにもってこいといえるでしょう。

プラチナはPt900、Pt950などと表示され、数字が大きいほどプラチナの純度が高いもの。純度が高い分、傷つきやすい傾向がありますが、数多くのジュエリーに使われています。ただし、Pt1000で使うとやわらかすぎてすぐに傷だらけになるので多くはPt900などの合金が使われています。 プラチナに混ぜるのはバラジウムやイジリウムがメイン。中でもバラジウムはプラチナと相性がよいと言われています。Pt900と表示されているものはプラチナ90%、バラジウム10%の割合です。

シルバーのように酸化することもなく、またダイヤモンドなど人気の宝石にも相性がいいところも人気のポイント。時間による経年劣化にも強いプラチナは結婚指輪にピッタリの素材といえるでしょう。

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肌馴染みが良く、デザイン性も高い「ゴールド」の特性・特徴

プラチナ同様に婚約指輪・結婚指輪として人気のある素材のひとつ。金は変色や腐食しにくい素材となっており、古代エジプトでは太陽の象徴として崇められた深い歴史のある素材で、ほかの素材に比べ全世界でもっとも流通している貴金属でもあります。

また、金(ゴールド)はそれ自体が価値を持っており、紙幣や硬貨のようにインフレなどで価値が暴落することがありません。市場が確立しているので安定した価値を持ち続けるのも魅力のひとつ。資産のいくらかを金(ゴールド)でもっている人もいます。

金はとても柔らかく、傷がつきやすいためアクセサリーの場合は、基本的には金以外の素材を混ぜて使用されます。含まれる金の量が多い方が価格・価値が高くなります。ジュエリーとしては、ほかの素材より扱いにくいと言われていますが、確かな技術を持った職人が作ったものならば、ほかの素材では見られない重厚な輝きのある指輪ができるのだとか。結婚という特別な機会だからこそ、愛をこめて優しく大切にするという意味をこめ、純金の指輪を選ぶ方も。

純金(金の含有率が100%)は24Kと表記され、これを基準に含有量の割合によって、金製品のカラットが表記されます。K18とは18/24(含有率75%)となり、変色しにくさ、耐久性の高さから結婚指輪・婚約指輪で最も使用されています。14K(金含有率58%)や10K(金含有率42%)などがあります。

また、金と混ぜる素材の割合によって、異なる色合いのゴールドがあります。ホワイトゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールド、レッドゴールド、グリーンゴールドなど微妙な色味の変化を楽しむことができるのも魅力のひとつです。結婚指輪・婚約指輪でよくみられる主なゴールドの特徴を詳しく解説します!

定番素材、イエローゴールドの特徴って?



金75%に銀15%、銅10%のものが一般的にイエローゴールドと呼ばれる素材。
YGと表記され、金色というと、まずこの色を想像するような色味をしています。 ジュエリーとして加工しやすい代表的な貴金属です。銀の割合を多くすると黄色みが強くなり、グリーンゴールドと呼ばれます。プラチナより軽く傷がつきにくいので、日常的に使うファッションジュエリーの素材としても人気です。

色味は名前のとおり、まさに黄金のゴールドといった色味で、身につけると明るい印象になります。高級感があり、パッと華やかですが、日本人の肌になじみやすいので、結婚指輪にイエローゴールドを選ぶカップルも最近増えているそう。また、欧米ではプラチナよりイエローゴールドのほうが結婚指輪としては定番なのだとか。
「悪魔から身を守る」という意味もあるので、末永く続く結婚生活のために縁起をかついで選ぶ方も多いそうです。

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白い金、ホワイトゴールドの特徴




金75%、銀15%、パラジウムかニッケル10%のものを「ホワイトゴールド」と呼ばれています。日本で作られているホワイトゴールドはほとんどパラジウムでの合金です。プラチナに変わる白い貴金属として流通しています。外見がプラチナに似ていて、高級感あふれる素材感が特徴。

手にとってみるとプラチナよりも軽いので、指輪の着用感が苦手だけれどプラチナの色味も捨てがたいと思う人が選ぶことが多いようです。金額もプラチナよりお手頃なので、人気があります。経年劣化による変色もしにくい素材です。

18Kホワイトゴールドにプラチナを含有させたものはブラックゴールドと呼ばれています。またプラチナより硬いので加工がしやすく、凝ったデザインのものが多く制作されています。ヨーロッパやアメリカではプラチナよりもホワイトゴールドが人気だとか。ただ、プラチナと違いホワイトゴールドは白く見せるためのメッキが施されているので乱暴に扱うとメッキが剥がれて地金が見えてしまう可能性もあります。

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近年人気のピンクゴールドとは?



銀と銅の比率が2:8で、さらにパラジウムと微量の亜鉛を混ぜてピンク色を出すのがピンクゴールド。通常の18Kよりも硬いのでジュエリーとして加工をする際に割れやすく、少々サイズ直しが難しいところも。

またの名をローズゴールドやレッドゴールドとも言われています。やわらかい女性らしいニュアンスの色味が人気で、肌写りがよくなると言われています。男性はイエローゴールド、女性はピンクゴールドの組み合わせのペアリングなども特に若い人に人気です。銅の比率をより増やすことで赤みがさらに増し、パラジウムで白くすることでピンクになるので、赤みが強いか白みが強いかがものによって違います。その分、自分の肌にあった素材を選べるのが嬉しいところ。また、ピンクゴールドは愛を象徴する鉱物とも呼ばれています。いつまでも愛し合いたいカップルにはピッタリの素材かもしれませんね。

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最近では、プラチナとゴールドのコンビネーションデザインも最近は多く、高い人気を誇っています。
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こだわりで選ぶふたりにプラチナ・ゴールド以外の素材

独特の発色と存在感「ジルコニウム」



光沢のある銀色の金属で、医療などにも使われるアレルギーフリーの新素材。特殊清掃により、独特の光沢がある青色に発色させることが可能で、チタンによく似た性質を持っていますが、チタンよりも重く、プラチナより軽いので独自の発色と素材の重量感を楽しむことができます。

酸やアルカリに対しても強く、耐食性が高いことから過酷な環境にも耐えられる、とても丈夫な素材。また、発色のバリエーションが多いので人とは一味違うカラフルな指輪を作ることが可能です。内側だけを青くしたり、金色にしたり、表面をグラデーションにしたりとさまざまなアイデアのデザインが多く取り揃えられています。ジルコニウムの発色は塗装や染色とは違う処理をしているので、紫外線による経年劣化などもありません。
ですが、引っかき傷や摩擦などにより色味の変化が起こる可能性も。しかし、色を蘇らせる修理も行われているので安心です。

丈夫で熱に強い!アウトドア好きカップルにおすすめ「チタン」



とにかく普段使いしやすい指輪がいい! という人に最近好まれているのがチタン。
プラチナと同様の強さを持ち、長年にわたって変質しづらい素材です。素材としても軽いので、つけ心地がいいのも特徴。海水や温泉に浸かっても安心で、熱や薬品にも強いのでアウトドア好きなカップルにはピッタリと言えるでしょう。また、チタンには身につけていると疲労回復や運動能力の向上などの効果が期待されるという噂も。健康面が気になる方にもオススメですね。チタンは医療現場でも使用されているもので錆びないため、金属アレルギーの人でも安心です。ただし、難点がチタンはサイズ直しができないところ。プラチナよりも強い硬度をもっているため、再度、加工をするのが難しいのだとか。万が一、指輪が外れなくなった場合、どうなるかが少し不安要素でもあります。チタンで指輪を作る際は、できればオーダーメイドでじっくり考えて作るほうがいいかもしれません。

重厚感・存在感のある新素材「タンタル」



ずっしりとした重さがあり、金属の中でもっともダークな色調をしているのが特徴。
酸や摩擦に強いのでジュエリーに適した金属で、強い硬度を誇ります。しかし、加工が困難なことからタンタルの指輪を作っている会社は限られるそう。また、近年注目されていることから価格が高騰しつつあるようです。青みがかかったダークグレーの色味が大人っぽく、凛とした独特の雰囲気があることから熱狂的に好む人もいるそうです。人体にも無害なので人工骨などにも使用され、高い硬度と摩耗に強い特性からロケットの部品としても使用されています。
タンタルという名前はギリシア神話の神様であるタンタロスから来ています。宇宙で二番目に少ない素材とされるレアメタルのひとつであるため、希少性が高く、自分たちだけのオリジナルな指輪が欲しい人にはピッタリかもしれません。斬新で個性的なデザインとよく合う素材なのでオシャレが好きなカップルにもオススメです。

プラチナに似た風合い、軽くてつけ心地の良い「パラジウム」



チタン、ジルコニウム、パラジウムなどに代表されるレアメタル(希少金属)は医療用にも使われるほど肌に優しく、金属アレルギーの方にも安心なので年々需要が増加中。
特に、パラジウムはプラチナよりも軽くて着け心地が良い上に、白く澄んだ発色が美しいと人気。価格も手頃なものから用意されているので、手に入りやすいのもポイントです。
年を重ねるごとに色が変化していく赤銅を使ったり、何種類もの金属を混ぜたり、複数の素材を組み合わせたデザインにして、世界にひとつしかない指輪を作る方もいるそう。

軽くて丈夫!価格もお手頃な「ステンレス」



プラチナとよく似た見た目のステンレスは、錆びにくい特徴を持ち、シルバーリングと比較しても黒く変色することもありません。高度が高く傷がつきにくい特徴も。また、メスなどの医療用のツールにも使用されている「サージカルステンレス」も指輪の素材に使用されることがあり、金属アレルギーが起こりにくい素材として選択するカップルもいます。お手頃な価格で手に入るもの魅力のひとつです。

素朴さと味わい深さが魅力「木製」リング



プラチナなどの金属素材よりは少し強度にかけますが、その分、一緒に買い換える楽しみもあるとか。また結婚5年目の木婚式でのプレゼントとして選ばれることも多いようです。
黒檀からピンクアイボリーなど色味がさまざまにあり、木の模様がこの世に一つと同じものがない指輪だと感じさせてくれるところが人気。
全てを木ではなく、ゴールドなどに木を入れこんだ指輪を作ったり、象嵌などの伝統技法で蒔絵のような細工を施す人もいるそうです。