どうして彼はなかなかプロポーズしてくれないの? 傾向と対策を聞いてみた!

おつきあいも順調だし、そろそろ結婚の話が出てもおかしくないのに一向にプロポーズされる気配はゼロ。それとなく聞くと「考えてるよ」と前向きそうな答えが返ってくるけど、進展しない。そんなモヤモヤする状況を脱出するにはどうすれば……? 恋に悩める女子の味方として活躍中で、『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)などの著書がある恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表の清田隆之さんに聞いてみました。

■彼が結婚話を避けるのは愛情がないせい?
「“結婚に対して煮え切らない態度を取り続ける彼氏”は、桃山商事に寄せられる相談のなかでも多いテーマのひとつです。結婚する気がないならはっきりそう言えばいいのに、気を持たせるようなことを言うから女性としては踏ん切りがつかない。ずるずる引き延ばされた揚げ句、『好きな子ができたから』と別れを切り出され、ショックを受けたという話も珍しくありません」

つきあっている彼が結婚話を避けるとしたら、「お前とは結婚したくない」という意味だと考えたほうがいいのでしょうか。

「つきあってからどれぐらいで結婚を意識するかは、かなり個人差があると思います。ただ、男性と女性を比べると、男性側は圧倒的にのんびりしています。『出産』のように年齢的なリミットを実感する機会が少ないせいか、“そろそろちゃんと考えなきゃ”と思うタイミングがなかなかこない。30代後半になっても『いずれ考えよう』『きっかけがあれば』と先送りしている輩がゴロゴロいますからね……」

なるほど。彼がアクションを起こすのを待っていると、とてつもなく時間を費やすことにもなりそうです。さりげなく彼の真意を探るのをやめ、明確に意思表示すれば、状況は好転するものですか。

「少なくとも、『結婚のことを考えないとまずい』と自覚するきっかけにはなるでしょうね。『適当にごまかしたら別れを考えますよ』という態度を見せて危機感を抱かせるのも悪くありません。厄介なのは、多少やる気を見せながら結論を先送りするタイプの彼氏。『今の仕事が一段落したら、指輪を見に行こう』と言われたり、親を紹介されるなど具体的なアクションを起こされると、女性はつい期待してしまうようです。でも、じつはそれが単なる時間稼ぎの可能性もあるんです」

つきあっている彼女が嫌いになったわけでも別れたいわけでもないけれど、結婚はまだ考えたくない。
だからこそ、彼女が納得しそうな話をでっち上げ、その場をしのぐそう。タチが悪い……。

■男にとって結婚はカッコ悪い!?
「特にアラサー世代くらいには、いまだにオトコ同士の世界には『結婚して落ち着くのはカッコ悪い』といった妙な価値観が根強く残っているように感じます。ただそれは、『一生独身主義を貫きたい』というほど確固たる意思ではありません。結婚すると独身時代のように自由に飲み歩けなくなるだろうし、経済的負担も重くなるだろうな……と、ぼんやり不安に感じている程度。女性側のアプローチ次第ではコロリと態度を買える可能性も十分ありうると思います」

清田さんのリサーチによると、結婚したがらない男子の多くが気にしているのは「お金」と「自由な時間」。人によってさらなる不安要因を抱えている可能性もありますが、まずはこの2つを軸に攻めるといいそう。

「まず、『お金』については数字でシミュレーションし、結婚後の具体的なイメージを伝えるのがおすすめです。たとえば、二人で暮らせば家賃や食費、光熱費が安く上がるとか、浮いた分をお互いの趣味や飲み会代にあてることもできるとか。結婚したからといって使えるお金がなくなるわけではないし、自由な時間も確保できそうだと思えば、男の漠然とした不安が少しはやわらぐはず。また、結婚している友達の家に遊びに行き、“結婚後”をイメージさせるのもあわせて行うとより効果的です」

さらに、「結婚したい」という意思はできるだけストレートに、しっかり伝えたほうがいいそう。

「遠まわしに伝えるという方法だと、“気付かなかったフリ”をされる可能性がありますし、そもそも本当に気付かないケースも多々あります。どんなに鈍感な男でもわかるぐらいシンプルに意思表示するのがおすすめです。ただし、『どうして結婚してくれないの?』『いつ結婚してくれるの?』と問いただすのは避けた方がいいかも。というのも、責められたと感じた途端、男は逃げ腰になります。その上、 “結婚する・しないを決める主導権は男にある”という勘違いを助長させかねないんです」

では、それでも彼が煮え切らない態度を取り続けた場合は?

「見切りをつける勇気も必要です。人生には「結婚」以上にたいへんなことがたくさんありますよね。恋人が歩み寄っているのに逃げ続けるような男が、いざという場面で役に立つとは思えません。『好きな人と一緒にいたい』という気持ちはどうにも止められないものではありますが、できれば『人生をともに歩むパートナーとして適した相手なのか?』を冷静になって考える時間を持てるといいですね」


(島影真奈美+ガールズ寿ラボ)

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