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神社の結婚式はゲストも和装? 親族や友人など関係性別に服装をご紹介! NGポイントや神前式でのマナーもチェック

神聖で伝統的な「神前式」。たまたま神社の参拝中に遭遇した、という方も多いのではないでしょうか。一方、「実際に参列したことがある」という人は、実は少ないのが神前式。いざお呼ばれしたときに、どのような服装を選べばいいのか、迷うことも多いでしょう。そこでこの記事では、神前式に参列する際の服装の選び方やマナー、注意点について詳しく解説します。
目次
- ■「神前式」とは? まずは内容をチェック
- ■着物でないとダメ? 正しいマナーを知ろう
- ■親
- ■兄弟・姉妹
- ■親族
- ■友人(女性・男性)
- ■季節によって調整が必要なもの
- ■避けたほうがよい、NGコーデ6選
- ■その他、神前式で注意したいマナー作法
【関係性別】神前式の服装
「神前式」とは? まずは内容をチェック

photo:神田明神 明神会館
「神前式」とは、日本の伝統的な結婚式の形式の一つで、神社や神殿で行われる結婚式のこと。新郎新婦が神様の前で誓いを立てるこの特別な儀式は、神聖で格式高い雰囲気が特徴です。
なかなか日常では触れることのない、
●「三々九度の盃(さんさんくどのはい)」
大中小3つの盃で新郎新婦が交互にお神酒を頂き、夫婦の永遠の契りを結ぶ
●「誓詞奏上(せいしそうじょう)」
新郎新婦が、ふたりで夫婦になることを誓う言葉を読み上げる
●「玉串拝礼 (たまぐしはいれい)」
玉串にふたりの心を乗せて神に捧げる
などの儀式を通して、神にふたりの結婚の報告を行います。
所要時間は20~30分ほど。花嫁の美しい和装姿や、境内の中を列を作って歩く厳かな参進の儀、雅楽や巫女の舞など、美しい日本の伝統を感じることができるでしょう。
そんな格式高い神前式にお呼ばれした際、どんな服装でいけばよいのでしょうか。ここでは、新郎新婦の親や兄弟、親戚、そして友人と、関係性別に服装をご紹介。
≫<さらに詳しく> 神前式の流れや費用・衣装・注意点など徹底解説
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着物でないとダメ? 正しいマナーを知ろう

photo:明治神宮・明治記念館
神前式は、日本の伝統的な結婚式のため、新郎新婦の多くが和装を着用します。新郎は紋付羽織袴、新婦は白無垢や色打掛など、最も格調の高いとされる衣装で、普段とは異なる厳かなふたりの姿を見ることができるでしょう。
では、ゲストもふたりにあわせて着物でないといけないのでしょうか? 1900年代から浸透した神前式というスタイルは、もともと家と家との繋がりを深めるための儀式のため、親戚同士が集まって行うものでした。よって着物の和装スタイルが一般的でしたが、現代になって親しい友人も呼ぶケースが増え、フォーマルな洋装スタイルも一般的となりました。
最近では、ホテル内の神殿で行う神前式の場合、新郎新婦が洋装で誓うスタイルも確立されているため、和装でなければならないという決まりはありません。

photo:明治神宮・明治記念館「庭園の儀式殿」は、和装だけではなくドレスにも相性のよい空間で、これまでの神前挙式とはひと味違う演出がかなう
ただし教会式同様、カジュアルすぎないフォーマルなコーディネートがふさわしいとされています。洋装で参加する場合は露出が少ないワンピースやスーツがふさわしいでしょう。
また、着物で参加する場合は、新郎新婦との関係性で着用する着物の格式が変わってきます。次の「【関係性別】神前式の服装」でしっかりと確認したうえで、準備を行いましょう。
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【関係性別】神前式の服装
■新郎新婦の親の場合

photo:明治神宮・明治記念館
神前式の際の親の衣装は、新郎新婦の衣装と同格か、あるいは控えめにするとよいとされています。例えば、新婦がもっとも格式が高いとされる正礼装の白無垢の場合は、父親は黒五つ紋付き羽織袴やモーニングコート、母親は黒留袖やアフタヌーンドレスがよいでしょう。
また、両家で格を合わせることも重要。一方が正礼装なのに一方が準礼装だと、ちぐはぐな印象になります。格を合わせるために、事前に新郎新婦が間に立って両家の親の服装を調整することが大切です。
ちなみに、洋装と和装は必ずしも両家で合わす必要はありません。格式さえそろっていれば、両家間・両親間でバラバラでも問題ございません。昨今は母親が黒留袖、父親がモーニングの組み合わせが主流となっています。
【母親】
<正礼装>
和装:五つ紋付きの黒留袖
洋装:アフタヌーンドレス、イブニングドレス
和装:五つ紋付きの黒留袖
洋装:アフタヌーンドレス、イブニングドレス
新婦が白無垢や色打掛の場合は、正礼装が望ましいでしょう。
<和装>

photo:ホテル椿山荘東京
和装の場合の正礼装は、五つ紋付きの黒留袖に白足袋と草履。黒留袖とは、地の色が黒で裾に金銀をあしらった模様が入った留袖のことで、既婚女性が着用する着物でもっとも格式が高いとされてます。そのため、着用するのは新郎新婦の母親や親族となり、友人などのゲストは着用しないことがマナーとされています。
五つ紋とは、背中と両袖、両胸にそれぞれひとつずつ合計5つの家紋が入っていることを指します。家紋は代々受け継がれたものがあればそれを使用することがふさわしいですが、家紋が不明であっても大丈夫。着物をレンタルする場合など、「五三の桐」など誰でも使用できる通紋などを使うことが多いです。

黒留袖の柄は、一般的に模様の面積が小さく、入っている位置が低い落ち着いたデザインほど、年配の方むけとされています。新郎新婦の母親は落ち着いた格調の高い柄を選ぶと良いでしょう。例えば、鶴亀、松竹梅、鳳凰などの「吉祥文様」などがオススメです。
また、黒留袖にあわせる「袋帯」と呼ばれる帯は、二重太鼓で結びます。この結びには、良い事や慶びがさらに重なるように……との意味が込められているそう。
<洋装>

洋装の場合、昼間はアフタヌーンドレス、夜はイブニングドレスが正礼装とされています。
アフタヌーンドレスとは、肌の露出が少ないドレスで、光沢のない落ち着いたデザインが特徴です。色味はネイビーやブラックなど落ち着いたトーンが望ましいでしょう。上からジャケットを羽織ることで、よりフォーマル感をだすことができます。
一方、イブニングドレスは肌を露出させた華やかなドレスですが、一般的には神前式にはあまり着用されることはありません。
≫結婚式での、親や兄弟・姉妹、親族の衣装はどう選ぶ?
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【父親】
<正礼装>
和装:五つ紋付羽織袴
洋装:モーニングコート、タキシード
和装:五つ紋付羽織袴
洋装:モーニングコート、タキシード
<和装>

photo:住吉大社
和装の場合の父親の正礼装は、五つ紋付羽織袴とされています。母親の五つ紋付きの黒留袖同様、背中と両袖、両胸にそれぞれひとつずつ合計5つの家紋が入っている袴です。
神前式において、母親は着物を選択することが多いですが、父親もあわせて和装にする必要はありません。新郎新婦にも確認の上、ふさわしい衣装をセレクトしましょう。
<洋装>

洋装の正礼装はモーニングコートかタキシードとされています。
モーニングコートとは、短めの前裾から長く作られた後ろの裾にかけて斜めにカットされた黒い上着に、ストライプのスラックスをあわせます。主に昼の正礼装とされ、神前式でよく着用される衣装となっています。
タキシードとは、夜の正礼装で、モーニングと異なり裾が短い衣装です。ただし昨今は、昼夜問わずモーニングを着用するケースが増えています。
■新郎新婦の兄弟・姉妹の場合

photo:住吉大社
【姉妹】
・五つ紋付黒留袖(既婚女性)
・中振袖(未婚女性)
・五つ紋付き色留袖
・フォーマルドレス
・中振袖(未婚女性)
・五つ紋付き色留袖
・フォーマルドレス
<五つ紋付黒留袖(既婚女性)>
既婚の姉妹の場合、母親同様五つ紋付黒留袖での参列が可能です。母娘が黒留袖の場合、格式高く厳かな雰囲気での神前式がかないます。
<中振袖(未婚女性)>

photo:大國魂神社 結婚式場
未婚の姉妹の場合、華やかな中振袖もオススメ。中振袖を着用する場合は、花嫁の色打掛と色が被らないように、事前に確認しておきましょう。
<五つ紋付き色留袖>

新郎新婦の姉妹(既婚者)の場合、黒留袖を着用することが基本ですが、最近では華やかさをプラスするために色留袖を着るケースもあります。色留袖とは、地色が淡い色合いが多く、足元の裾のみに柄が入った着物のこと。格式が高い五つ紋付きがオススメです。
<フォーマルドレス>

photo:少人数専門会場Concept 1/f(コンセプト・エフブンノイチ)
神前式でも、和装で列席する必要はございません。洋装の場合は、ホスト側である親族はフォーマル度の高いものを着用しましょう。例えば、露出の少ない袖のあるロングワンピースなどがオススメです。
≫結婚式のお呼ばれ服装マナー&NGポイント【女性ゲスト向け】
【兄弟】
・黒五つ紋付羽織袴
・礼服、ブラックスーツ
・礼服、ブラックスーツ
<黒五つ紋付羽織袴>
新郎新婦の兄弟が和装を着る場合は、黒五つ紋付羽織袴が望ましいでしょう。ただし、新郎と被るため最近では洋装を選択するケースも多いようです。
<礼服、ブラックスーツ>

新郎新婦の兄弟が洋装を着る場合は、礼服やブラックスーツが望ましいでしょう。ゲストをもてなすホスト側なのでフォーマル度は高めがベストですが、新郎新婦や両親よりはやや格下のものが望ましいです。ブラックのスーツに、白シャツと白(もしくはシルバー)のネクタイ、黒い靴をあわせると◎。
≫結婚式での、親や兄弟・姉妹、親族の衣装はどう選ぶ?
≫【男性編】結婚式・披露宴のお呼ばれ服装・ファッションマナー
■親族(祖父母・叔父叔母・いとこ etc)の場合

photo:フォレストテラス明治神宮・桃林荘
祖父母や叔父叔母、いとこなど、新郎新婦の親戚として参加する場合は、ゲストよりフォーマルな服装で、新郎新婦の両親よりは格が少し下のものを着用しましょう。
女性で和装を着用する場合は黒留袖や色留袖などの留袖、もしくは振袖や訪問着がふさわしいです。洋装の場合は、露出の少ない落ち着いたフォーマルドレスがオススメです。
男性の場合は、多くがブラックスーツを着用します。
神前式ができる結婚式場ランキング ≫
■友人の場合

photo:明治神宮・明治記念館
【女性】
・中振袖(未婚女性)
・訪問着
・フォーマルドレス
・訪問着
・フォーマルドレス
<中振袖(未婚女性)>

photo:大國魂神社 結婚式場
未婚の友人の場合、華やかな中振袖もオススメ。中振袖を着用する場合は、花嫁の色打掛と色が被らないように、事前に確認しておきましょう。
<訪問着>

photo:明治神宮・明治記念館
訪問着とは準礼装に該当し、幅広いフォーマルシーンで着用することができます。色留袖と違い、肩や袖など、上半身にも柄が入っていることが特徴です。未婚・既婚関わらず着ることができるので、友人として参列する際にオススメです。色や柄もバラエティーに富んでいるので、他の友人とあわせるのもステキ! その際は、事前に花嫁の和装と被らないように、相談しておきましょう。
<フォーマルドレス>
洋装の場合は、露出の少ない袖のあるロングワンピースなどがオススメです。カジュアルすぎる洋装は神前式には向かないケースもあるので、NGコーデをチェックしてみて。
≫結婚式のお呼ばれ服装マナー&NGポイント【女性ゲスト向け】
≫神前式で友人の参列はあり? 親族以外も参列OKで大人数の収容が可能な神社・神殿をご紹介!
【男性】
・ブラックスーツ

一般的に男性の友人ゲストは、ブラックスーツで参列することが多いです。白シャツに白やシルバーのネクタイ、黒い靴下に黒い靴をあわせましょう。カバンは黒いクラッチバックなどがオススメです。
≫【男性編】結婚式・披露宴のお呼ばれ服装・ファッションマナー
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季節によって調整が必要なもの

photo:大國魂神社 結婚式場
ホテルの神殿での神前式などは空調が効いていていますが、神社の場合は建物の都合上、空調が完全に効いていなかったり、空調設備がないことも。
夏の場合、暑いとはいえ、ノースリーブや素足での参列はNG。しっかりと水分補給をしながら臨みましょう。
冬の場合、カイロや防寒具は必須。フォーマルなコートやストールを用意していきましょう。
避けたほうがよい、NGコーデ6選
神前式に参列するにあたり、避けたほうがよい服装があります。下記6点に注意して、コーディネートを組みましょう。
❶素足
神社での神前式は、靴を脱いで行います。そのため、素足はふさわしくないとされています。男性は靴下、女性はストッキングを必ず履いておきましょう。ストッキングは破れやすいため、予備をもっていくと安心です。
❷ピンヒール
神社の境内には、砂利道や石畳、凹凸のある道が多くあります。特に新郎新婦をはじめゲストが列になって境内を歩き、神殿に向かう「参進の儀(さんしんのぎ)」では、多くの人の前を歩くことになります。ピンヒールの場合、歩く音が響いて気になったり、砂利に刺さって転ぶ危険も。ヒールを履く場合は、低めや太めがオススメです。
❸毛皮やヘビ・ワニ革のアイテム
動物の毛を使ったファーや、ヘビ・ワニ革を使用したアイテムは、殺生を連想させてしまうため、相応しくないとされています。
❹露出が多い派手な服装
とくに洋装の場合、腕や胸元、足元などの露出が多い服もあるでしょう。格式が重んじられる神前式ではできるだけ避けるのがベストです。露出が気になる際は、上からジャケットやボレロ、ストールを羽織りましょう。神前式の場合、低い椅子に座ったり正座をする場合もあるので、スカート丈も長めがオススメです。
❺白い衣装
白い服装は、花嫁の衣装と被ってしまうため、避けたほうがいよいでしょう。
❻大きな荷物
神社での神前式の場合、クロークがないケースが多いです。できるだけ小さくまとめていきましょう。
その他、神前式で注意したいマナーや作法

photo:住吉大社
神前式ならではのマナーや作法があるので、参加する前にチェックしておきましょう。
❶写真撮影は確認してから
神社によっては、撮影禁止のエリアがあったり、本殿で挙式をしている最中は撮影ができないこともあります。撮影をしたい場合は、事前に神職の方に確認しましょう。
❷途中入場は不可
神前式では、途中入場ができないため、遅刻した場合は参加ができません。また、直前に式の流れの説明があります。余裕をもって集合時間の20~30分前には到着するようにしましょう。
❸挙式中の私語は厳禁
神前式を行っている最中は、私語厳禁となります。格式高い厳かな雰囲気を大切にしましょう。
≫<さらに詳しく> 神前式の流れや費用・衣装・注意点など徹底解説
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